老朽原発うごかすな!実行委員会Blog

原発うごかすな!実行委員会のblogをお借りしています。
連絡先:saikadouyamete@yahoo.co.jp

老朽原発うごかすな!ニュース (第19号)2020.10.14

2020-10-15 16:20:04 | 老朽原発うごかすな!大集会 in おおさか
■■原発ある限り、フクシマが繰り返される■■
■10.11福島事故を忘れない&老朽原発うごかすな!加古川集会に100余人参加■


9・6大阪集会に続き、またも「10・11加古川集会」も台風の進路に?など
直前まで心配があったのですが、その台風も私たちの熱気を感じたのか外れて
無事開催出来ました。加古川の地では久しぶりの屋外集会とデモでした。

参加者の方からは「コロナでこもっていたけど、久しぶりにコールもして
すっきりした」「たくさん集まったし良かったなー」の声を聞くことが出来ました。
県下各地(尼崎、神戸など)の皆さんの協力があったからこその成功ではないかと
思い感謝の限りです。



メイン報告は2名の方からいただきました。
1人は、福島原発事故で浪江町から避難された菅野みずえさんが、
「原発がある限り、皆さんの明日が(2011年)の3・11になる可能性がある。
同じ苦しみを他の人にさせてはならない。そのためにもすべての原発を
無くさなくてはならい」と訴えられました。 

もう1人は、「老朽原発うごかすな」と若狭湾の原発立地地域で日常的に
チラシ配布、宣伝行動を繰り返している「若狭の原発を考える会」の橋田秀美さん
から訴えてもらいました。橋田さんは、先の9・6大阪大集会のことや、
次の「老朽原発うごかすな月間として11月23日に関電本店出発~
12月9日福井県美浜町への200㎞リレーデモへの協力」などを訴えられました。

その他、連帯のあいさつとして、さよなら原発神戸アクション、労組からは
県職労東播支部、政党からは日本共産党、立憲民主党からもいただきました。

集会後のデモ行進では、「福島原発事故は続いている」
「関電の老朽原発うごかすな!」「原発再稼働反対!」「ワイロよりハイロ!」
「放射能から子どもを守れ!」などを訴え、加古川駅前から中心部約1・8㎞を
歩きました。



また、終了後の「お疲れ様交流会」では当日参加も含め合計22名が
反省と交流をしました。
(脱原発はりまアクション 菅野逸雄)


■■名古屋の「廃炉訴訟」に参加■■
■同日、「原発バックフィット・停止義務付け訴訟」始まる■


10月5日は、名古屋地裁で老朽原発40年廃炉訴訟の口頭弁論期日でした。
「老朽原発うごかすな!」の街宣幕をつけた車で京都から出発。
しかし、この日は、新名神高速が集中工事のためひどい渋滞。
名古屋まで1時間くらい余分にかかりました。

老朽原発40年廃炉訴訟は、関電の高浜原発1・2号機と美浜原発3号機という
老朽原発が対象ですが、提訴時期の違いで、形式上は高浜と美浜の二つの裁判に
分かれています。僕は高浜の方の原告ですが、美浜は何故か原告になっていません
(原告募集の時の懐具合に左右されたか・・・適当(^o^)

高浜の方の法廷は第16回口頭弁論で傍聴席抽選は13時から、
開廷は13時半で、「繰り返しの揺れの審査の欠落」についての弁論が
ありました(藤川誠二弁護士)。

美浜の方の法廷は第14回口頭弁論で傍聴席抽選は15時から、
開廷は15時半で、「新聞の原発関連記事のまとめ」についての弁論でした
(北村栄弁護士)。
傍聴席はコロナ禍で減らされ、抽選は高倍率でした。



なお、この日の午前には、国(規制委)を相手にした
「原発バックフィット・停止義務付け訴訟」が提起されました。
こちらの入廷行進には、道路渋滞のために間に合いませんでした。

バックフィットとは、新しい知見による安全対策を、従来の機器にも
遡及(そきゅう)して(さかのぼって)適用することです。
規制委は、高浜原発3・4号機で、火山灰の降灰対策が規制基準に
適合していないとして追加対策を求めました。

しかし、大山が噴火する可能性は低いなどとして、
運転停止は求めていません。これは、新規制基準のバックフィット制度の
趣旨に反するというのが、今回のバックフィット訴訟です。
規制委のあり方を問う裁判として重要性が高いと思います。
(京都脱原発原告団   吉田明生)




■■老朽原発うごかすな!キャンペーン期間始まる■■
■ リレーデモが始まるまで(10月1日~11月22日) ■


11月23日に始まる
「関西電力本店から、美浜町までの200キロリレーデモ」に先駆けて、
10月1日から11月22日の期間を「キャンペーン期間」とし、
「老朽原発うごかすな!」の声を、9・6大集会の成功の力を背景に
さらに大きくして、実際にうごかさせない現実を生み出しましょう。

実行委員会では、各地の呼応した取り組みをお願いするとともに、
若狭現地でのアメーバデモ、各地の団体へのご訪問をおこなっていきたい
と考えています。

◇第89回脱原発市民ウォーク in 滋賀
10月17日(土)13:30 JR・京阪膳所駅集合

◇老朽原発の危険性とこれからの闘い方
 講師・木原壯林さん (若狭の原発を考える会)
10月24日(土)14:00~16:00
 場所・滋賀県教育会館(参加協力費 500円など)

◇脱原発をめざす東びわこ市民の会講演会
 講師・宮下正一さん(関電の原発マネー不正還流を告発する会事務局長)
10月31日(土)13:00 場所・Gネット滋賀視聴覚室




■■「申し入れハガキ」を出そう■■



コロナ禍下での原発の稼働の停止、老朽原発うごかすなを求めて、
高浜町、おおい町、美浜町、そして福井県の原発立地各自治体の首長への
「稼働への同意をしないよう」申し入れ、
関西電力(株)、原子力規制委員会への申し入れのハガキ運動を
新たにおこなっています。

11月には若狭の原発が、点検などですべて停止します。また、
原発マネーの不正告発を受けて、検察庁が捜査に入ることが決まりました。
こういう状況を絶好のチャンスとして、まず、老朽原発廃炉を
勝ち取りましょう。
「申し入れハガキ」を出そう!


申し入れハガキ(新6種)は →コチラ

「申し入れハガキ」についてのお問い合わせは、
090-9213-7395 木戸まで。


★紙版の『老朽原発うごかすな!ニュース 第19号』
 ダウンロードは → コチラ

facebookイベントページは
https://www.facebook.com/events/330870701519014

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老朽原発うごかすな!ニュース (第18号)2020.10.05

2020-10-07 16:18:30 | 老朽原発うごかすな!大集会 in おおさか
■■ 老朽原発の再稼働 ■■
■地元同意をさせない闘いを■


関西電力は、「安全対策」工事を終えた40年超えの老朽原発高浜1,2号機、
美浜3号機をうごかそうとしています。美浜3号機を来年1月、高浜1号機を
同3月に再稼働させる計画です。

それに先立ち、9月28日には異例のことですが美浜町の原子力事業本部で
取締役会を開催しました。

老朽原発の再稼働には地元自治体の議会や首長の同意が必要です。
関電幹部の金品不祥事などの経緯から、「地元の理解を得ることが
たやすいことではない」との判断が美浜町での取締役会の開催になった
と考えられます。それは関電の「老朽原発をうごかす決意の表明」であり、
「地元への挑戦・恫喝」でもあります。

現に、美浜3号機の再稼働に向けた住民説明会が10月1日美浜町の
笹田地区でおこなわれ、その他の地区でも順次おこなうとしています。

<再稼働などもってのほか>

関電では、規制委員会の認可以降に、認可の過程では想定されなかったトラブル、
事故、不祥事が多発しています。配管の損傷や蒸気漏れの頻発、死亡事故を含む
重大労災事故の続発、幹部の金品不祥事とその上塗り、行き場のない
使用済み核燃料の中間貯蔵施設の候補地の指定なしなどを見るとき、
関電への信頼回復などほど遠いものです。そればかりか、関電には
原発をうごかす能力も資格もありません。老朽原発の再稼働などもってのほかです。

<闘いをやりぬこう>

9・6集会後の9月20日の実行委員会では、ニュース第16号で既報のように、
実行委員会は名前を「老朽原発うごかすな!実行委員会」として継続することに
なりました。実行委員会を受けた22日の実務担当者会議では、リレーデモについて、
名称を「老朽原発うごかすな!関電本店→美浜200㎞リレーデモ」とし、
11月23日(月休)~12月9日(水)に実施することとしました。
11月23日の出発日は関電本店前での出発集会、12月9日の最終日は美浜町役場への申入れ、
関電原子力事業本部を包囲する大集会をおこなうことにしています。
老朽原発再稼働の地元同意をさせない闘いをやりぬきましょう。
(実務担当 T)


■■9月23日、美浜町議会 老朽原発うごかすななどの請願を不採択■■


美浜町に請願書を提出する高木りゅうた高槻市議(8.20)

8月20日に美浜町議会に提出した「新型コロナ禍での老朽原発運転と
再稼働準備工事の停止を求める請願書」は、9月10日、所管の
総務文教常任委員会にて、紹介議員のひとりである松下照幸議員が
請願の主旨説明と賛同理由を述べてくださりました。

当日の傍聴はかないませんでしたが、私たちが傍聴に訪れた9月23日の
本会議では、委員長から請願の審議内容の報告があり、委員会での
賛成、反対意見が述べられました。

◇賛成意見:
①大飯3号機で配管の損傷が見つかったが、関電は放置したまま
 再稼働させようとしている、また定期検査が短縮され作業が過密化しており、
 コロナ感染のリスクもある。再稼働の関連工事を一旦中断するべきだ。
②原発は配管のかたまりで、あらゆる固有振動数が存在し、地震動で破損する
 危険性を指摘されてきたが対処されておらず危険だ。

◇反対意見:
①請願にある油漏れを起こした原発の部位が間違っている。
 軽微な蒸気漏れなのに恐怖を煽る表現はやめるべきである。
②関電は全員にPCR検査をしており、現地視察でも確認しているので
 請願に反対。
③作業現場でコロナ感染はなく、関電はよくやっている。
 再稼働は国策であり、請願に反対。

反対意見の一人は、関電OBの議員さんとのことですが、あまりに
トラブルを軽視しており、他の議員も抽象的な印象を語っているに過ぎない
と感じました。

採決前の河本猛議員の力のこもった賛成討論も及ばず、残念ながら
請願は反対多数で否決されました。しかし当日は私や若狭の原発を考える会の
みなさん以外にも、多くの傍聴があり(関電社員もいたようです)、
町長もかなりこちらを意識していたように見えました。

福井県知事も美浜町長も老朽原発の再稼働について、関電の裏金問題を理由に
「再稼働を議論する段階にない」と消極的姿勢を示しています。 
さらに運動の力で、再稼働の同意断念まで追い込みましょう。
(大阪府高槻市議 高木りゅうた)


■■美浜町での関電取締役会を 「老朽原発うごかすな!」の声が包囲■■


原子力事業本部前での抗議の声(9.28)

9月28日、福井県美浜町の関西電力原子力事業本部で関電取締役会が開催された。
この地では初の開催という。9年半前の福島第一原発事故後、例外中の例外
としか国も認めない40年超えの老朽原発の再稼働策動は、来年1月の
美浜原発3号機が初となる。そして来年3月の高浜原発1号機、
さらに続く同2号機も含め、関電原発マネー問題で非難の的となっている
関電にとって、美浜現地での取締役会の開催は再稼働に向けた突破口としての
アリバイ作りと位置付けたのであろう。
あの福井県知事でさえ、「再稼働に同意できない環境であることに
いささかの変化もない」との趣旨の発言をし続けているのだから。

しかし、9・6大阪大集会を1600人の参加で開いた
「老朽原発うごかすな!実行委員会」の呼びかけに応えた福井や近畿の市民が、
「老朽原発うごかすな!」の横断幕や、色とりどりのノボリ・旗をたなびかせて
会場前で抗議行動を開始した。関電にとってマスコミ各社を案内したのが災いした。
多くの新聞記者が集合し、テレビカメラも配置され、この抗議行動に
フラッシュを浴びせた。

地元美浜町議の松下・河本議員、若狭や京阪神の市民が次々にマイクを握る。
そこに超デラックスな送迎バスが到着し、榊原定征・新会長
(前日本経団連会長・東レ出身)を先頭に事業本部に入場。
ビル内での榊原会長のNHKテレビ会見では、
「老朽原発うごかすな!」などの表のシュプレヒコール音声を完全に拾ってくれていた。

そして表では実行委員会による老朽3原発再稼働準備即時停止申し入れがおこなわれ、
秋晴れの若狭路のデモにうつり、美浜町役場まで約1キロの町内デモ行進をおこない、
「美浜町は美浜3号機の再稼働に同意するな!町民の声を聞け!」と最後、
町役場に向けてシュプレヒコールをおこなった。


関西電力に申し入れ(9月28日、原子力事業本部)

当日午後の榊原会長ら社外取締役と社員との「意見交換会」では、
「いつのまにか原発を動かすことが目的となっていた」
「原子力部門が世間一般の常識から少しかけ離れている」という声が
出たと言う(中日新聞9月29日朝刊)。 

老朽炉廃炉で13年後に若狭から原発全廃だ。
(さいなら原発・びわこネットワーク 稲村守)


美浜町内をデモ「老朽原発うごかすな!」(9.28)

★紙版の『老朽原発うごかすな!ニュース 第18号』
 ダウンロードは → コチラ

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老朽原発うごかすな!ニュース (第16号)2020.09.23

2020-09-26 11:46:20 | 老朽原発うごかすな!大集会 in おおさか
9月6日を 老朽原発廃炉の日に(報告とお礼)→ コチラ

9.6記録映像は → コチラ
賛同いただいた団体・個人 → コチラ


■■ 9.6大集会に、福島から連帯 ■■

今日の大阪の天気予報を見る。台風10号の接近でハラハラですが、
何とか持ちそうですね。良かった!しかしながら…コロナで
東京や大阪行きの実質禁止を仕事先からいわれているため、私は残念ながら
参加できません。泣。

せめてと、9月4日郡山駅前での金曜行動で「老朽原発動かすな!」の
プラカードを作り、連帯のマイクアピールをしました。全4人。

特に私が話していたのは、京都や大阪から「倦まず弛まず」若狭現地に
足を運び、チラシの戸別配布をしてくださった方々の熱意と行動力、
そしてリレーデモのことです。現地の人々の反応が、最初から比べれば
全然違うものとなって良くなってきていることなどに、私たちの運動に
必要なダイジなことが詰まっていると感じているからです。



さて、ご存知のようにフクシマは、健康被害、汚染水・汚染土問題、
中間貯蔵施設、補償打ち切り、被ばく労働、オリンピック、
「復興」キャンペーン…とたくさんの問題噴出で、すべてを枚挙する暇が
ありません。
  
最近の福島での動きを、一つだけ報告させてください。

「トイレなきマンション」の行きつくところ、経済産業省設置のALPS小委員会が
汚染水海洋放出案を出しました。とんでもないことです。
私たちの根気強い議会各派への働きかけ(議員との学習会等も)で、
「風評」被害の文言を入れられるなどもありながら(風評ではなく実害である)、
郡山市議会は、ともかくも全会一致で海洋放出反対意見書を可決しました。

8月末現在で県内自治体21カ所。県漁連断固反対、農林水産団体も。
これから秋の議会でも反対意見はさらに増える可能性ありです。
あきらめずにやってみることですね!

フクシマを繰り返すな!すべての原発を廃炉に!
明日の“その日”のために、コロナを超えて共に力強く歩んでいきましょう。
(原発いらない福島の女たち 黒田節子)


■■福井県高浜町でも呼応した行動が■■


「9.6大集会inおおさか」への福井のみなさんの連帯行動を伝える毎日新聞


■■ 老朽原発うごかすな!と 安定ヨウ素剤の事前配布■■

「彦根・愛知・犬上 原発のない社会をつくる会」は、大阪集会に連帯し
9月6日(日)11時から、彦根城中堀の交差点で、マイク宣伝と
チラシ配布をおこないました。マイクを握った3人は次のように呼びかけました。



いま、原発そのものの良し悪しは別として、2つのことが大事になっている。
1つは、老朽原発を動かさないことだ。隣の福井県では今4つ原発が稼働
しているが、加えて、運転歴45年の高浜1号機、44年の高浜2号機、
43年の美浜3号機の3つを、来年の初めから動かそうとしている。
このオンボロ原発を、更に20年も動かせば事故の危険が格段に高まる。
これだけは止めましょう。

もう1つは、事故の可能性がある限り放射能から身を守る方策をとることだ。
高浜や大飯で事故が起きると、風速4mで、4~5時間で放射性ヨウ素が
彦根に飛んでくる。私たちは、彦根市と愛荘町、豊郷町、多賀町、甲良町
の議会に「安定ヨウ素剤を学校と家庭に事前配布」することを請願している。
放射性ヨウ素が飛んで来るまでにこれを飲んでいれば90%甲状腺ガンを
防ぐことができる。飲んでいなければガンになりやすい。しかも、
1粒10円以下のわずかな予算だ。飲む飲まない、どちらを選ぶのか、
市町の議員さんと首長さんは問われている。この9月4日に甲良町議会は、
この請願を8対2で採択した。

スピーカー音を聞いていたお店の女将さんが出て来たので
「すみません大きな声で」と、安定ヨウ素剤のチラシ2枚を渡すと
「ああそうですか。はい、はい、どうぞ」と好意的な様子でした。
途中、台風の大雨が降りましたが、めげずに宣伝を続行しました。
(彦根・愛知・犬上原発のない社会をつくる会 事務局長 杉原秀典)


■■ 老朽原発うごかすな!大集会に連帯して ■■

自立労働組合連合は結成以来、総会を9月の第1日曜日と決めており、
40年間変わることなく開催してきました。5月17日に予定された集会が
延期になった時から、9月6日の集会には参加できないなぁ、と残念に
思っていました。でも、実際に参加できなくても、ツイッターデモや、
各地での連帯行動もできるよね、というアイデアが流れてくる中、
私たちも何かできるのでは!と思い、ささやかですが、大会終了後に
「老朽原発うごかすな!」のスローガンを掲げて連帯アピールすることに
なりました。



新型コロナの影響で、運動に様々な困難がでていますが、動画配信や、
同時行動などで、それぞれに工夫をこらして、連帯する動きは続いています。
人間が、すべての生物が、安心して生きられる世界を作りたいという情熱は、
どんな壁も乗り越えて心をつないでいくのだと思います。
連帯の力を信じて、これからも共に歩みましょう。
(自立労働組合連合 中央副執行委員長 服部恭子)


■■ 実行委員会が開催され、闘いの継続が決まる ■■

9月20日、「9・6老朽原発うごかすな!大集会 inおおさか」の総括と
今後を決める第7回実行委員会が開かれました。

来年初めにも美浜原発3号機と高浜原発1号機の再稼働を目論む関西電力を前に、
9・6集会の成功は、闘いの始まりでこそあれ、これで終わるわけにはいかない
だろうという代表的な意見のもとに、この実行委員会を続けていくことが
全体の意思として確認されました。
そして名称は「老朽原発うごかすな!実行委員会」とすると。

具体的には、大阪を出発点として、若狭に向かうリレーデモおよび
美浜での集会の実施が大枠として確認されました。
また、その過程の前に、10月1日を期して各地で「老朽原発うごかすな!」と
集会などを企画する期間を「キャンペーン月間」とすること、
本「ニュース」の発行をそのために継続する。
関西電力が取締役会を9月28日に美浜の原子力事業本部でおこなうことに対し、
明らかに(老朽原発再稼働にむけての)地元対策であるということで
緊急の抗議闘争を企画することなどが確認されました。
(M)


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老朽原発うごかすな!ニュース (第15号)2020.09.18

2020-09-22 12:58:54 | 老朽原発うごかすな!大集会 in おおさか

9月6日を 老朽原発廃炉の日に(報告とお礼)→ コチラ


9.6記録映像は → コチラ

賛同いただいた団体・個人 → コチラ

■■老朽原発うごかすな!大集会に参加して■■

台風10号、新型肺炎ウィルスコロナ、熱中症の心配もある9月6日でした。

台風の影響は何とか集会の開始よりは遅くなりそうで、ほっとした気持ちで
奈良を出発しました。うつぼ公園に着いた頃は、誰もが木陰を求めているような
暑さで、参加者は少ないかもしれないなぁと思えました。

デモや集会は楽しくなくちゃと、替え歌を作って、その歌詞を
大きなのぼりに作った仲間の森本忠紀さんが、集会開始前に歌うというので、
奈良の仲間の集合はちょっと早めでした。

プレイベントの音楽が始まるころには、
2月末を最後に様々な講演会や集会が中止になり、久しぶりに会う
関西一円の仲間の笑顔がたくさんありました。

川口真由美さんが他のイベントが中止になったからと
集会開始前のプレイベントでピアニカを演奏して一緒に歌ってくれたことは
嬉しいハプニングでもありました。

この集会への参加を決めてから、実行委員のメンバーが何度も集まり、
奈良での広報活動や、木原さんや中嶌哲演さんとの団体への要請行動を
おこないました。それぞれの組織がおこなっていた脱原発行動を共有し、
老朽原発を何としても止めていかなくてはという力をいただきました。
その思いが力強くデモでのシュプレヒコールに現れていたように感じました。

facebookなどを通して、参加していなかった人たちからも、
「YouTubeで見てたよ」「たくさん集まっている様子でとてもよかったよ」
という声を聞きました。

もちろん集会が成功したからと言って、老朽原発が止まる保証はありません。
原発を止める方向に動かすのは、政治の力でもあると、
脱原発の行動だけでなく日々の政局の動きに目を凝らし、動きを止めずに
行こうと思ったことでした。
(原発ゼロ・被災者支援奈良のつどい実行委員会  堀田美恵子)


■■関西の人たちに 元気をもらいました■■

靭公園の入り口に着いた時点で私の心は明るくなりました。
なぜならこのコロナ下の中で久しぶりに大勢のデモに来ている人たちの
顔が見えたからです。その顔は全員といっていいくらいみんな明るく
エネルギッシュでした。そして演壇で話をする人たちもそうで、
参加者がデモ行進している時もやはりみんな明るくエネルギッシュでした。

東海第二原発の再稼働をとめる会・披田信一郎さん

そのデモ行進はかなりの暑さにもかかわらず、みんなそんな暑さを
ものともせず、それを見ている私も暑さなんて気にならなくなっていました。
そして私が驚かされたのはこれだけではありませんでした。

この次の日、「再稼働阻止全国ネットワーク相談会」にも私は参加したのですが、
その知識レベルと意識レベルの高さにも驚かされました。ここの相談会では
「若狭の原発を考える会」の木原壯林さんのお話しも聞けましたが、
まずその時配られた資料に驚きました。

その資料には一般論的な原発危険論をはるかに超え、原発の危険性を
かなり深くミクロなところまで掘り下げたことも書かれていました。

詳しいことはここでは省きますが、
原子炉の鋼材が脆くなる説明としての「脆性遷移温度」、
原子炉で使われている金属が壊れる説明としての「応力腐食割れ」、
原子炉に使われている配管が壊れる説明としての「エロージョン・コロージョン」
などのことがこの資料には書かれています。 

これらのことは実は私自身が約2年前に、難しい専門書を2か月かけて
読んで習得したことだったのです。このような難しいことはそれこそ
その項目だけで1つの資料にもなり得るものなのです。

また、関電マネーについての具体的な詳しい資料も配られましたが、
その際の説明は他ではなかなか聞けそうにない、かなり詳しいものでした。

私はこういった関西で脱原発運動を頑張っている人たちの知的レベルの高さ、
および、それを達成させる意識レベルの高さも、今回の大阪大集会において
およそ1600人もの人が集まり、大成功を収めた要因なのかな、と思いました。
(とめよう!東海第二原発首都圏連絡会  志田文広)


■■9.6大集会の成功に呼応した各地での取り組み / 福井でも■■

8月8日、コロナの感染拡大が広がる中、9・6大阪集会をやるかどうか
3時間におよぶ議論がおこなわれました。私は、大阪の医療従事者の
「大勢で集まることはさけてほしい」との発言に、人口が少なく世間の狭い
福井県では、「感染すれば町に住めなくなる」と言われますが、
大阪でも同じだと感じました。

このような状況にもかかわらず、集会は1600名以上が集まり大成功を
おさめました。それは、対策工事に土日祝日返上で作業員を動員し、
作業の進捗に影響する傷病の労災隠しを下請けに押しつけ、コロナ感染対策も
不十分なまま再稼働を進める関電に対し、「危険な老朽原発の延命を許さず、
福島の惨禍を繰り返させない」「子や孫の未来を守りたい」と決意した
実行委員をはじめ、多くのみなさんが呼びかけに応えたことにほかなりません。

大阪集会の成功は1600名以上が集まったことにとどまりません。
集会参加者のほとんどがデモに参加して市民にアピールし、
SNSでも発信しました。YouTubeの同時動画配信を見た人からは、
「コロナ禍の中でもたくさん集まって感激した」などの感想が寄せられました。
また、全国で大阪集会に連帯した行動が取り組まれ、関電への抗議・要請行動が
おこなわれました。

福井でも「コロナ禍で大阪の集会に参加することは、家族に反対されているので無理」「参加を呼びかけることに責任がもてない」などの意見が多く出て、
「参加は各自の判断で」と決まりました。そのため、福井から大阪集会に
参加したのは、私が知る範囲では3名でしたが、大阪集会に連帯した行動が、
同日、福井市と原発立地の高浜町でおこなわれ、のべ56名が参加しました。

9.6大集会に呼応しておこなわれた福井駅前でのスタンディング


9月6日、高浜原発前でのスタンディング

今回、コロナ禍の中で新しい運動の創意工夫がされ、運動の規模と質が
大きく広がったことを実感しているのは私だけでないと思います。
11月には若狭の原発がすべてストップします。
こうした運動を今後さらに広げ、若狭の原発の再稼働を阻止しましょう。
(原発住民運動福井・嶺南センター  事務局長・山本雅彦)

★紙版の『老朽原発うごかすな!ニュース 第15号』
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老朽原発うごかすな!ニュース (第14号)2020.09.14

2020-09-17 12:06:39 | 老朽原発うごかすな!大集会 in おおさか
9月6日を 老朽原発廃炉の日に(報告とお礼)→ コチラ

9.6記録映像は → コチラ

賛同いただいた団体・個人 → コチラ

■■お互いのパワーを交換し合い 元気の出る大集会!■■

コロナ禍と猛烈台風10号襲来が重なる悪条件をものともせず、
「老朽原発うごかすな!」を合言葉に全国から続々と大阪うつぼ公園に
仲間が集まってきた。

最初は炎天・灼熱で乾ききった広場には人影がまばらだったが、
開会と同時に周囲の木陰で涼を取っていた沢山の参加者と幟(のぼり)旗が
ドッと広場を埋め尽くし圧巻だった。

ふぇみん大阪の手作りの可愛い旗も見える。
私は「さいなら原発・びわこネットワーク」のブルーののぼり旗を
しっかり握りしめた。

前で青いのぼりを持つのが筆者

司会は二木洋子さん。容赦なく太陽が照りつける特設舞台(車の荷台)の上で
1時間半にもわたり、笑顔で良くとおる声で何十人にも及ぶあいさつ・報告・など
スムーズにテキパキとこなされた。ほんとうにお疲れさま。
どなたかが日除けのため彼女に傘をさしかけていた光景も、
市民の集会らしくて微笑ましかった。

大集会の中身はまさにダイバーシティ(多様性)。
いろいろな団体、運動、立場の人たちが、様々な切り口で
「老朽原発うごかすな!」と熱い言葉で訴えかける。
それぞれの言葉が胸に響き深く伝わってくる。私たちは独りじゃない、
こんなに沢山の闘う仲間がいる。お互いのパワーを交換し合い、
元気が出る大集会になった。

閉会後、御堂筋デモに出発。
滋賀は第1グループで私はバッグを背負い雨傘とのぼり旗を持ち歩き出す。
ふと前を見ると、びっくり! そこにはスニーカーを履き身軽ななりで
小ステッカーをかざし歩く井戸謙一弁護士の姿が。
西山美香さんの裁判でも無罪を勝ち取られ、八面六臂で活躍される超多忙の
毎日なのに、今日1日を全て「老朽原発うごかすな!」に費やしてくださっている、
感激だ。

発言する井戸謙一弁護士

難波を過ぎて突然土砂降りに遭いずぶぬれになった時、恐れ多くも
私ののぼり旗を気さくにサッと持ってくださり歩かれた。
とても嬉しく井戸弁護士の人となりを垣間見ることができた素敵な一瞬だった。
(岡田啓子 / 脱原発市民ウォークin滋賀呼びかけ人・ふぇみん婦人民主クラブ共同代表)
 

■■「連帯」「リスペクト」で 老朽原発うごかすな■■
■■ 総がかり行動に ■■■■■■■■■■■■■■■


9・6老朽原発うごかすな!大集会inおおさか、1600名もの参加で、
集会も御堂筋デモも終えることができた。
コロナ、酷暑、台風など、次から次へ立ちはだかる壁を乗り越えての大集会、
開催準備で長期間にわたり奔走して下さった実行委員会の皆さんに、
心から感謝したい。

当日、私の役割は司会、万が一の時はとピンチヒッターを引き受けていたのだが、
4日前に司会の方のご都合が悪くなり、まさかの「万が一の時」になった。

コロナ禍での初の大集会、しかも連日の酷暑で、どれだけ参加者が
あるのだろうかと私は不安だったが、参加者の皆さんも同じ思いだったと思う。

炎天下のうつぼ公園に集まってこられた方々は、最初は木陰におられ、
舞台前には誰もおられなかった。しかし、開会の時刻が近づくにつれ、
舞台前にのぼり旗を持って集まってきてくださった。

そして、のぼり旗が増えるのに比例して、次から次へと続く発言者の訴えに
参加者の視線が釘付けになっていき、会場の雰囲気が不安から
「そうだ!老朽原発うごかすな!」の自信に変わっていくのが、
舞台からは手に取るように感じられた。

司会者として、こんなに心強いことはなかった。大きな集会は、
準備作業とともに発言者、参加者一人一人で創り上げるものだということを
あらためて実感した。 

2015年の戦争法反対以来、「戦争させない・9条壊すな総がかり行動」が
全国で取り組まれ、安倍政権下での改憲を阻止した。高槻市でも
リスペクトと連帯を大切にして取り組んできた。

関電本店があり電気の大消費地である大阪での今回の集会を一つの橋頭堡とし、
若狭の地元の皆さんとともに、「老朽原発うごかすな総がかり行動」で
若狭の老朽原発を何が何でも廃炉に追い込みたい!

集会の司会をする二木洋子さん


最後に、私が司会をできたのは、実行委メーリングリストを通じ、
会議には参加できないメンバーとも多くの情報の共有をして下さったからだ。
開かれた実行委に感謝!   
(二木洋子 / 反原発自治体議員・市民連盟関西ブロック)


■■参加者一人一人の「意志」に関心を寄せて■■

「お願いだから、大勢で集まることはやめませんか?」
8月8日の実行委員会で、思わず参加者に問いかけた。
その時、大阪民医連の病院診療所では、4月以上のCOVIDー19に対する
緊張感が漂っていた。

** 感染とは全く関係のない症状の方から陽性者が出て、集団感染を
   ぎりぎりのところで食い止めた。

** 病棟で感染経路不明の感染者が現れた。接触、対面したほとんどの
   職員、患者のPCR検査を実施した。

3時間に及ぶ実行委員会の中での議論では「老朽原発うごかすな」の運動の重要さ、
不安、とは言ってもすべてやめてしまうのではなく多角的に・・・などなど、
この運動に対する熱意が伝わってきた。

「感染が広がっているからって、何もしないとどんどん(再稼働は)進んでしまう。
ものの言えない世の中になる。私は嫌だ」という発言に対し「私も嫌だ」と思った。

私は発言するときできるだけ「私たちは」という表現をしないことにしている。
「私は」と言うことにしている。「私は嫌だ」という訴えに強く共感した。

原発ゼロの会・大阪を代表して庄司さん

9月6日、「老朽原発うごかすな集会」は予定通りおこなわれた。
参加の有無や行動の有無はそれぞれの「私」にゆだねられた。
参加者は1600人。自分の意見が集会を小さくしてしまったのではないか?という、
うしろめたさもあったし、どうか感染が起こりませんようにと願う気持ちもあった。
前後日の行動やSNS発信も広く呼び掛けられた。


意志を表示することをこんなに悩んだことはあまりなかった。
参加者一人一人の「意志」に深く関心を寄せることができたことは、
これからの仕事と運動の貴重な経験になった。

大阪市で暮らすものの責任だと思うし、原発立地の人々の人権侵害を
止めなければならない。これからも微力ながら「老朽原発動かすな」の運動と
「原発をなくす」運動にしっかりと「私は」参加してゆきたい。
(庄司 修 / 原発ゼロの会・大阪 事務局長)


★紙版の『老朽原発うごかすな!ニュース 第14号』
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『関西電力あてハガキ』は → コチラ

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