カンヌ国際映画祭で是枝監督の『万引き家族』がパルムドールを受賞しましたね。21年ぶり、今村昌平監督『うなぎ』以来ということですから、相当な快挙です。
『万引き家族』で描かれるのは、本当の家族じゃない別の軸で固く結ばれた「疑似家族」ですが、最近のパルムドールだとジャック・オーディアール監督の『ディーパンの戦い』と今回紹介するケン・ローチ監督の『わたしは、ダニエル・ブレイク』で描かれています。前者は . . . Read more
最近ようやく観たい映画が続々と公開されていますが、なかなか観られずヤキモキ。美術館も最近行けてないなー。
今回紹介するのは、2017年にパルムドールを受賞したリューベン・オストルンド監督の『ザ・スクエア 思いやりの聖域』です。
パルムドールはテレンス・マリック監督の『ツリー・オブ・ライフ』以来毎回劇場で鑑賞していますが、高尚な理性を試すようなシナリオ、面白すぎます……ここ数年のパルムドールで最も . . . Read more
ゴールデンウィークも間近ですね。金欠でボーナスが待ち遠しいただけいまです。
今回はロシアの鬼才アンドレイ・ズギャビンツェフ監督の『LOVELESS』の鑑賞録です。前作の『裁かれるは善人のみ』も衝撃的な作品でしたが、本作はより暗澹とした凄まじい作品でした。
《Story》
一流企業で働くボリスと美容サロンを経営するジェーニャの夫婦。離婚協議中のふたりにはそれぞれすでに別のパートナーがいて、 . . . Read more
春ですね。もう2018年も1/4が終わってしまったという…あな、おそろしや!
今年は全然更新できていないのですが、既に最高の一本に出会えたのでお知らせします。ジュリア・デュクルノー監督の『RAW〜少女のめざめ〜』がもうとんでもなく良かった!
《Story》
16歳のべジタリアン、ジュスティーヌは、両親と姉と同じ獣医科大学に入学する。初めて親元を離れて、見知らぬ新しい環境である大学の寮で暮 . . . Read more
カンヌで脚本賞を受賞したヨルゴス・ランティモス監督の『聖なる鹿殺し』を鑑賞してきました。
前作『ロブスター』もカンヌで観客賞を受賞。天才的な脚本を書いてきたヨルゴス・ランティモス監督の新作です。興奮し過ぎて前売券買ってあるのに使わずに鑑賞してしまいました笑
《Story》
心臓外科医スティーブンは、美しい妻と健康な二人の子供に恵まれ郊外の豪邸に暮らしていた。スティーブンには、もう一人、時 . . . Read more
みなさま、遅くなりましたがあけましておめでとうございます。
2018年一発目の投稿ですが、もう一月終わっちゃいましたね。それはつまり、2018年の1/12が終わるということを意味死ています……
今回は年末忙しくて更新できないかった2017年の映画ランキングの発表をしたいと思います。
2017年は少し観る本数減らそうと思っていたのですが、結局新旧合わせて138本の映画鑑賞となりました。Netfli . . . Read more
こんばんは。年の瀬ですっかりご無沙汰でした。忘年会ラッシュ……改めてサラリーマンであることを実感しますね。
最近映画のことをめっきり更新できていなきったので、今回は久し振りに映画の紹介。例のよって例のごとく、今年も終わるというのに去年の作品について書きます。※誰も求めてない
今回紹介するのは、ラージクマール・ヒラニ監督の『PK』というボリウッド映画です。彼の作品だと『きっと、うまくいく』が世界 . . . Read more
おはようございます。徐々に肌寒さが増してきましたね。秋物を着られる期間は短いので嬉しいです。
今回は公開されたばかりの映画、アマンダ・シェーネル監督の『サーミ・ブラッド』の鑑賞録です。実は昨年の東京国際映画祭で観たのですが、あまりにも素晴らしすぎて暫く余韻が取れなかったほどです!
今回漸く一般公開となったのでまた観てきました。パンフレットの装丁がなんともオシャレ……
《Story . . . Read more
おはようございます。いよいよ夏が終わり、涼しい秋の季節がやってきましたね。紅葉には露ほどの興味もありませんが、過ごしやすくなるのは嬉しいです。
今回は、サミュエル・ベンシェトリ監督の『アスファルト』で更新です。
今話題の『エル』で主演を務めるイザベル・ユペールが本作でも主役を演じています。
《Story》
舞台はエレベーターの壊れたフランス、郊外のおんぼろ団地。不器用だが愛すべき6人の男 . . . Read more
こんばんは。先日生誕10000日を迎えたただけーまです。
今回は、ウルリヒ・ザイドル監督の『サファリ』で更新です。
《作品解説》
アフリカの草原。インパラ、シマウマ、ヌー、様々な野生動物が群れている。一方では、白人のハンターたちがジープを走らせ、ブッシュを越え、待機し、ライフルを構える。そして嬉々として獲物を撃つ。人間の根源的な愚かさを鬼才ウルリヒ・ザイドル監督が冷徹に暴き出す、戦慄のド . . . Read more