老朽原発うごかすな!実行委員会Blog

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1年ぶりのアメーバデモ (ニュース 第36号)2021.02.08

2021-02-16 16:21:56 | 老朽原発うごかすな!実行委員会
◆1.15大飯4号機の再稼働に抗議 (ニュース 第34号)

◆1.24大集会 報告とお礼

◆3.20高浜全国集会 案内


■■1年ぶり、2日間のアメーバデモ■■  
 ■2月1日(月)~2日(火)■


去る2月1日(月)~2日(火)、若狭での「アメーバデモ」を実施。
コロナウイルスの蔓延が始まって以来、アメーバデモは1年ぶりだ。
参加者は日帰りを含め延べ12名。1日目は午後3時から雨、2日目は
みぞれ交じりと強風の天候。ひさびさのアメーバデモは初日2万歩を超えた。

関電は、原発工事中のコロナ感染者発生や人身事故、原発マネーの
不正還流問題が不明瞭なまま原発工事を続けていた。この間、私たちは
1泊2日のアメーバデモを中止していたものの、その間、京都、大阪、
滋賀、若狭で「老朽原発うごかすな!」のハチマキを付けた街宣車を走らせ、
街宣車のスピーカーから「老朽原発うごかすな!」を住民に訴えてきた。

また、昨年11月と12月、地元の商工会が高浜町議会、美浜町議会、
舞鶴市議会に対し、40年超えの老朽原発再稼動への請願書を提出。
その請願が議会で審議されるたびに、吹雪などもものともせず、
町役場や市役所前での緊急抗議行動を10回おこないその抗議行動後、
「危険すぎる老朽原発」のチラシを各戸配布する「ミニアメーバデモ」を続けてきた。

■今回のアメーバデモで聞いた声■

 庭先で農機具を触っていた50歳前後の男性にチラシを渡すと、
「40年を目途に作った原発が、40年を超えて安全に動かせるはずがない。
その証拠に原発を動かすたびに事故が起きている。原発が近くにあるから
反対するだけではない。北海道にあっても動かしてほしくない。
自民党は小規模の農業も大切にしてほしい。」

また、道行く70歳代女性は、「私ら原発が来ても何も得をしていない。
原発のゴミだけが残る。」と他所から来た私に話してくださった。
アメーバデモをはじめて7年。原発反対の声は、お会いする方の8割に及ぶ。

昨年11月と12月、髙浜町、美浜町、舞鶴市の議会を傍聴した。
再稼動を容認する議員は、「国策だから」「世界一厳しい規制基準だから」
「町の経済発展に必要」とまったく同じ意見陳述をおこない、
3議会は再稼動に同意した。国策で進められた福島原発は、10年経っても
故郷に帰ることが出来ない大事故を起こし、地元の経済は根こそぎ破壊
された事実を、若狭の住民に責任をもって説明できるのか。

■高浜町が再稼働同意■

髙浜町で自転車を押しながら歩いてきた80歳代男性にチラシを渡すと、
「今、髙浜町長が再稼動同意をしたニュースを聞いた。帰ってこのチラシを
読ましてもらうわ。」と教えてくださった。

原発再稼動には首長や議会の同意がいるが、若狭の原発が事故を起こせば、
再稼動に同意した首長や議員は責任を取るべきだ。地元の同意がなければ
原発は動かない。

関電が約束した再稼動の条件、使用済み核燃料の中間貯蔵の県外への行き場は
いまだ決まっておらず、福井県知事は「議論の入り口には入れない」との立場を
崩してはいない。

危険極まりない46年、45年、44年の老朽原発高浜1,2号機、美浜3号機の
再稼動を許してはならない。

3月20日高浜原発ゲート前、その後、髙浜町の高浜文化会館に結集し、
「老朽原発うごかすな!」の声をあげましょう。
(若狭の原発を考える会  木戸恵子)


■■2月2日、高浜町でアメーバデモ■■
 ■ 雨のため、午前中のみでした■


「若狭の原発を考える会です。関電が近く再稼働させようとしている
危険な老朽原発について最新の情報が詳しく書いてあります。ぜひ読んでください。」
この日はポスティング中に数人の方にチラシを手渡しました。
皆さん「ごくろうさん」「ありがとう」、笑顔で会釈など好意的に
受け取って下さいました。近くに存在する原発に不安を持ち、情報はありがたい
と思っておられる、と感じました。

この日の新聞の朝刊には前日(1日)に高浜町の野瀬町長が
高浜1.2号機について、「原子力の安全性と必要性を総合的に勘案して、
再稼働に同意することにした。」と載っていました。日本の原子力技術は
世界一で、規制委員会の審査に通っているから安全で、万一事故が起こった時は
国が責任をとるから町は心配してない、との理解ですね?

現実には原子力は人類の手に負えない危険物だし、規制委員会はまともに審査
してないし、事故が起こっても国は責任を取らない(福島事故が証明済み)のに・・・。

住民に一番身近な自治体の長が住民の不安に思いを馳せず、安易に目先の利益に
飛びつき、原発に頼らない町おこしを提案する熱意のかけらもないことに
怒りを覚えました。

40年を超えて使用している機械など思い浮かびません。道路や橋梁も
25年ぐらいで大規模補修が必要と聞きます。集合住宅の給排水管も
そのくらいで取り換えます。

しかも他の機械と違って常に高線量の放射線に曝される原発は劣化が凄まじく
取替え不可能な部品もあります。生じた損傷が大きな事故に繋がる可能性が
大きく老朽原発は本当に危険!!それに事故が起これば避難が必要な
「原子力」発電なんて論外です!! またアメーバ参加します!
(若狭の原発を考える会 瀧川恵子)


■■老朽原発40年廃炉訴訟口頭弁論 参加報告 / 名古屋地裁■■

1月28日、名古屋地裁で老朽原発高浜1,2号機、美浜3号機の廃炉を求める
裁判があり、老朽原発うごかすな!実行委員会から6人が、傍聴と前段のミニ集会
に参加しました。

名古屋地裁前で、発言は木原壯林さん


前日27日には同じ名古屋地裁で、
「原発バックフィット・高浜原発3、4号機停止義務づけ訴訟」の
第1回口頭弁論もおこなわれました。

老朽原発うごかすな!実行委員会として、裁判後の報告集会で、
「1・24関電よ☆老朽原発うごかすな!大集会」が成功裏に終わった
お礼と報告、そして「3・20関電よ☆老朽原発うごかすな!高浜全国集会」への
賛同と参加を呼びかけました。

粘り強い裁判闘争と、それを後押しする反原発大衆運動の盛り上がり、この両輪で、
老朽原発再稼働阻止を勝ちとりましょう!
(若狭の原発を考える会 橋田秀美)


★紙版の『老朽原発うごかすな!ニュース 第36号』
 ダウンロードは → コチラ

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