「子育てのこと」というカテゴリーを新設した。3年前に「DT50」というカテゴリーをこしらえて以来だ。その前は骨折に関するカテゴリーだった。なるほど人生は波乱万丈ではある。骨折→バイク→育児という流れには必然性はないだろう。
男女共同参画が叫ばれている現在子育てにも男性の積極的参加が求められているのは重々承知している。しかしながらまかせっきりではないにせよ我が家の場合子育ての主役はやはり嫁だ。だから新カテゴリも子育ての「こと」と一歩引いてみることにした。妥当な結論だと思う。
5/24 大安
何をするにもよいお日柄。まして土曜日ということで息子のお食い初めを谷汲山華厳寺の仁王門に近い老舗の旅館、立花屋で執り行った。こう書くと聞こえはよいが実はあまりお食い初めというものをよく知らなかった。生後100日ごろに「食べることに困らないように」との願いを込めて食事の真似事をするということなのだそうだ。ついでに親族で会食をしこの子の健やかな成長を願うということになる。息子の場合、予定日より早く生まれているということもありすこし遅めのこの日を選んだ。
お義母さまからいただいた赤ちゃん用の食器のセットを持ち込んだが席に通されると息子のお膳は整えられていた。画像の鯛の尾頭付きが息子のお膳の中央にでーーんと乗せられている。真鯛に違いない。この日の早朝市場で仕入れてきてくれたのだそうだ。画像では比較対照がないのでアレだが、大相撲の優勝記念撮影で満面の笑みの白鵬(別に白鵬に限ったことではないが)が右手で持ち上げているようなサイズの鯛ではない。けれど僕達の心の中ではそれにも負けない見事な塩焼きの鯛だった。白鵬のは生だが・・・
参加者の中で一番の年配の男性。僕のおじにお願いしてお箸でつまんだおかずを嫁に抱かれた息子に食べさせるふりをしてもらう。息子はきょとんとしておじのほうを見つめていた。そういえば初対面だ。
「お食い初め」という儀式はこれでおしまい。その後は息子を囲んで楽しい宴のひと時を過ごした。お赤飯があるうえ更に白飯が出てきたりと食べきれない量の料理が出てきて折り詰めにしてウチにもって帰ってきたのだが、赤飯を詰めるのに持ち込んだ赤ちゃん用の食器がちょうどよくて思わぬ形で活用させてもらうことになった。