山本周五郎、若年期の「壷」から晩年昭和39年の「ひとごろし」までの10作品を収めている。"武家もの"、"一場面もの"、"岡場所もの"、"こっけいもの"、"平安期もの"とバラエティーに富んだ作品集で読み応えもある。