臨場感あふれる集会の模様や発言内容は
以下の動画をご覧ください → コチラ
■ 6.9 とめよう! 原発依存社会への暴走 大集会 ■
■■ 報告とお礼 ■■
6月9日、大阪市立うつぼ公園で開催された「とめよう! 原発依存社会への暴走 大集会 ~地震も事故もまったなし~」には、関西、福井、富山、愛知、岐阜、首都圏、四国、青森、福島など全国から1400人を超えるご参集をいただき、原発推進に暴走する岸田政権や電力会社に「NO!」の決意を突き付けることができました。
この大集会には、「核汚染水ストップ世界市民行進(GLOMA)」の一環として訪日中の韓国の皆さん約20人も参加されました。
大集会は、正午過ぎから始まったオープニングライブに続いて、13時より、「原発ゼロ・被災者支援奈良のつどい実行委員会」の堀田みえ子さんの司会により開会しました。
主催者あいさつ 中嶌哲演さん
主催者挨拶で中嶌哲演さん(原子力発電に反対する福井県民会議)は「13年前の福島原発事故やたった5か月前の能登半島の地震・津波の災禍が無かったかのように、国策民営の原発を推進している勢力が、息を吹き返し暴走している。若狭の廃炉を免れた7基の原発をすべて再稼働し、また、原発運転の継続のために、使用済み核燃料の乾式貯蔵施設や中間貯蔵施設の建設を画策している。原子力村は、原発立地地元・立地県議会や首長を巻き込み、放射能まみれの原発マネーをばらまき、もの言えぬ強権支配を強めてきた。しかし、全国で約30地点の住民・自治体は、原発・核燃サイクル施設の建設を拒否してきたことを忘れてはならない。かの珠洲市民は3度目の正直の市長選で10基の原発基地化を阻止した。小浜市民も小浜原発の建設を3度、使用済み核燃料中間貯蔵施設の建設を2度、市長選で阻止してきた。とするなら、暴走・亡国の現政権を来たる国政選挙で拒否しよう。地震も事故も待ったなし。原発だけでなく、平和、いのちとくらしに関わるあらゆる分野で、国民の我慢は限界に達している。あとから来るもの達のために闘う決意を皆さんと分かち合いましょう」と呼びかけられました。
実行委員会からの基調発言(木原壯林さん)
次いで、この集会の意義などに関する実行委員会からの基調発言があり、北野進・志賀原発廃炉訴訟原告団長の「能登半島地震が教えること」と題する講演がおこなわれました。
北野進・志賀原発廃炉訴訟原告団長
さらに、オール福井反原発連絡会の林広員さん、東海第2原発首都圏連絡会の志田文広さん、名古屋地裁で結審が近づく老朽原発40年廃炉訴訟市民の会の草地妙子さんは、それぞれ「老朽原発うごかすな!」のアピールをおこないました。
オール福井反原発連絡会・林広員さん
東海第2原発首都圏連絡会・志田文広さん
老朽原発40年廃炉訴訟市民の会・草地妙子さん
青森から遠路ご参加の核燃料廃棄物搬入阻止実行委員会の中道雅史さんとふるさと守る高浜・おおいの会の東山幸弘さんは「使用済み燃料の発生源・原発とめよう!」を訴えられました。
核燃料廃棄物搬入阻止実行委員会・中道雅史さん
ふるさとを守る高浜・おおいの会 東山幸弘さん
「原発依存社会への暴走をゆるすな!」のポテッカーアクション、カンパアピール(約30万円のカンパをいただきました)の後、核汚染水ストップ世界市民行進のイ・ウォニョンさんによる「汚染水で地球を汚すな!」の訴え、原発賠償京都訴訟原告団の堀江みゆきさんは「避難の権利、国の責任を認めよ!」の訴えが続きました。
核汚染水ストップ世界市民行進 イ・ウォニョンさん
原発賠償京都訴訟原告団
労働団体の代表(大阪平和人権センターの近藤美登志さん、全国労働組合総連合近畿ブロックの菅義人さん、大阪ユニオンネットワークの西山直洋さん)からは「労働者の力で原発止めよう」のご挨拶を頂きました。
大阪平和人権センター事務局次長・近藤美登志さん
全国労働組合総連合近畿ブロック議長・菅義人さん
おおさかユニオンネットワーク代表・西山直洋さん
脱原発を掲げる6党(社民党・新社会党・緑の党グリーンズジャパン・日本共産党・れいわ新選組・立憲民主党)の代表者の登壇いただいての紹介は、脱原発での共闘の拡大を象徴しています。
最後に、オール福井反原発連絡会の山本雅彦さんが、集会宣言(本チラシ裏面参照)を高々と読み上げ、満場の拍手で採択され、集会は閉会しました。
オール福井反原発連絡会・山本雅彦さん
集会後、参加者は御堂筋デモに出発しました。途中、手を振り、声をかけて下さる市民が多数あり、また。飛び入りご参加もあり、大いに励まされました。
<御堂筋をナンバまでデモ行進>
■■ 集会プログラム ■■
12:10~12:55 オープニングライブ
①Swing MASA
②三線(奈良の森本)
③関西のうたごえ
④福井のうたごえ
13:00 開会
◆司会 堀田みえこ(原発ゼロ・被災者支援奈良のつどい実行委員会)
◆主催者あいさつ 中嶌哲演(原子力発電に反対する福井県民会議)
◆「とめよう!原発依存社会への暴走 地震も事故もまったなし」
木原壯林(老朽原発うごかすな!実行委員会)
■地震と原発
「能登半島地震が教えること」北野進(志賀原発を廃炉に!訴訟・原告団長)
■老朽原発うごかすな
◇福井から オール福井反原発連絡会
◇東海第二原発の地元から 東海第二原発首都圏連絡会
■老朽原発裁判
「老朽原発差し止め裁判に勝利しよう」40年廃炉訴訟市民の会
■使用済核燃料の発生源=原発とめよう
◇青森から 核燃料廃棄物搬入阻止実行委員会
◇福井から ふるさとを守る高浜・おおいの会
◆ポテッカーを掲げるアクション
◆カンパアピール
◆「汚染水で地球を汚すな」 核汚染水ストップ世界市民行進・イウォニョン
◆「避難の権利、国の責任を認めよ」原発賠償京都訴訟原告団
■労働者の力で原発とめよう
◇大阪平和人権センター
◇全国労働組合総連合(全労連)近畿ブロック
◇おおさかユニオンネットワーク
■全国各地からのメッセージ紹介
■参加政党の紹介
◆『集会宣言』 提案と採択 山本雅彦(オール福井反原発連絡会)
◆デモの説明
14:30閉会
◆◆◆ 全国で脱原発を闘う仲間からの連帯メッセージ ◆◆◆
*北海道 後志(しりべし)・原発とエネルギーを考える会 佐藤 英行
*核の中間貯蔵施設はいらない!下北の会 代表 野坂 庸子
*青森・核燃料廃棄物搬入阻止実行委員会 事務局長 中道 雅史
*みやぎ脱原発・風の会 舘脇 章宏
*原発いらね!ふくしま女と仲間たち 春木 正美
*東海村議会議員 阿部 功志
*再稼働阻止全国ネットワーク 木村 雅英
*たんぽぽ舎 柳田 真
*柏崎刈羽原発絶対反対地元有志 代表 近藤 容人、高田 勝広
*浜岡原発を考える静岡ネットワーク 代表 鈴木 卓馬
*志賀原発を廃炉に!訴訟 原告団長 北野 進
*さよなら原発・ぎふ 伊藤 久司
*老朽原発40年廃炉訴訟市民の会 草地 妙子
ふるさとを守る高浜・おおいの会(高浜町) 東山 幸弘
*ふるさとを守る高浜・おおいの会(おおい町) 宮崎 慈空
*原発設置反対小浜市民の会 坂上 和代
*さよなら島根原発ネットワーク 芦原 康江
*上関の自然を守る会 共同代表 高島 美登里
*上関原発を建てさせない山口県民連絡会
*伊方から原発をなくす会 近藤 亨子、名出 真一
*原発さよなら四国ネットワーク 井出 久司
*玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会 石丸 初美
*ストップ川内原発!3.11鹿児島実行委員会 共同代表 向原 祥隆
以上、全23団体。
▼▼ 12.3「とめよう!原発依存社会への暴走 1万人集会」 集会宣言 ▼▼
福島原発事故から13 年が経ちましたが、この大惨事は、原発は現在の科学技術で制御できる装置でなく、重大事故を起こせば、生活基盤を根底から奪い去ることを、大きな犠牲の上に教えました。一方、本年元日に発生した能登半島地震は、「地震は、いつ、どこで、どの規模で発生するか予知できないこと、原発は地震に極めて脆弱であり、一刻も早い全廃が求められること」を再認識させました。
この大地震では、道路が寸断され、放射線モニタリングポストの多くが測定不能に陥り、多くの家屋が全壊、半壊し、原発が過酷事故を起こしたとき、避難は困難を極め、屋内退避も不可能であることも実証されました。
なお、福島原発事故は、当時、原発が稼働中であったため過酷事故に至りました。一方、能登半島地震では、震源近くの珠洲市で計画されていた原発の建設が阻止され、志賀原発の稼働が食い止められていたため、過酷事故を回避できました。原発の建設、再稼働を阻止し、全廃を求める行動が、原発過酷事故から人の命と生活を守ったと言えます。
ところで、政府や電力会社などの原発推進勢力は、福島原発事故や能登半島地震の大きな犠牲を教訓とせず、炭酸ガス削減やエネルギー逼迫を口実にして、原発の稼働に奔走しています。
岸田政権は、昨年5月末の通常国会で、5つの「原発推進関連法」を束ねて成立させました。原発の60年超え運転を可能にし、原発の運転期間の判断を経産省に委ね、原子力基本法に「原発推進を国の責務とする」の一項を加えました。「原発依存社会への暴走」です。
その岸田政権は、去る5月15日、エネルギー基本計画の見直しに着手しました。「脱炭素・AI時代に対応するために、原発・再エネの最大限活用」を進めるとし、原発建て替えまで俎上に上らせ「原発依存」をさらに加速させようとしています。
一方、政府の意をくむ関電は、能登半島地震で、若狭でも震度4の強い地震動を観測したにも拘らず、稼働中の原発を停止しなかっただけでなく、定期点検中であった老朽原発・美浜3号機を予定通り再稼働させました。原発は、万が一にも過酷事故を起こしてはならない装置です。大地震時には、稼働を止めて、詳細な点検を行うのが当然であり責務です。
今、政府と電力会社は、多くの反対の声を蹂躙して、老朽原発の稼働を強行しています。老朽原発まで稼働させなければ、彼らの願望する「原発依存社会」を実現できないからです。圧力容器の脆化、配管の腐食、減肉、ケーブルの劣化が進み、危険極まりない老朽原発の稼働を許してはなりません。
さらに、政府と電力会社は、満杯になろうとする燃料プールから使用済み核燃料を取り出して乾式貯蔵に移して、プールに空きを作ることに躍起です。燃料プールが満杯になれば、原発の運転ができなくなるからです。消滅法も行き場もない使用済み核燃料を発生させる原発の稼働を許してはなりません。
「原発推進法案」は、昨年5月に成立しましたが、関連法の整備が必要であるため、60年超え運転に関わる部分などは未だ施行されていません。完全施行は来年6月といわれています。脱原発を求める私たちの行動が拡大すれば、骨抜きに出来、実行不能に追い込むことも出来ます。
本日、大阪・うつぼ公園に結集した私たちは、目先の経済的利益のために奔走し、能登半島地震を目の当たりにしても「原発依存社会への暴走」「原発推進経営」を止めようとしない政府や電力会社を断固として糾弾し、原発全廃の大きなうねりを出現させ、自然エネルギーのみの利用で成り立ち、人が人間らしく生きていける社会の構築に向けて力強く前進することを宣言します。
2024年6月9日
「とめよう!原発依存社会への暴走 大集会」参加者一同
当日、会場&デモ終点で、みなさまからいただいたカンパは、合計29万727円でした。
ありがとうございました。
◆これまでにカンパをお寄せくださったみなさま(団体名)→ コチラ
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■ 6.9 とめよう! 原発依存社会への暴走 大集会 ■
■■ 報告とお礼 ■■
6月9日、大阪市立うつぼ公園で開催された「とめよう! 原発依存社会への暴走 大集会 ~地震も事故もまったなし~」には、関西、福井、富山、愛知、岐阜、首都圏、四国、青森、福島など全国から1400人を超えるご参集をいただき、原発推進に暴走する岸田政権や電力会社に「NO!」の決意を突き付けることができました。
この大集会には、「核汚染水ストップ世界市民行進(GLOMA)」の一環として訪日中の韓国の皆さん約20人も参加されました。
大集会は、正午過ぎから始まったオープニングライブに続いて、13時より、「原発ゼロ・被災者支援奈良のつどい実行委員会」の堀田みえ子さんの司会により開会しました。
主催者あいさつ 中嶌哲演さん
主催者挨拶で中嶌哲演さん(原子力発電に反対する福井県民会議)は「13年前の福島原発事故やたった5か月前の能登半島の地震・津波の災禍が無かったかのように、国策民営の原発を推進している勢力が、息を吹き返し暴走している。若狭の廃炉を免れた7基の原発をすべて再稼働し、また、原発運転の継続のために、使用済み核燃料の乾式貯蔵施設や中間貯蔵施設の建設を画策している。原子力村は、原発立地地元・立地県議会や首長を巻き込み、放射能まみれの原発マネーをばらまき、もの言えぬ強権支配を強めてきた。しかし、全国で約30地点の住民・自治体は、原発・核燃サイクル施設の建設を拒否してきたことを忘れてはならない。かの珠洲市民は3度目の正直の市長選で10基の原発基地化を阻止した。小浜市民も小浜原発の建設を3度、使用済み核燃料中間貯蔵施設の建設を2度、市長選で阻止してきた。とするなら、暴走・亡国の現政権を来たる国政選挙で拒否しよう。地震も事故も待ったなし。原発だけでなく、平和、いのちとくらしに関わるあらゆる分野で、国民の我慢は限界に達している。あとから来るもの達のために闘う決意を皆さんと分かち合いましょう」と呼びかけられました。
実行委員会からの基調発言(木原壯林さん)
次いで、この集会の意義などに関する実行委員会からの基調発言があり、北野進・志賀原発廃炉訴訟原告団長の「能登半島地震が教えること」と題する講演がおこなわれました。
北野進・志賀原発廃炉訴訟原告団長
さらに、オール福井反原発連絡会の林広員さん、東海第2原発首都圏連絡会の志田文広さん、名古屋地裁で結審が近づく老朽原発40年廃炉訴訟市民の会の草地妙子さんは、それぞれ「老朽原発うごかすな!」のアピールをおこないました。
オール福井反原発連絡会・林広員さん
東海第2原発首都圏連絡会・志田文広さん
老朽原発40年廃炉訴訟市民の会・草地妙子さん
青森から遠路ご参加の核燃料廃棄物搬入阻止実行委員会の中道雅史さんとふるさと守る高浜・おおいの会の東山幸弘さんは「使用済み燃料の発生源・原発とめよう!」を訴えられました。
核燃料廃棄物搬入阻止実行委員会・中道雅史さん
ふるさとを守る高浜・おおいの会 東山幸弘さん
「原発依存社会への暴走をゆるすな!」のポテッカーアクション、カンパアピール(約30万円のカンパをいただきました)の後、核汚染水ストップ世界市民行進のイ・ウォニョンさんによる「汚染水で地球を汚すな!」の訴え、原発賠償京都訴訟原告団の堀江みゆきさんは「避難の権利、国の責任を認めよ!」の訴えが続きました。
核汚染水ストップ世界市民行進 イ・ウォニョンさん
原発賠償京都訴訟原告団
労働団体の代表(大阪平和人権センターの近藤美登志さん、全国労働組合総連合近畿ブロックの菅義人さん、大阪ユニオンネットワークの西山直洋さん)からは「労働者の力で原発止めよう」のご挨拶を頂きました。
大阪平和人権センター事務局次長・近藤美登志さん
全国労働組合総連合近畿ブロック議長・菅義人さん
おおさかユニオンネットワーク代表・西山直洋さん
脱原発を掲げる6党(社民党・新社会党・緑の党グリーンズジャパン・日本共産党・れいわ新選組・立憲民主党)の代表者の登壇いただいての紹介は、脱原発での共闘の拡大を象徴しています。
最後に、オール福井反原発連絡会の山本雅彦さんが、集会宣言(本チラシ裏面参照)を高々と読み上げ、満場の拍手で採択され、集会は閉会しました。
オール福井反原発連絡会・山本雅彦さん
集会後、参加者は御堂筋デモに出発しました。途中、手を振り、声をかけて下さる市民が多数あり、また。飛び入りご参加もあり、大いに励まされました。
<御堂筋をナンバまでデモ行進>
■■ 集会プログラム ■■
12:10~12:55 オープニングライブ
①Swing MASA
②三線(奈良の森本)
③関西のうたごえ
④福井のうたごえ
13:00 開会
◆司会 堀田みえこ(原発ゼロ・被災者支援奈良のつどい実行委員会)
◆主催者あいさつ 中嶌哲演(原子力発電に反対する福井県民会議)
◆「とめよう!原発依存社会への暴走 地震も事故もまったなし」
木原壯林(老朽原発うごかすな!実行委員会)
■地震と原発
「能登半島地震が教えること」北野進(志賀原発を廃炉に!訴訟・原告団長)
■老朽原発うごかすな
◇福井から オール福井反原発連絡会
◇東海第二原発の地元から 東海第二原発首都圏連絡会
■老朽原発裁判
「老朽原発差し止め裁判に勝利しよう」40年廃炉訴訟市民の会
■使用済核燃料の発生源=原発とめよう
◇青森から 核燃料廃棄物搬入阻止実行委員会
◇福井から ふるさとを守る高浜・おおいの会
◆ポテッカーを掲げるアクション
◆カンパアピール
◆「汚染水で地球を汚すな」 核汚染水ストップ世界市民行進・イウォニョン
◆「避難の権利、国の責任を認めよ」原発賠償京都訴訟原告団
■労働者の力で原発とめよう
◇大阪平和人権センター
◇全国労働組合総連合(全労連)近畿ブロック
◇おおさかユニオンネットワーク
■全国各地からのメッセージ紹介
■参加政党の紹介
◆『集会宣言』 提案と採択 山本雅彦(オール福井反原発連絡会)
◆デモの説明
14:30閉会
◆◆◆ 全国で脱原発を闘う仲間からの連帯メッセージ ◆◆◆
*北海道 後志(しりべし)・原発とエネルギーを考える会 佐藤 英行
*核の中間貯蔵施設はいらない!下北の会 代表 野坂 庸子
*青森・核燃料廃棄物搬入阻止実行委員会 事務局長 中道 雅史
*みやぎ脱原発・風の会 舘脇 章宏
*原発いらね!ふくしま女と仲間たち 春木 正美
*東海村議会議員 阿部 功志
*再稼働阻止全国ネットワーク 木村 雅英
*たんぽぽ舎 柳田 真
*柏崎刈羽原発絶対反対地元有志 代表 近藤 容人、高田 勝広
*浜岡原発を考える静岡ネットワーク 代表 鈴木 卓馬
*志賀原発を廃炉に!訴訟 原告団長 北野 進
*さよなら原発・ぎふ 伊藤 久司
*老朽原発40年廃炉訴訟市民の会 草地 妙子
ふるさとを守る高浜・おおいの会(高浜町) 東山 幸弘
*ふるさとを守る高浜・おおいの会(おおい町) 宮崎 慈空
*原発設置反対小浜市民の会 坂上 和代
*さよなら島根原発ネットワーク 芦原 康江
*上関の自然を守る会 共同代表 高島 美登里
*上関原発を建てさせない山口県民連絡会
*伊方から原発をなくす会 近藤 亨子、名出 真一
*原発さよなら四国ネットワーク 井出 久司
*玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会 石丸 初美
*ストップ川内原発!3.11鹿児島実行委員会 共同代表 向原 祥隆
以上、全23団体。
▼▼ 12.3「とめよう!原発依存社会への暴走 1万人集会」 集会宣言 ▼▼
福島原発事故から13 年が経ちましたが、この大惨事は、原発は現在の科学技術で制御できる装置でなく、重大事故を起こせば、生活基盤を根底から奪い去ることを、大きな犠牲の上に教えました。一方、本年元日に発生した能登半島地震は、「地震は、いつ、どこで、どの規模で発生するか予知できないこと、原発は地震に極めて脆弱であり、一刻も早い全廃が求められること」を再認識させました。
この大地震では、道路が寸断され、放射線モニタリングポストの多くが測定不能に陥り、多くの家屋が全壊、半壊し、原発が過酷事故を起こしたとき、避難は困難を極め、屋内退避も不可能であることも実証されました。
なお、福島原発事故は、当時、原発が稼働中であったため過酷事故に至りました。一方、能登半島地震では、震源近くの珠洲市で計画されていた原発の建設が阻止され、志賀原発の稼働が食い止められていたため、過酷事故を回避できました。原発の建設、再稼働を阻止し、全廃を求める行動が、原発過酷事故から人の命と生活を守ったと言えます。
ところで、政府や電力会社などの原発推進勢力は、福島原発事故や能登半島地震の大きな犠牲を教訓とせず、炭酸ガス削減やエネルギー逼迫を口実にして、原発の稼働に奔走しています。
岸田政権は、昨年5月末の通常国会で、5つの「原発推進関連法」を束ねて成立させました。原発の60年超え運転を可能にし、原発の運転期間の判断を経産省に委ね、原子力基本法に「原発推進を国の責務とする」の一項を加えました。「原発依存社会への暴走」です。
その岸田政権は、去る5月15日、エネルギー基本計画の見直しに着手しました。「脱炭素・AI時代に対応するために、原発・再エネの最大限活用」を進めるとし、原発建て替えまで俎上に上らせ「原発依存」をさらに加速させようとしています。
一方、政府の意をくむ関電は、能登半島地震で、若狭でも震度4の強い地震動を観測したにも拘らず、稼働中の原発を停止しなかっただけでなく、定期点検中であった老朽原発・美浜3号機を予定通り再稼働させました。原発は、万が一にも過酷事故を起こしてはならない装置です。大地震時には、稼働を止めて、詳細な点検を行うのが当然であり責務です。
今、政府と電力会社は、多くの反対の声を蹂躙して、老朽原発の稼働を強行しています。老朽原発まで稼働させなければ、彼らの願望する「原発依存社会」を実現できないからです。圧力容器の脆化、配管の腐食、減肉、ケーブルの劣化が進み、危険極まりない老朽原発の稼働を許してはなりません。
さらに、政府と電力会社は、満杯になろうとする燃料プールから使用済み核燃料を取り出して乾式貯蔵に移して、プールに空きを作ることに躍起です。燃料プールが満杯になれば、原発の運転ができなくなるからです。消滅法も行き場もない使用済み核燃料を発生させる原発の稼働を許してはなりません。
「原発推進法案」は、昨年5月に成立しましたが、関連法の整備が必要であるため、60年超え運転に関わる部分などは未だ施行されていません。完全施行は来年6月といわれています。脱原発を求める私たちの行動が拡大すれば、骨抜きに出来、実行不能に追い込むことも出来ます。
本日、大阪・うつぼ公園に結集した私たちは、目先の経済的利益のために奔走し、能登半島地震を目の当たりにしても「原発依存社会への暴走」「原発推進経営」を止めようとしない政府や電力会社を断固として糾弾し、原発全廃の大きなうねりを出現させ、自然エネルギーのみの利用で成り立ち、人が人間らしく生きていける社会の構築に向けて力強く前進することを宣言します。
2024年6月9日
「とめよう!原発依存社会への暴走 大集会」参加者一同
当日、会場&デモ終点で、みなさまからいただいたカンパは、合計29万727円でした。
ありがとうございました。
◆これまでにカンパをお寄せくださったみなさま(団体名)→ コチラ
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