女衒の新三郎と壺振りおりゅうが、人生仕切りなおしをかけ、苦難を乗り越えていく物語。新三郎は苦労を重ねるうち、肚の据わったいい男になっていく。胆の据わった親分衆がまたいいキャラなんだ。山本一力は時代小説で泣かせる作家と云われているが、本当だね。 また、6人で目指したのは久能山東照宮。一度は行ってみたいものだ。