藤沢周平が尊敬していた、山本周五郎の代表作だ。たしかNHKの大河ドラマで取り上げられたと思う。伊達騒動で極悪人の烙印を押されてきた主人公原田甲斐。従来の解釈を退けて、孤独に耐え行動する人間味溢れる原田甲斐を描き上げている。ただ、台本のように描写をしている部分は私は好きでない。今日は大阪への出張。行き帰りのバス中で下巻をじっくり読むことが出来た。