老朽原発うごかすな!実行委員会Blog

原発うごかすな!実行委員会のblogをお借りしています。
連絡先:saikadouyamete@yahoo.co.jp

6.23(水)美浜現地 緊急全国集会へ

2021-06-19 10:50:37 | 老朽原発うごかすな!実行委員会
◆老朽原発美浜3号機、核燃料装荷に抗議(ニュース 47号)

◆YouTube動画 6.6老朽原発うごかすな!大集会inおおさか
 (注;冒頭 中嶌哲演さんスピーチの一部が、端末発熱のため途切れています)
◆6.6大集会と御堂筋デモ 報告

◆6.6大集会 1300人の熱気あふれる(ニュース 48号)

◆6.11関西電力へ 抗議と申入れ(ニュース 49号)






関電と政府は、危険極まりない老朽原発・美浜3号機を
6月23日に再稼働させようとしています。

原発が重大事故を起こせば、極めて広域が長期にわたって甚大かつ悲惨な被害を
被ることを、福島原発事故、チェルノブイリ事故が、大きな犠牲の上に教えています。

美浜原発が重大事故を起こしたとき風向きによっては、若狭のみならず、
関西、中部の多く部分が 高濃度放射性物質で汚染される可能性があります。
何百万人もが避難対象になりかねません。避難は不可能です。

美浜原発から最短で28km に位置する琵琶湖が汚染されば、1400万人以上が
飲用水を失います。閉鎖水域である若狭湾が高濃度に汚染され、
壊滅的被害を受けます。

電気は、原発でなくても作れます。自然エネルギーによる発電法、蓄電法も進歩し、
省エネ機器の開発も進み、節電の機運も高まっています。
わざわざ危険な原発を動かす必要はありません!

何としても危険極まりない美浜原発3号機の再稼働を阻止し、それ突破口に、
原発のない人の命と尊厳が大切にされる社会を実現しまょう!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<要項>

6・23(水)美浜現地緊急全国集会
      ~老朽原発・美浜3号機をうごかすな~
◆と き:12:00集合
◆ところ:美浜町保健福祉センター「はあとぴあ」駐車場
(美浜町役場南隣、消防署西隣)
※町内デモ、関電原子力事業本部前で抗議行動の後、
      美浜原発先のシーパーク丹生に移動し、14 時から抗議集会。
      集会後、美浜原発前を通ってデモ行進。
◆主 催:老朽原発うごかすな!実行委員会

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆カンパをお寄せくださったみなさま(団体名)→ コチラ

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6.11関西電力へ 抗議と申入れ(ニュース 49号 / 2021.06.22)

2021-06-18 19:54:50 | 老朽原発うごかすな!実行委員会

◆老朽原発美浜3号機、核燃料装荷に抗議(ニュース 47号)

◆YouTube動画 6.6老朽原発うごかすな!大集会inおおさか
 (注;冒頭 中嶌哲演さんスピーチの一部が、端末発熱のため途切れています)
◆6.6大集会と御堂筋デモ 報告

■■ 6月11日、関西電力へ抗議と申し入れ ■■
 ■ 傲慢な関電の態度 ■

   
6月11日、関電本店前抗議行動の際、関電本店に申し入れをおこないました。
「申し入れ人数は5人まで、写真撮影はダメ」とガードマンが言い、
本店ビル入り口から一階のロビーまで案内、応対者が現れるまで5分くらい
待たされました。

応対に出てきたのは総務の若い社員で、
「申し入れ書を受け取るだけと言われてきた」と言い張り、
「申し入れ書を読み上げるので聴いて受け取るように」という私たちの主張を
聞こうともしません。ロビー中央でのこのようなやり取りが大声で始まったので、
ガードマンがまずいと思ったのか、ロビーの片隅に両者を誘導しました。

応対者は申し入れに来た私たちを部屋に通すわけでも、申し入れを聴こうとする
わけでもなく、要するに、紙切れを受け取りに来ただけなのだと思われます。

申入れのための交渉中

埒が明かないのでロビーの片隅ではありましたが申し入れ書を読み始めました。
応対者は仕方なしに聞いていました。申し入れ書を読んでいた途中、
私たちの一人がカメラを触ると、読み上げの途中にもかかわらず、
「写真を撮ったでしょう!」と本人に詰め寄りました。

まさに私たちが幾度も経験したことのある労務屋的対応そのものです。
読み上げが終わってからその話をしようと説得し、読み上げを続行しました。
読み上げが終わった後、応対者は「申し入れの主旨は承りました。
受け取りをし、上司に伝えます」とも言わず、先ほどの「写真問題」を
蒸し返したことには私たちもびっくりしました。

私たちはカメラの撮影履歴を示し、写真を撮影していないことを明らかにし、
その上で応対者に謝罪させました。

関電は、電力供給という公的企業にもかかわらず、一部の人間の利益が
追求される企業となり、「人間を大切にする」ことからかけ離れた企業に堕落
しています。人の意見を聴く度量もなく、傲慢極まりない関電には
原発をうごかす能力も資質もありません。 
(若狭の原発を考える会  瀧川)


■■ 再度、関西電力前で抗議行動(6月18日)■■   
■  避難など、到底無理 ■■


6月18日の関電本店前での「緊急抗議集会」に参加した。久々の関電本店前である。
そして集まった顔なじみの方々とは3月20日の高浜原発現地行動以来だ。
雨の降る中、関電ビルの中の社員に向かっての訴えや各地からの報告、
力強いコールは届いただろうか。

6月18日抗議集会、関電に向けてシュプレヒコール

23日の再稼動を目前に、市民によるあらゆる抗議行動が取られているが、
世間の関心は薄く、コロナの影響も加えメディアに登場することも少ない。
ましてやその中でも一般大衆向けテレビなど皆無に等しい。23日当日には
「福島第一原発事故後初めて40年超えの原発が今日起動されました。」
くらいの報道はなされるのだろうか。

原子炉容器や電気ケーブル、配管などの劣化や破損、地震の基準地震動及び
火山灰の過小評価、ずさんな避難計画、どれをとっても再稼動などとうてい
許されるものではない。

その中でも脱原発はりまアクションが毎週金曜日に関電姫路支店
(その後姫路駅前に移動)で昨年からわかりやすいように集中して訴えるのは
「コロナ禍の今こそ廃炉」である。若狭の原発で事故があれば、現地からの
避難者を受け入れつつ私たちも避難しなければいけない。どこに避難しても
密であり、クラスターが発生するであろう。避難は到底無理であると声を上げている。

また先日は、姫路・高砂・加古川市と加古郡の3市2町に「関西電力の
運転開始後40年を超える原発の再稼動反対表明と原発事故避難者受け入れ
について」の申し入れをおこなった。前回と比べ職員の意識も落ちている
ことを感じた。が、やれることから地道に行動に移していくしかない。

最後に、今日のように各地で頑張っておられる方々と集まり情報を得て、
意見交換し充電することの大切さを再認識した。特に、いつものMさんの
小柄だが全身ふりしぼってのコールにパワーをいただいて帰路に着いた。     
(脱原発はりまアクション 宮嵜やゆみ)

発言する宮嵜さん 6月18日、関電本店前



■■6月20日、美浜でのアンケート調査に参加 ■■
 ■  福井の皆さんの意気込みを感じながら ■


オール福井反原発連絡会は、街頭宣伝、チラシの新聞折り込み、福井県知事に対する
美浜3号機再稼動同意撤回を求める署名、美浜町全戸アンケート配布などの、
美浜原発3号機反対運動を展開されています。

6月19日、20日はアンケート配布行動でした。
「老朽原発うごかすな!実行委員会」は、関西から有志12人を募って、
20日の配布行動に参加しました。12時に集合場所のJR美浜駅に到着。
続々と嶺南地区の方々等が結集され、30余名の人員での行動となりました。
福井の皆さんの意気込みをひしひしと感じました。

配布物は、①アンケートのお願い文、②アンケート、③老朽原発の危険性を訴えるチラシ、
④返信用封筒がビニール袋にセットされていました。このセット作業もオール福井の皆さんの
手作業でされています。配布する地域とその範囲の地図も人数分用意され、
完璧な事前準備がされていました。

美浜駅前で、アンケート配布のうちあわせ

アンケートは、美浜3号機の再稼働を前に、美浜町民に、老朽原発再稼働の問題点を
訴え、共感を呼び覚ませるようなものをと考えられていますが、やはり住民の
率直な思いを知りたいという、同じ原発立地の悩みを抱えた人だからこそ考えられた
アンケート内容となっていました。アンケート結果は、新聞折込でお知らせする
ということです。

「数は力なり」です。30人もの手と足でポスティングすれば、短時間で終わります。
関西から参加した有志は、いつもアメーバデモでチラシ配布している経験が活かされ、
お馴染みの地区に、次々と配布を終えました。福井の皆さんと、関西の私たちが共に、
力を合わせておこなったアンケート配布は、充実と連帯を感じることができる
貴重な時間となりました。

その後、関西の有志は、17日の美浜でのアメーバデモで未配布の地域にチラシを
配布し、美浜原発3号機の再稼働が画策されている23日には、各地から総力を
結集して阻止行動を展開することをみんなで確認しあって、帰路につきました。
(実行委員会 橋田)


■■ 大阪地裁に老朽原発美浜3号機 運転禁止仮処分を申し立て■■

6月21日、大阪地裁に老朽原発美浜3号機の運転禁止を求める仮処分の
申し立てがおこなわれました。(詳細の報告は、次号に。)

裁判所への入場行進



申立後の記者会見&報告会


★紙版の『老朽原発うごかすな!ニュース 49号』
 ダウンロードは → コチラ

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6.18(金)関電本店前に集まろう / 緊急抗議集会 <第2弾>

2021-06-14 11:55:29 | 老朽原発うごかすな!実行委員会
◆老朽原発美浜3号機、核燃料装荷に抗議(ニュース 47号)

◆YouTube動画 6.6老朽原発うごかすな!大集会inおおさか
 (注;冒頭 中嶌哲演さんスピーチの一部が、端末発熱のため途切れています)
◆6.6大集会と御堂筋デモ 報告

◆6.6大集会 1300人の熱気あふれる(ニュース 48号)





■以下は、「6.11緊急抗議集会」の様子


6月11日 関電本店前


6月11日 関電本店前


6月11日 関電本店前

★★★ 6.11におこなった申入れ★★★★★★★★★

関西電力株式会社:
取締役会長 榊原定征 様、取締役社長 森本 孝 様、
原子力事業本部長 松村孝夫 様、美浜発電所長 高畠勇人 様

申し入れ書

福島原発事故から10年3ヶ月が経ちましたが、今でも避難者の多くが故郷を失い、苦難の生活を続けておられます。事故炉内部の詳細は未だに不明で、増え続ける放射性汚染水は太平洋に垂れ流されようとしています。原発は、現在科学の手に負える装置でないことは明らかです。その原発が老朽化すれば、危険度が急増することは多くが指摘するところです。

それでも、貴関西電力(関電と略)は運転開始後45年を超えた老朽原発・美浜3号機を6月23日に再稼働させようとしています。

この美浜3号機について、原子力規制委員会が、拙速審議によって再稼働を認可したのは2016年ですが、認可以降に、関電の原発では、高温・高圧の1次冷却水が流れる蒸気発生器配管の減肉、亀裂をはじめとする各種のトラブル、原発再稼働準備工事中の人身事故が頻発しています。

一方、関電に関して、1 昨年発覚した原発マネーに係わる不祥事の調査は,未だに納得できるものではなく、関電が企業体質を抜本的に改善したとするにはほど遠い状態にあります。例えば、関電は、2月10日、「競争入札を経ない発注(特命発注)などにより、地元企業の活用に努める」として、戸嶋美浜町長の美浜3号機再稼働への同意を取り付けました。公共性が高く、税金に準じる性質を持つ電気料金で運営される電力会社が、特命発注の乱発など許されるはずがありません。これは、関電の経営体質は、原発マネー不祥事後に行った「人事刷新」によっても全く変わっていないことを物語るものです。

さらに、関電は、使用済み核燃料中間貯蔵候補地を県外に探すとした約束を何度も反古にしておきながら、原発の運転を続け、使用済み核燃料を増やし続けています。その上、関電は、去る2月12日、候補地提示期限を「2023年末まで」と先送りし、「期限が守れなければ老朽原発を停止する」として、老朽原発再稼働への福井県の同意を取り付けました。なお、関電が「2023年末を期限」とした拠り所は、むつ市の中間貯蔵施設の共同利用の可能性だと考えられますが、宮下むつ市長はこれを否定し、猛反発しています。

以上述べましたトラブル、事故、不祥事、約束不履行の多くは、美浜原発3号機運転認可の審査過程では想定されていなかったことです。原発は、運転開始後40年に満たなくても、トラブルや事故を多発させる装置であること、関電が原発を安全に運転できる資質を持ち合わせていないこと、老朽原発再稼働認可の拠り所となった新規制基準が極めて不完全で、規制委員会の審査がいい加減であることを示しています。なお、昨年 12 月に、基準地震動の評価が過小であるとして、大飯原発 3、4 号機の設置許可取り消しを命じた大阪地裁判決は、規制委員会審査のいい加減さを端的に指摘しています。大阪地裁が指摘した地震動の大きさに関する議論は、いやしくも科学・技術に携わる者なら、誰しも納得できるものです。関電は、基準地震動の再評価を行い、それに見合った耐震対策を施すべきです。

さて、水戸地裁は、3月18日、老朽原発・東海第2原発の運転差し止めを命じました。誰もが不可能だと考える避難の問題を真っ向から取上げた、民意に支えられた判決です。美浜原発から100 km 圏内には、76万人が住む福井県のみならず、257万人が住む京都府、141万人が住む滋賀県のほぼ全域、大阪府、兵庫県、岐阜県、愛知県の多くの部分が含まれます。琵琶湖は、28~80 kmにあります。このことと、福島原発事故では事故炉から約 50 km 離れた飯舘村も全村避難であったことを考え合わせれば、美浜原発で重大事故が起これば、原発周辺の住民のみならず、何100万人もの人々が避難対象になりかねないことになります。避難は不可能です。重大事故では、琵琶湖が汚染され、関西1400万人以上の飲用水が奪われます。若狭湾が汚染され、観光や漁業が壊滅します。しかも、今、新型コロナウイルスが蔓延しています。この中で、超危険な老朽・美浜原発3号機が稼働され、重大事故を起こしたら、避難のバスの中で、長期にわたる避難生活の中で、感染を防ぐことは不可能です。大勢の感染者が出ます。医療崩壊が起こります。コロナの終息が宣言されるまでは、原発の運転を見合わせることが最低限の企業倫理です。

ところで、関電は、美浜3号機および高浜1、2号機を、本年1月および3月に再稼働させると公言し、立地自治体の議会や首長に再稼働同意を要請し、立地自治体に苦悩の選択を強いましたが、福井県知事が4月28日に同意を表明した直後の30日に、高浜2号機の安全対策工事が、コロナ禍による人員不足で遅れ、当面の再稼動が不可能になったと発表し、5月12日、高浜1号機の当面の再稼働を断念し、燃料装荷テストのみ行うと発表しています。このように、関電は、自社の都合のみで、何の成算もなく立地自治体や多くの人々を混乱に陥れる、コンプライアンスのかけらもない企業です。こんな企業であるから、特重施設の完成が設置期限・10月25日に間に合わず、そのため、わずか3ヶ月の営業運転しかできない美浜3号機を無理矢理再稼働させ、再稼動のアリバイを作り、全国の原発の60年運転への道を開こうとする暴挙を平気で行おうとするのです。

以上のように、関電が原発の運転に足る資質、体制、企業倫理に欠けることは明らかです。そのため、関電については、小口顧客の 40%近くが離脱しています。老朽原発を運転すれば、顧客の減少はさらに加速するでしょう。

以上の視点に立って、私たちは、貴関西電力に、以下を申し入れます。

【1】危険極まりない老朽原発・美浜3号機の再稼働準備を即時中止し、廃炉を決定してください。

【2】原発を動かせば、重大事故を起こす可能性があります。また、行き場がなく、子々孫々にまで負の遺産となる使用済み核燃料が増加します。貴社の有する全ての原発を停止し、安全な廃炉を進めてください。

なお、貴社が、私たちの再三の危険性指摘を無視して原発を稼働して、重大事故が起こった場合、それは貴職らの故意による犯罪であり、許されるものではないことを申し添えます。

2021年6月11日         
*6.11申し入れ・抗議行動参加者一同
*老朽原発うごかすな!実行委員会
 (連絡先;木原:090-1965-7102)

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

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6.6大集会 1300人の熱気あふれる(ニュース 48号 / 2021.06.11)

2021-06-11 19:22:44 | 老朽原発うごかすな!実行委員会
◆老朽原発美浜3号機、核燃料装荷に抗議(ニュース 47号)

◆YouTube動画 6.6老朽原発うごかすな!大集会inおおさか
 (注;冒頭 中嶌哲演さんスピーチの一部が、端末発熱のため途切れています)

◆6.6大集会と御堂筋デモ 報告

■■ 6・6老朽原発うごかすな!大集会 ■■
 ■ 1300人の熱気があふれる (中嶌哲演)■



昨年9月6日の1600名の参加に続き、6月6日の本集会にも1300名もの結集
がありました。コロナ禍の不安が、大阪市ではむしろ強まっている状況下で。

当日の大集会に至るまで、200を超える諸団体・グループや800余の有志個人への
幾度もの呼びかけ、若狭・福井と関西を繋ぐ集会やリレーデモ、綿密な実行委員会や
実務者会議の積み重ねなどの献身的な過程があったことに、深い敬意と感謝の意を
ささげます。

主催者あいさつ/中嶌哲演さん

「老朽原発うごかすな!」という絶対過半数の潜在的な世論に背いた、目に余る
理不尽な動きが横行してきました。先日の美浜町内でのデモ行進で訴えられた
「(美浜町議会や町長は)関西電力や政府の僕(しもべ)になるな!」という叫びは、
若狭の一住民である私自身にもこたえました。好むと好まざるとにかかわらず、
美浜・高浜町、福井県の議会(議員)や首長は、私たちが選び、支えてきたわけ
ですから。かれこれ半世紀に及ぶ、原発マネー・ファシズムや国内植民地化の支配が、
この度の50億円の交付金の提示と、それへの屈服として貫徹されていることにも。

では、関西電力や政府の「主人」の側はどうでしょうか。
関電の株の十数パーセントは、大阪市や神戸市などの主要自治体が占有しています。
(もちろん大銀行や保険会社などの大株主が80%以上を占めていますが)ということは、
大阪市民や神戸市民の外側に、糾弾すべき関電が存在しているとばかり言えないでしょう。
「フクシマ」後に「被害地元」を唱えて、再稼働に反対された関西知事連合は
まっとうだったのですが・・。

政府の大臣や霞が関の幹部、国会議員などが、決して「主人公」ではありません。
「民主主義」、民の一人一人こそ主人、主権在民の真価を今秋の国政選挙で発揮し、
原発ゼロ法案の審議・制定への道を切り拓いていきたいものです。

第1グループのデモ


第2グループのデモ                            


■■ 加害者不在の下、被害が拡大し ■■
 ■  子どもたちの未来を奪っていく ■
(放射能ゴミ焼却を考えるふくしま連絡会 和田央子)


福島からかけつけた和田央子さん

この度はお招きいただきまして大変ありがとうございました。主催者の皆様の
ゆるぎない信念とご尽力に圧倒された2日間でした。木原様、皆様から多くを
学ばせていただきました。心より感謝申し上げます。

大阪集会でのスピーチは不慣れなため、うまく伝わらなかった部分もあったと
思いますので、この場をお借りして改めてお伝えさせて頂きたいと思います。

私は除染と廃棄物の問題に取り組んでいます。
先日、環境省が汚染土再利用のための対話フォーラムを開催しました。
大熊町・双葉町にまたがる中間貯蔵施設に搬入される1400万立米もの汚染土を
再生資材として全国で活用する、そのため全国民的理解の醸成を図ろうというものです。

パネリストとして登壇された東京大学大学院の開沼博准教授は「これはNIMBY
( Not In My Back Yard )の問題だ」とおっしゃいました。
自分のところは嫌だから他所へ持っていってほしいという押し付け合いの問題なのだ
というのです。

昨年来、小泉環境大臣は汚染土の入った鉢植えを自身の大臣室に飾っていますが、
これをもっと広めたいので復興庁にも置いてほしい、と平沢勝栄復興大臣に
打診したところ、平沢大臣は「小泉大臣の前向きな取り組みに敬意を表したい」と
発言し、またほかの国会議員からも「自分のところにも鉢植えを置きたい」という
申し出があったということです。

原発敷地内では、核廃棄物の取り扱いは「発生者の責任において集中管理する」
という原則に則って運用がなされている一方で、原発敷地外、すなわち私たちの
生活圏ではその原則が存在していません。

思い起こせば二本松市のゴルフ場除染訴訟の「無主物」判決がありました。
その後県内の農家が農地回復訴訟を起こし1審、2審とも敗訴。その理由は
「放射性物質はその土地と同化しており被告(東電)が支配しているとは認められない」
という信じがたいものでした。

加害者不在の下、汚染土はばらまかれ、汚染水は流され、さらなる被害が拡大し、
子どもたちの未来を奪っていく。これらを正すため、皆様とともに歩んでいきたい
と思います。
      

■■ 福島から、和田央子さんを迎えて  ■■
■ 福島事故は終わっていない (木原壯林)■


福島原発事故から10年3カ月を経た6月5日、『福島は今』と題する
報告と講演のつどいが、「ユニオンネットワーク京都」と「若狭の原発を考える会」の
共催で開催された。

「福島第1原発過労死裁判」原告の猪狩さんの遺族と支える会の皆さんおよび
大熊町議の木幡ますみさんにオンラインでお話いただいた後、
コロナ禍もいとわず京都までお出の「放射能ゴミ焼却を考えるふくしま連絡会」の
和田央子さんに「原発事故から10年-報道されないフクシマとこれから」について
ご講演いただいた。

和田さんの話を聞く(6月5日、京都市内)

この報告と講演によって、参加者(約50名)は、
①人の命と尊厳をないがしろにして過酷な過重労働を強いる国と東電の理不尽を
 糾弾する闘いと裁判闘争、
②福島原発事故被害の中心地・大熊町の現状と苦悩、人格権を侵害し続ける国への怒り、
③福島原発事故を風化させることに躍起で、福島事故はなかったものにしようとする
 政府、原発事故まで金儲けに繋げようとするおぞましい「原子力ムラ」など、
 福島の現状の理解をさらに深化させたことでしょう。

また、「原子力ムラ」換言すれば日本資本主義と政府は、人々の犠牲の上に、
原発を作って儲け、売って儲け、事故って儲け、お片付けで儲けようとしていること、
福島原発事故は終わっていないことを、再認識されたことでしょう。

最後に、白熱の質疑応答をおこない、今後は、この集会でのお話を糧として、
原発全廃への決意を新たにして大きな行動につなげることを誓い合って散会した。


★紙版の『老朽原発うごかすな!ニュース 48号』
 ダウンロードは → コチラ

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6.11(金)関電本店前に集まろう / 緊急抗議集会

2021-06-09 10:52:51 | 老朽原発うごかすな!実行委員会

◆老朽原発美浜3号機、核燃料装荷に抗議(ニュース 47号)

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関西電力と政府は、危険きわまりない老朽原発・美浜3号機を
6月23日に再稼働させようとしています。

原発が重大事故を起こせば、極めて広域が長期にわたって
甚大かつ悲惨な被害を被ることを、福島原発事故、チェルノブイリ事故が、
大きな犠牲の上に教えています。

美浜原発が重大事故を起こしたとき、風向きによっては、
若狭のみならず、関西、中部の多くの部分が高濃度放射性物質で汚染される
可能性があります。何百万人もが避難対象になりかねません。

避難は不可能です。美浜原発から最短で28kmに位置する琵琶湖が汚染されば、
1400万人以上が飲用水を失います。
閉鎖水域である若狭湾が高濃度に汚染され、壊滅的被害を受けます。

電気は、原発でなくても作れます。自然エネルギーによる発電法、蓄電法も進歩し、
省エネ機器の開発も進み、節電の機運も高まっています。
わざわざ危険な原発を動かす必要はありません。

何としても、危険きわまりない美浜原発3号機の再稼働を阻止し、
それを突破口に、原発のない、人の命と尊厳が大切にされる社会を実現しましょう。


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