1/13 東海社会人トーナメント第2試合
伊勢ペルソナFC(三重1位)VS 浜松大学FC(静岡1位)
どちらかといえば肩入れしていた静大クラブが負けたのは残念だったが、
僕の今日のお目当てはこの試合。ペルソナにはいわゆる「声だしサポ」がいる。
予定より40分ほど遅れて開始されたこの試合。
序盤は完全に浜松大ペース。会場で一緒になったかたださんの分析では
完全に練習量の差である、とのこと。
なるほど、個々人にそんなに技術差があるとも思えない、持久力の差があるにしても
それが出るのはもっと後だろう。とにかく浜松大の守備が組織的なのだ。
付け入る隙を与えない。
攻撃も常に数的優位を作ろうとして、ペルソナの最終ラインはバタついている。
しかし水際で食い止め続けているうちにペルソナも浜松大の攻撃にしっかりと
対応できるようになってきた。こうなるとなかなか試合は動かない。
決め手のないまま0-0で折り返しか?と思われた35分ごろ少ないチャンスのうちの
ひとつをものにしてペルソナが先制。
サポーターも歓喜に沸く。5~6人のコアサポーターと
下部組織か何か、とにかくゆかりのありそうな子供たち、という編成。
子供たちの席の後ろにコアサポーターが立つ形となり統率に苦労していたが
このときばかりはみんなで喜びを分かち合っていた。
1-0のまま前半終了。しかしこのまま試合が終わるとも思えない雰囲気。
ペルソナは守りに入らないほうがいい、という感じではある。
後半開始、ペルソナは特に引き気味になることもなく試合に入った。
一方の浜松大、引き続き豊富な運動量で崩しにかかる。
右、左、中央と攻撃のパターンも増やしてきた。
これはハーフタイム時の指示か?
後半5分過ぎ、浜松大が同点に追いつく。
ゆるい浮き球のクロスにしっかりヘディングで反応したようだ。
喜ぶ浜松大。これで仕切りなおしだ。
ここで気になることが。
ペルソナサポにしてみればショッキングなシーンだったのだろうが
彼らはノーリアクションになってしまった。
悔しさで頭を抱えるでもなく、気を取り直してコールでチームを
後押しするでもなく・・・
それは彼らが一時的に「部外者」になってしまったかのようだった。
それでも気を取り直してチームを後押しするコールをする。まずい間ではある。
試合はその後膠着する。心配していたほどの持久力の差は無いようだ。
両チームともサイドバックの消耗は激しそう。飛び出しが少なくなる。
終了間際、ペルソナに決定的なチャンスが訪れる。
ペルソナFWがゴール前中央のバイタルエリアより少し前で浜松大DFと1対1。
これをかわそうとしているところにGKが飛び出すも何とかシュートを放つ。
これが無人のゴールに向って転がるもわずかに左に外れた。
千載一遇のチャンスを残念ながら決めることが出来ず。
2試合続けての延長へ。
その延長前半5分頃、浜松大が勝ち越しのゴールを上げる。
僕は一瞬目を切ってしまい、気づいた時には浮き球がゆっくりと
ゴールマウスに吸い込まれていくところだった。
これで攻めるしかなくなったペルソナは選手交代でそれまでの
4-4-2から3-4-3へシフトし前掛かりになって攻めようとする。
しかし、浜松大のボールキープを崩して攻撃を始めることすらできない。
やはり浜松大が一枚上手だったか。
そして終了間際、自陣コーナーに押し込まれたボールを何とかかき出そうと
しているうちにルーズボールがゴール前まで運ばれてしまい、
ダメ押しの3点目。これで勝負あった。
試合後やはり浜松大の喜びようはすごい。FC岐阜における浜川のときのように
ペットボトルの水をかけ合い、監督を胴上げする。おそらくトップチームでは
ない彼らにとって東海昇格は悲願だったのだろう。歓喜とはまさにこのこと。
ペルソナサポーターは是非その光景を目に焼き付けておくべきだったが
どうだったか?
ここで僕も、居合わせた仲間の岐阜サポーターもその光景を
1ヶ月前の自分たちにダブらせて見ていた。
色々と考えさせることの多い東海社会人トーナメントだったと思う。
この観戦は今後の自分にとってきっと役に立つはずだ。
伊勢ペルソナFC(三重1位)VS 浜松大学FC(静岡1位)
どちらかといえば肩入れしていた静大クラブが負けたのは残念だったが、
僕の今日のお目当てはこの試合。ペルソナにはいわゆる「声だしサポ」がいる。
予定より40分ほど遅れて開始されたこの試合。
序盤は完全に浜松大ペース。会場で一緒になったかたださんの分析では
完全に練習量の差である、とのこと。
なるほど、個々人にそんなに技術差があるとも思えない、持久力の差があるにしても
それが出るのはもっと後だろう。とにかく浜松大の守備が組織的なのだ。
付け入る隙を与えない。
攻撃も常に数的優位を作ろうとして、ペルソナの最終ラインはバタついている。
しかし水際で食い止め続けているうちにペルソナも浜松大の攻撃にしっかりと
対応できるようになってきた。こうなるとなかなか試合は動かない。
決め手のないまま0-0で折り返しか?と思われた35分ごろ少ないチャンスのうちの
ひとつをものにしてペルソナが先制。
サポーターも歓喜に沸く。5~6人のコアサポーターと
下部組織か何か、とにかくゆかりのありそうな子供たち、という編成。
子供たちの席の後ろにコアサポーターが立つ形となり統率に苦労していたが
このときばかりはみんなで喜びを分かち合っていた。
1-0のまま前半終了。しかしこのまま試合が終わるとも思えない雰囲気。
ペルソナは守りに入らないほうがいい、という感じではある。
後半開始、ペルソナは特に引き気味になることもなく試合に入った。
一方の浜松大、引き続き豊富な運動量で崩しにかかる。
右、左、中央と攻撃のパターンも増やしてきた。
これはハーフタイム時の指示か?
後半5分過ぎ、浜松大が同点に追いつく。
ゆるい浮き球のクロスにしっかりヘディングで反応したようだ。
喜ぶ浜松大。これで仕切りなおしだ。
ここで気になることが。
ペルソナサポにしてみればショッキングなシーンだったのだろうが
彼らはノーリアクションになってしまった。
悔しさで頭を抱えるでもなく、気を取り直してコールでチームを
後押しするでもなく・・・
それは彼らが一時的に「部外者」になってしまったかのようだった。
それでも気を取り直してチームを後押しするコールをする。まずい間ではある。
試合はその後膠着する。心配していたほどの持久力の差は無いようだ。
両チームともサイドバックの消耗は激しそう。飛び出しが少なくなる。
終了間際、ペルソナに決定的なチャンスが訪れる。
ペルソナFWがゴール前中央のバイタルエリアより少し前で浜松大DFと1対1。
これをかわそうとしているところにGKが飛び出すも何とかシュートを放つ。
これが無人のゴールに向って転がるもわずかに左に外れた。
千載一遇のチャンスを残念ながら決めることが出来ず。
2試合続けての延長へ。
その延長前半5分頃、浜松大が勝ち越しのゴールを上げる。
僕は一瞬目を切ってしまい、気づいた時には浮き球がゆっくりと
ゴールマウスに吸い込まれていくところだった。
これで攻めるしかなくなったペルソナは選手交代でそれまでの
4-4-2から3-4-3へシフトし前掛かりになって攻めようとする。
しかし、浜松大のボールキープを崩して攻撃を始めることすらできない。
やはり浜松大が一枚上手だったか。
そして終了間際、自陣コーナーに押し込まれたボールを何とかかき出そうと
しているうちにルーズボールがゴール前まで運ばれてしまい、
ダメ押しの3点目。これで勝負あった。
試合後やはり浜松大の喜びようはすごい。FC岐阜における浜川のときのように
ペットボトルの水をかけ合い、監督を胴上げする。おそらくトップチームでは
ない彼らにとって東海昇格は悲願だったのだろう。歓喜とはまさにこのこと。
ペルソナサポーターは是非その光景を目に焼き付けておくべきだったが
どうだったか?
ここで僕も、居合わせた仲間の岐阜サポーターもその光景を
1ヶ月前の自分たちにダブらせて見ていた。
色々と考えさせることの多い東海社会人トーナメントだったと思う。
この観戦は今後の自分にとってきっと役に立つはずだ。