ご存知小石川療養所の"赤ひげ"と呼ばれる医長新出去定と若い医員保本登の魂のふれあいを描いている。この小説の主人公は保本であるが、あの黒沢明監督、三船敏郎が赤ひげを演じた映画を無性に見たくなる。そんな快作だ。