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今日はおやすみ。テレワークができる職場ではないのであいかわらず貴重な時間なのだが、新型コロナウイルスの外出自粛要請によりすることがない。マスク調達のための行動も今日は一息といったところ。
なにをしようか考えてみたがふと思い出したのが手元にある未開封のPCスピーカー。言わずと知れた「超道楽ガチャで当てたジャンクデスクトップPC 富士通 ESPRIMO D551/DW お値段¥300」でお馴染み、大須の老舗中古パソコンショップ、パウさんで購入したものだ。
FANTECH HELLSCREAM GS201。ヘルスクリーム、「地獄の叫び」である。相当なものに違いない。GS201の「GS」はゲーミングスピーカーの略だろう。かっこいいデザインのアイテムはなんでも「ゲーミング」と称されるのが最近のPC業界のトレンドだ。
お値段は¥300。今や居間で動画専用マシンとして活躍するESPRIMO D551/DWと同じ値段で運命的なものを感じる。ちなみに2月の初めに購入してそのままにしてあったの入手としてはこちらのほうが早い。
箱は白いモデルの商品画像だったが実物はブラック。なかなか精悍なルックスである。上を向いているスピーカーユニットを覆っている金網がわずかに凹んでいる箇所があってそれゆえのジャンク商品ということなのだろう。異存はない。
このスピーカーはUSBポートから電源を取るタイプ。また画面中央のコードをまとめている部品にダイヤルがあって音声を調整できる。設置したらなかなか触れる場所に置けないので、一度音量を決めたらそのままにして後はPC側で音量を調整する必要がある。また、USBによる5V給電で自動的に電源が入るため電源ボタンがない。PCにつなぐことに特化している印象だ。
注目すべきは本体底面。このスピーカーユニットのように見えるのはパッシブラジエーターだ。これ自体は電気的なデバイスではなくスピーカーユニットの再生音につられてブルンブルンと震える。それが低音の増強につながるしかけだ。
ジャンクノートPC5台目のHP 4230Sに接続するとこんな感じ。4230Sは側面にしかUSBポートがなく、ラインアウト代わりのヘッドフォン端子は前面にあるのでケーブルがごちゃごちゃする。快適に使うにはそれぞれが後ろにあるPCのほうがよいだろう。
さて問題の音質だがこれがなかなか表現するのが難しい。YouTubeでいろいろ音楽を聴いてチェックしてみた。スピーカーユニットが上を向いているからなのか高音は耳障りではないもののもうちょっと伸びてもいいかな?という感じ。不満を感じるレベルではない。低音はパッシブラジエーターの効果を感じるのだが、音量による効き方の変化がはげしい。聴く曲ごとにしっくりくるボリュームが違う感じ。これは曲ごとのミキシングやベースの音色に左右されるのだろう。人の声はとくに問題を感じなかったが女声だとやはりボリュームによって印象が変わる感じ。女声の抜けは100Hz付近と深く関わっているのでやはりパッシブラジエーターゆえの特性なのだろう。
全体的には新品購入価格相場¥1500に相応しい品質。それを¥300で入手できたのだから大満足。コードの取り回しの観点からいえば据え置きで使うのが良いと思われ、D551/DWが今のテレビから離れて専用の液晶モニターと接続して使うようなことになったら活躍してもらおうと思う。¥300PCと¥300スピーカーの邂逅はいつになるのだろうか?
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