老朽原発うごかすな!実行委員会Blog

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脱原発への背信行為 維新の会(ニュース 71号 / 2022.04.09)

2022-04-23 10:18:59 | 老朽原発うごかすな!実行委員会
5・29(日)うつぼ公園大集会の案内は → コチラ



■■ 維新の変身 ■■
 
3月24日の「電気新聞」は、「関電の発行済み株式の7・64%を保有する、
自治体として最大の株主である大阪市の松井市長は23日、関西電力の
定時株主総会で行ってきた脱原発提案について内容を改める考えを示唆した」
と報じています。事実だとすれば、大阪市民のみならず、脱原発を願う
民意に対する背信行為です。目の前の経済的利益のために「大阪市民を含む
広域の住民に放射性物質汚染を強いることになりかねない原発運転」を
容認しようとしているのです。自治体住民の安心・安全な生活を最優先に
しなければならない地方自治体の首長の原発推進への変節を許してはなりません。

なお、松井市長が代表を務める「日本維新の会」は15日、関電の
老朽原発・美浜3号機、高浜1、2号機の緊急稼働を求める要望を政府に行っています。

今、原発推進派は、炭酸ガス削減を口実にして、また、ロシアによる
ウクライナ侵攻に起因するエネルギー逼迫、東北地震での発電所損傷による
電力不足等を声高に叫んで、原発再稼動に躍起です。
原発は、一旦重大事故を起こせば、住民の生活基盤を根底から奪い去り、
住民に塗炭の苦悩を与えることを、事故後11年を経てもなお収束の見通しも
立たない福島原発事故が、大きな犠牲の上に教えています。
いかなる理由があろうとも、人類の手に負えない原発の推進は許されるものでは
ありません。

危険極まりない老朽原発の完全廃炉を勝ち取り、それを突破口に原発のない、
人の命と尊厳が大切にされる社会を実現しましょう!
(老朽原発うごかすな!実行委員会 木原壯林)


■■4・2 八幡ヒトリデモ■■


8人が参加し各所でアピール行動(京都府八幡市)


■■4・2 脱原発市民ウォークin滋賀(大津市)■■



■■4・3 天神橋筋商店街ヒトリデモ■■

14人参加(大阪市)


■■4・4 鴨川ヒトリデモ■■

8人参加(京都市)


■■ 第21回実行委員会を開催 ■■


22年4月3日 大阪市内

第20回実行委員会以降、コロナ蔓延と、実行委員の中にもコロナ感染者が出たりして、
延期となっていた第21回老朽原発うごかすな!実行委員会が、4月3日、
国労大阪会館にて開催された。

市民運動、労組、政党など今回も多彩な分野から、会場に32人、ZOOMで7人が
参加され、大いに意見交換がなされた。

前回実行委員会では、
5月29日に「原発のない明日を―老朽原発このまま廃炉!大集会inおおさか―」を
開催することを決定したが、「先の衆院選では、原発を争点にできなかった
ことを反省し、大阪地裁での美浜3号機運転差し止め仮処分裁判の行方を見据え、
7月の参院選では、原発が争点となるような「老朽原発うごかすな」大行動を
提起しよう。そして、10月と目される美浜3号機の再稼働を阻止し、
すべての老朽原発廃炉を勝ちとろう!」と、あらためて5・29大集会の
開催理由と意義が確認された。

最近の原発をめぐる情勢について情報を共有したが、ウクライナで示されたように、
戦時には原発が標的になるという事実に皆、危機感を語られた。その後、
5・29大集会をどのような集会にするのか、内容について、多くの意見が出され、
その意見を踏まえて今後実務担当者会議で練っていくこととなった。

また、大集会を頂点として、各地で、ヒトリデモ、スタンディングアピール、
5・29集会に協賛する小集会、アメーバデモ、チラシ配布行動など
工夫を凝らした運動を展開していくことなどが確認された。
実行された行動は、ぜひとも実行委員会に報告していただくようお願いします。

集会会場として、靭(うつぼ)公園が確保でき、会場名が入った新たなチラシと
ポスターもできたので、今後は大いに利用して宣伝活動に取り組んでいきましょう。
(老朽原発うごかすな!実行委員会 橋田秀美)


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福島事故の教訓に 背を向けた裁判官 3.10名古屋地裁(ニュース 70号 / 2022.03.21)

2022-04-01 13:44:10 | 老朽原発うごかすな!実行委員会
■■ 規制委の裁量を広く認め ■■
■ 福島事故の教訓に背を向けた裁判官 ■


関電の高浜3、4号機について、火山噴火規模の想定を当初の2倍以上に
引き上げたことで、規制委が「基準不適合」を認めて設置変更許可申請の
やり直しを求めるバックフィット命令を出しながらも、原発の停止を
命じなかったことに対する違法性を問い、適切な評価・安全確認がされるまで
の間、関電に対し、原発の使用停止を命じることの義務付けを求める裁判で、
3月10日に名古屋地裁(日置朋弘裁判長、佐久間隆裁判官、若林慶浩裁判官)で
判決が言い渡されました。

裁判長の口から発せられた言葉は、たったの2行。
「主文、原告らの請求をいずれも棄却する。訴訟費用は原告らの負担とする。」
その後、即座に裁判官は立ち上がり、踵を返して扉の奥へと消えていきました。
あっという間の出来事でした。

判決では、今回原告となった高浜原発から3㎞~140㎞に住む住民
(福井、京都、大阪、兵庫、愛知の9名)全員に原告適格が認められ、
義務づけ訴訟の要件である「重大な損害を生じる恐れ」が認められたことは
意義ある点でありますが、停止を命じるか否かについては、
大山は活火山ではないから、その危険は切迫していないとして
規制委の主張を認めており、しかも、原告側が噴火による危険が
現実化する蓋然性、危険の程度を立証するべきとしたのです!

安全に欠ける現実的な可能性があることを認めながら、
立証不可能なことを言い、結局は規制委の裁量を広く認めた
本当にひどい判決だと思います。裁判官はその態度と同じく、
福島事故の教訓から背をむけて、逃げたのだと思いました。

弁護団共同代表の河合弘之弁護士は、記者会見の中で、
「せっかくできたバックフィット制度を尻抜けにし、(福島事故前の)
バックチェックと同じような機能しか持たせないことにした。」と
言われました。原発の危険がわかっていながら動かし続け、重大な事故に
至った福島事故の失敗を繰り返すことは許されません。
これからも粘り強く闘っていきます。
(原告共同代表 草地妙子)


■■ 円山公園音楽堂でメモリアル集会 ■■
■ 今中哲二さんが講演、福井からは石地優さんが ■


京都では3月12日(土)に円山公園音楽堂で<バイバイ原発きょうと>の
メモリアル集会が開催。今中哲二さん(京大複合原子力科学研)が
福島の放射能汚染と福島原発の後始末、およびウクライナ問題について講演され、
4本の報告スピーチが続きました。


最初の報告は中嶌哲演さん(福井県小浜市明通寺住職)の予定でしたが、
体調不良のため福井県若狭町の石地優(いしじ・まさる)さんがピンチヒッターとなり、
若狭の原発を巡る「共創会議」などの状況を報告。

その他、宗川吉汪(そうかわ・よしひろ)さんから福島で多発している
甲状腺がんの問題、萩原ゆきみさんらから原発賠償京都訴訟への支援要請、
田中暁(さとる)さんから脱石炭と脱原発で気候危機打開の訴えがありました。
1200人が参加。

コロナ禍でデモは中止になりました。呼びかけ人の構成団体の中には、
組織的な原則(動員的な感じ)でメンバーに参加要請をおこなうところもあり、
そういう事情(動員をかける側の責任)からと推察されるデモ中止の意見に、
僕はデモ中止に賛成しました。

当日「バイバイ原発きょうと」の集会後に
「ロシアのウクライナ侵略を許すな!京都抗議デモ」が企画されました
(戦争をさせない京都1000人委員会)。こちらに参加してきました。
午前中の配付資料セット作業から、チラシ配布ほか、長い一日でした。
(京都脱原発原告団 吉田めいせい)


■■ 原発を止めよう! 核燃サイクルを中止させよう! ■■

3月13日、「2022年さよなら原発 関西アクション」集会に参加しました。
コロナでデモは中止、また、コロナ禍大阪に来ていただくのは、ということで、
福島の菅野哲さんも見合せ。

まず福井から。
宮下正一さんが関西電力と関電旧役員の不正を告発する会が
できた経過と不起訴後の経過報告をしました。

次に神田香織さんの講談。
聞いていて胸が痛くなる熱演でした。「ローマ教皇との運命の出会い」と
題する原発事故で福島から東京へ避難した少年の物語です。
この話は新聞にも報道されたのでご存知の方も多いでしょう。
いじめがあったとは聞いていましたが、神田さんの講演を聞くまで、
ここまで酷いとは。原発はひとたび事故を起こせば、命や暮らしを
根こそぎ奪うだけでなく、幸い生き残った人をも差別で苦しめるものなのです。

続いて、関東からの避難者、下澤陽子さんが発言。

立憲民主党の山崎誠さんが「核燃ゼロ・核燃中止を実現するために」と
題する講演。まずロシア軍がウクライナの原発を攻撃している現実に、
戦争になれば原発が狙われる。3月9日に経済産業委員会で質問したら
「原発は武力攻撃を想定していない」「原発がなくても核ミサイルが
飛んで来たら同じでしょう」と驚きの回答があったそうです。
カーボンニュートラルを口実に原発がまた推進されようとしていることや
革新的原子力と称して小型モジュール炉、高速炉などが推進されようとしていること、
核燃サイクルの動向などが説明されました。あきれる話ばかりでした。

その後に元裁判官の樋口英明さんが会場から発言しました。
「多くの人は原発をエネルギーと考えているでしょう。しかし原発の本質は
国防問題です。54基の原発が無防備に海岸沿いに建てられていますが、
テロは原発を標的にしないという信頼があるのでしょうか?
原発は自国に向けられた核兵器です」と指摘し大きな拍手がありました。

原発廃炉を勝ち取ろう。
(長澤民衣)


■■ 3月12日、京都ヒトリデモ ■■

バイバイ原発集会では、デモがなかったので、15人が京都市内の祇園、鴨川を
ヒトリデモ。たくさんの人にアピールしました。



■■ 3月13日、大阪ヒトリデモ ■■

この日「さよなら原発関西アクション」は集会後のデモが中止されたので、
集会後10人で、中之島から御堂筋を北上してのヒトリデモをおこないました。



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