タイトルから浮かぶのは悪徳高利貸し、だが、これは本当の銭売りの話だ。金貨、銀貨を普段使いの文銭に替え、そこで両替賃を稼ぐ商売、そんなにも儲かるとは思えないけど、江戸には無くてはならない金融業だったようなのです。主人公の賽蔵と思いを募らせるおけいとの駆け引きも面白い。