老朽原発うごかすな!実行委員会Blog

原発うごかすな!実行委員会のblogをお借りしています。
連絡先:saikadouyamete@yahoo.co.jp

仮処分申し立て却下(12月20日 大阪地裁)

2022-12-25 09:02:26 | 老朽原発うごかすな!実行委員会
「超危険!美浜3号もう廃炉」を訴え 関電包囲全国集会(12月4日)、報告は →コチラ


12月20日
三権分立、民主主義の危機
大阪地裁「美浜3号機、運転禁止仮処分」 申立てを却下  


大阪地裁前 2022.12.20



不当決定に抗議  大阪地裁前 2022.12.20


福井、滋賀、京都在住の9人が大阪地裁に申し立てていた「老朽美浜 3号運転禁止仮処分」は、
7月末に最後の審尋 月末に最後の審尋を終え、早期の決定申し渡が求められていました。

しかし、 大阪地裁は 4カ月以上 カ月以上も経た12月 2日になってやっと「12月12日~20日の間に決定を出す」と
不可解な予告をし、また決定の交付日時を12月20日午後2時確定して発表たのは 交付 の前という、
異例の暴挙をおこないました。司法の公共性・公正性を放棄し、申立に注目する人々を翻弄すもので、怒り禁じ得ません。

▼原発推進に暴走する岸田政権に追従し、司法の独立性をかなぐり捨てた大阪地裁

12月20日の決定で、大阪地裁は標記仮処分の申し立てを却下しました。
以下に、大阪地裁決定の概要を述べますが、決定は「却下を決めておいて、理由を後付けした」ものであり、
「原子力規制委員会(規制委)の審査を追認するだけでなく、関電の言い分をそのまま認め、
ことごとく関電を救済している」ものです。

裁判官自らは、何らの判断を示さず、司法の役割と責任を放棄した決定です。
裁判官にとっては、福島原発事故の悲劇は忘却の彼方であり、現政権に忖度することのみが関心事であると推量されます。
詳細は「脱原発弁護団全国連絡会」のホームページ
http://www.datsugenpatsu.org/bengodan/news/22-12-20/
に掲載の、決定要旨、決定書、弁護団声明をご覧ください。

▼申立人、関電の主な主張と決定内容

① 原発老朽化について

(申立人)
 老朽化に伴って設備や機器が想定外に劣化し、重大事故を起こす可能性が高い。

(関電)
 点検・管理で劣化状況を調べ、部品を取り換え、60年運転になっても安全性は十分に
 確保している。

(決定)
 関電は新規制基準が求める対策を実施している。原子力規制委員会の審査も問題ない。

② 地震対策について

(申立人)
 原発の耐震設計で想定する基準地震動には、原発周辺の活断層の影響が
 正確に反映されていない。原発から約1 kmに活断層があり、真下には破砕帯が通り、
 地盤にずれが生じる可能性がある。

(関電)
  震源想定の断層の長さや面積は、大きく見積もって基準地震動を策定している。
 活断層は影響を考慮する距離ではなく、破砕帯は12万年~13万年前以降
 活動しておらず、将来動く可能性はない。

(決定)
 活断層は考慮する距離ではないとした規制委の判断や、関電の破砕帯についての
 評価に不合理な点はない。

③ 避難計画について

(申立人)
 避難場所や経路に他の原発周辺エリアが含まれ、巨大地震での多発的原発事故を
 想定したルートが策定されておらず、避難計画の設定に実効性がない。

(関電)
 国の原子力防災会議で「具体的かつ合理的」と了承され、国や自治体との
 防災訓練で実効性は向上している。

(決定)
 具体的な危険性について十分な証明がない。避難計画の不備も認められない

▼不当決定 を許さない! 怒りの声 噴出

「老朽原発うごかすな!実行委員会」は、 決定交付の日時が12月 20日午後2時と判明した直後( 19日午後)か ら、
あらゆる手段を駆使して、かねてより準備しきた行動への参加を呼びかけ、実行しました。

20日、11時、 関電本店前に有志十数名が集合し、大阪地裁までのヒトリデモ、地裁までのヒトリデモ
(各人が数10m離れて歩くデモ:集団示威行為ではない)を敢行しました。
旗、幟、プラカードを掲げ街宣文をスピーカースピで流しながら 「老朽原発うごかすな!」を道行く人に訴えましたが、
スマホを向けたり、手振って声援くださる人に励まされました。

12時からの大阪地裁前段集会には、福井、関西、名古屋、東京などから決定を見守ろうと約120人が結集し、
申立人や弁護団から語られる、 仮処分申し立ての経緯や、決定に寄せる思いなどに耳を傾けました。

多くのマスコミがカメラを構える中、出された旗には「不当決定ゆるさず、即時抗告へ!」 「決着は大阪高裁だ!」の文言が・・・・・

一同落胆ため息漏れる中、カメラシャッターを切る音が響き渡りました。

弁護団から簡単な報告を受けた後、「大阪地裁は美浜3号事故の責任が取れるのか!」
「司法の原発政策への忖度を許さないぞ!」など怒りのシュプレヒコールで大阪地裁決定を糾弾しまた。

その後、記者会見と報告へ向かう人以外(約30人)は抗議行動のため関電本店に向かいました。

関電前では、冷たいビル風が吹く中、不当決定への怒りのシュプレヒコールをたたき つけ、
原発に固執し、トラブル頻発、原発マネー不正還流など関電の腐敗した体質を糾弾するアピールが続きました。
最後に「決定に一喜憂一喜憂することなく、更なる『老朽原発うごかす!』の大行動を」と誓い合 いました。

12.20行動にご参加、ご支援いただきました皆様、ありがとうございました。
仮処分申し立て人、弁護団は大阪高裁へ即時抗告を決定しました。
市民運動と裁判闘争が結合した大きなうねりを創造し、原発のない人命と尊厳が大切にされる社会向かって前進しましょう!

老朽原発うごかすな!実行委員会



入廷行進 大阪地裁前 2022.12.20

当日の記録映像は → コチラ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

カンパ振り込み先(郵便振替)
口座記号・番号: 00990-4-334563
   加入者名: 老朽原発うごかすな!実行委員会

◆カンパをお寄せくださったみなさま(団体名)→ コチラ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
トップページに戻る

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

決定の交付は 12月20日 14時 美浜3号運転禁止 仮処分 / 正午、大阪地裁前にお集まりください

2022-12-14 13:53:55 | 老朽原発うごかすな!実行委員会
「超危険!美浜3号もう廃炉」を訴え 関電包囲全国集会(12月4日)、報告は →コチラ


緊急連絡 <美浜3号運転禁止仮処分>

決定書交付は12月20日(火)14時となりました。


当日は以下のような行動になります。

正午、地裁前の公園に集まってください。決起集会を開いて、14時を迎えたいと思います。

14時に交付の後、旗出し。

その後、地裁前の公園で短時間の報告集会。

報告集会終了後、三々五々、関電本店前に移動。関電前で、1時間程度の集会。

上記行動は勝っても負けても同一です。よろしくお願いします。
大阪地裁へのアクセス → コチラ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
20日大阪地裁前で、際限の無い老朽原発の再稼働と
運転延長にストップをかけるため声をあげよう!


2022年12月14日 申立人共同代表 山本雅彦

 ・・老朽美浜3号運転禁止仮処分裁判について、大阪地裁は、12月20日(火)に決定書を交付すると発表

12月8日、経済産業省の審議会(1)は、原発のリプレース(建替え)や運転期間延長などを内容とする行動指針案を決定し、国会審議も行わず、年内に決定しようとしています。特に、「既設炉の最大限活用」(2)では、現在の「原則40年・最大60年」という運転期間を、「安全対策」などで停止していた期間は運転期間から除外できるとし、60年超え運転を可能にします。さらに、「一定期間に制度を見直す」(2)と明記し、運転期間上限を撤廃することを狙っています。

こうした際限の無い老朽原発の再稼働と運転延長にストップをかけることができるかが最大の争点となっている裁判が、大阪地裁に提訴された、美浜原発3号機の運転差止めを求める「老朽美浜3号機運転禁止仮処分」裁判です。

昨年(2021年)6月21日、住民ら(福井7名、滋賀1名、京都1名)が関西電力に対して、美浜原発3号機の運転差止め仮処分を大阪地裁に申し立てし、7月4日までに5回の審尋期日が開かれ、審理されてきました。

その裁判について12月13日、大阪地裁保全部秘書官より、「決定告知日が12月20日(火)である」との連絡がありました。しかし、時間については、午前か午後かについても明らかにしていません。決定書交付の準備が整ったら、双方代理人に連絡するとのことで、井戸弁護士が、時間をはっきり示すよう強く申し入れたところ、「前日になれば、時間を指定できるかもしれない」とあいまいにしたといい、不可解極まりない事態です。

裁判体(裁判所側)が何を考えているのか不明ですが、いよいよ裁判所の判断が示されます。申し立てが認められれば、直ちに美浜原発の運転は停止となります。

この裁判の申立人らも参加する「老朽原発うごかすな!実行委員会」(反原発オール福井連絡会も加入)は、決定書交付の12月20日に、決定書を受け取るための入廷行進の前より、大阪地裁前で「前段集会」を開催し「美浜3号うごかすな!」を訴えます。決定書を受け取り、旗出しの後には、地裁前で、弁護団からの簡単な報告を受け、集会参加の一部は、関電本店前に移動して「老朽原発うごかすな!」を訴える集会を開催します。また、集会参加の一部で、記者会見および報告集会を開催します。(会場は、大阪中央公会堂か堂島ビルヂングのどちらか)

市民運動と裁判闘争が結合したたたかいいによって、原発のない、人の命と暮らしが大切にされる社会にするため、ともにたたかうことを呼びかけます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
トップページに戻る
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「超危険!美浜3号もう廃炉」を訴え 関電包囲全国集会(12月4日)

2022-12-10 16:49:18 | 老朽原発うごかすな!実行委員会


「老朽原発うごかすな!関電包囲全国集会」& 御堂筋デモ

12月4日(日)13時、関電本店周囲は「老朽原発うごかすな!」の怒りと熱気に溢れた。
900人が集まった集会は、シュプレヒコールから始まった。

◆主催者あいさつで中嶌哲演さんは
「首都圏や関西への電力供給のために福島や若狭に原発が押し付けられた理不尽」
「被ばくを強いる避難計画の不合理」「老朽原発運転の危険性」を強調した。



◆井戸謙一弁護士は、
①大阪地裁での「美浜3号機運転差止仮処分」裁判の決定が2カ月以上も遅れて
12月中旬に出されること、この裁判と決定の遅れの原発情勢への影響、
②12月1日に大阪地検が「関電幹部の金品受領」「不正・不適切な発注」
「役員報酬減額分、追加納税分の補填」のすべてを「嫌疑不十分」で不起訴
としたことの不当性、
③関電、中部電、中国電、九電が顧客獲得に関するカルテルを結んで、
公取委から独禁法違反とされ、関電以外の3社が計1000億円超の課徴金を
求められた事件で、関電は、公取委の立ち入り調査前に自主申告(密告)
していたことなどについて述べ、企業倫理に欠ける関電による老朽原発再稼働を
許してはならないと結んだ。



次いで、老朽原発立地の住民からのアピールを受けた。

◆美浜3号機から10km圏に住む山本貴美子敦賀市議は、
美浜町でおこなったアンケート結果によって、避難計画の非合理性、避難の困難さ、
原発について公けに語れない住民の不安が浮き彫りにされと述べた。

◆高浜町民の東山幸弘さんは、メッセージを寄せ(小浜市民の会代読)、
運転開始後37年を超えた高浜原発3、4号機の40年超え運転の認可が申請
されたことについて触れ、蒸気発生器伝熱管などのトラブルを頻発させている
超危険なこれらの原発の再稼働阻止を訴えた。

◆運転開始後43年を超え、3.11で被災した東海第2原発の地元からは、
披田信一郎さんが、東海第2原発の再稼働を止める会および東海第2差止訴訟原告世話人の一人としてアピールした。

◆運転開始後38、37年になり、運転延長を申請した川内原発1、2号機の立地からは、
ストップ川内原発!3.11鹿児島実行委員会の向原祥隆さんが
「たかが40年の原発のために、何万年も住み続けている我々がなぜ避難しなければならないのか?」と怒りの発言。

◆若狭の原発の風下にある東海地方からは、
原子力規制委員会を相手に裁判を闘う老朽原発40年廃炉訴訟市民の会の草地妙子さんが「規制委は、関電の提出したデータを鵜のみにして運転認可している」と
規制委のいい加減さを追及した。



◆発言後、東海第2原発の地元、鹿児島、東海地方の代表に、実行委員会から「老朽原発うごかすな!」の幟が贈呈された。

この後、関東、福島、伊方など全国から参加された皆さん、メッセージを頂いた全国各地の団体が紹介された(メッセージは、配布プログラム冊子に収録)。



福島などから避難し、国と東電に原発事故の責任と賠償を求めて裁判している
(京都、ひょうご、関西)3訴訟の原告
の皆さんは、
「原発事故は終わっていない」「普通の暮らしと避難の権利を保障せよ」
「公正な裁判を」と訴えた。


◆続いて、関電に向かってポテッカーアクション



カンパ要請のアピール。(177,971円のカンパを頂きました)。

関西各地からのアピールが続いた。

◆(滋賀)「脱原発を目指す東びわこ市民の会」
◆(大阪)「原発ゼロの会・大阪」
◆(大阪)「関電の原発マネー不正還流を告発する会」
◆(兵庫)「脱原発播磨アクション」
◆(奈良)「原発ゼロ・被災者支援奈良の集い実行委員会」から、
それぞれの脱原発運動の現状が披露された。


労働組合からの挨拶で、

◆おおさかユニオンネットワークの西山直洋代表は
「原発の40年廃炉は約束であるから履行させなくてはならない」、
◆フォーラム平和・人権・環境の谷雅志副事務局長は
「原発に反対の声は多数であることを政府に突きつけよう」、
◆全労連近畿ブロックの菅義人議長は
「原発をなくし、自然エネルギーを進める議員、議会を増やし、岸田政権を退陣に
追い込もう」と訴えた。

最後に、集会決議、緊急のアピール(下記参照)が提案・採択され、
デモ行進についての説明を受け、関電に向けた「老朽原発うごかすな!」の
力強いシュプレヒコールで集会を終えた。

デモは、うつぼ公園から御堂筋を経て難波までのコースで、
市民、通行人に「原発全廃」を訴えた。








12.4行動にご参加、ご支援いただきました
皆様、ありがとうございました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<当日のプログラム>

13:00開会

■司会あいさつ / 原発をなくし自然エネルギーを推進する兵庫の会

★関電に向かってコール★

■主催者あいさつ 中嶌哲演(原子力発電に反対する福井県民会議)

■美浜原発運転差し止め仮処分について 井戸謙一弁護士

■老朽原発とのたたかい
 ◇美浜原発  / 山本貴美子敦賀市議(原発から10km)
 ◇高浜原発  / 小浜市民の会
 ◇東海第二原発  /東海第二原発運転差止訴訟原告団
 ◇川内原発   / ストップ川内原発!3.11鹿児島実行委員会
 ◇老朽原発40年廃炉訴訟市民の会

■「老朽原発うごかすな」幟の贈呈

■全国各地から

■各地からのメッセージ紹介

■原発賠償3訴訟(京都、ひょうご、関西)原告

■関電に向かって、ポテッカーアクション

■カンパのお願い

■関西各地から
 ◇(滋賀) 脱原発をめざす東びわこ市民の会
 ◇(大阪) 原発ゼロの会・大阪
 ◇(大阪) 関電の原発マネー不正還流を告発する会
 ◇(兵庫) 脱原発はりまアクション
 ◇(奈良) 原発ゼロ・被災者支援奈良の集い実行委員会


■労働組合から
 ◇おおさかユニオンネットワーク
 ◇フォーラム平和・人権・環境 
 ◇全労連近畿ブロック

■集会決議 採択

■緊急アピール

■デモの説明

★関電に向かってコール★

14:30閉会  / うつぼ公園に移動します

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

カンパ振り込み先(郵便振替)
口座記号・番号: 00990-4-334563
   加入者名: 老朽原発うごかすな!実行委員会

◆カンパをお寄せくださったみなさま(団体名)→ コチラ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
トップページに戻る

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

12.4(日)老朽原発うごかすな!関電包囲 全国集会 2022

2022-12-03 13:54:16 | 老朽原発うごかすな!実行委員会
報告記事:MOX燃料搬入に抗議★ 11月22日 高浜原発



12・4(日)老朽原発うごかすな!関電包囲 全国集会
       ~ 超危険な美浜3号、もう廃炉 ~

 
■■ 集会要項 ■■

◆と き:13:00 
◆ところ:関西電力 本店前
     (地下鉄肥後橋駅/京阪中之島線渡辺橋駅)
◆主 催:老朽原発うごかすな!実行委員会
◆連絡先:090-1965-7102


◎概要
 ・13:00~14:30 集会
 ・終了後、歩いて「うつぼ公園」まで移動
 ・15:00 うつぼ公園からデモスタート
 ・16:30頃、なんばで解散






老朽原発うごかすな!超危険な美浜3号、もう廃炉!
「12・4 関電包囲 全国集会」に総結集を!


原発は現在科学技術で制御できる装置でないことを、発生後11年半を経た
福島原発事故が大きな犠牲の上に教えています。
一方、ウクライナ紛争では、戦争になれば、原発は格好の攻撃目標になること
が実証されました。
このように、原発は、人類の手に負える装置でなく、人の命と尊厳を脅かします。

それでも、政府や電力会社は、ウクライナ紛争によるエネルギーひっ迫や
炭酸ガス削減を口実にして、原発の稼働に躍起です。
政府は、昨年10月に決定した「エネルギー基本計画」の中で「原発の新増設や
建て替えは想定しない」としていましたが、岸田首相は、決定から1年もたたない
8月24日、この基本計画まで無視し、また、原発の運転期間は最大60年とした法律を
蔑ろにして、●次世代原発の建設検討、●原発運転期間の60年超への延長、
●新規制基準審査に合格している原発17基のうち最大9基を今冬に、残る8基を
来年以降早期に稼働とする方針を打ち出しました。

福島原発事故の犠牲と教訓を軽んじ、科学的な説明や議論もなく、
さらなる原発推進を打ち出したのです。

一方、関電は、昨年6月に再稼働したものの「特重施設」の設置が間に合わず、
わずか4カ月の稼働の後停止していた老朽原発・美浜3号機(運転開始後45年超)の
稼働を去る8月30日に強行しました。この原発は、昨年の再稼動以降に、
過酷事故につながりかねない深刻なトラブルを4度も発生させています。
しかもトラブルの原因は、いずれもあきれ返るほど稚拙なミスです。

このようなミスは、技術者がしっかりしていれば簡単に気がつくものです。
しかし、現在は、下請け依存の上に、責任感の薄い、関電および下請けの技術者、
監督者、点検者などが原発を動かそうとしています。原発を動かそうとする体制
自体が腐敗しているのです。
その関電は、運転開始後48年、47年になろうとする老朽原発・高浜1、2号機も
来年6、7月に稼働しようと画策しています。

今、原発の推進のために電力需給のひっ迫が喧伝されています。しかし、
日常的には、電気は余っています。一時的に電力ひっ迫が発生しても、
節電によって回避できます。このことは今年3月の地震と寒波に起因する東北、
東京エリアでの電力不足、今夏の猛暑による電力不足を、節電で乗り越えた実績が
証明しています。

一時的な電力需給ひっ迫を口実に、人々や環境に放射線被ばくを強い、
負の遺産・使用済み核燃料を残す原発の推進を許してはなりません!
とりわけ危険な老朽原発の再稼働など、もってのほかです。
美浜3号機、高浜1、2号機の廃炉を勝ち取り、それを突破口に、
原発のない社会を実現しましょう!




チラシのダウンロードは → コチラ

●● カンパのお願い ●●

「12・4 全国集会」へのご支援をおねがいします。

カンパ振り込み先(郵便振替)
口座記号・番号: 00990-4-334563
   加入者名: 老朽原発うごかすな!実行委員会

◆カンパをお寄せくださったみなさま(団体名)→ コチラ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
トップページに戻る
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする