台風が先ほど通り抜けました。被害も無く一安心、明日は静岡出張だけど、多分これも大丈夫かなと思い一安心しているところです。 さて、表題の小説ですが、「なあんだ、お冬ちゃんも親に産んでもらわなかったほうがよかった口か」冬の夜、貧しい父娘に悪態をつく女の哀しい真意「雪の駕籠」。つむじ曲がりの老人に突然喧嘩を売られた名相撲取り「男の土俵」。内職に精出す下級藩士と浪費家の女房、微禄長屋におきる騒動「土こね記」「五十両騒動」。人情の機微が心に沁みる名作短編集、上記他6篇収録。