弟子屈町摩周湖、周囲約20㎞、深さは210㍍ほどの湖です。黒々した原生林と、絶壁に囲まれた湖は、私達を神秘の世界へと誘い、透明度世界一位と言われる美しい湖は、水の色を遥かに超えた深い青さで、見る人達の胸に侵みとおっています。また、この湖は「霧の摩周湖」と歌にも歌われていますが、霧の多いのは春から夏にかけて、このまわりの気温は高くなっても、湖の水温が変わらないためだそうです。晴れたかと思うとすぐ曇り、曇ったかと思うと霧が押し寄せ、そのつど、水面もまわりの色も、明るく暗くそして哀しく、あるいは怒るが如くさまざまに姿を変えて、摩周湖を一層神秘なものにします。霧につつまれた摩周湖、謎と神秘にみちた湖です。この摩周湖の透明度は世界一とも言われています。摩周湖は、高い岩壁に囲まれて、周囲に民家やホテルも有りません。そして、また、流れ込む川がなく、陽の光がさえぎられて、水温も低いことなどから、放流したニジマスやザリガニなどが生息するだけで、これといった生物の繁殖が見られません。このようないくつかの条件が重なりあって、摩周湖の透明度は高く、最近の環境省の調べでは、最大の透明度は28㍍(1993年第四回自然環境保全基礎調査)と記録されています。現在は、この透明度を維持するために、キャンプや水遊びはもちろん、魚の放流も規制しております。中の島、周囲160㍍、湖面からの高さ25㍍です。湖の向こうにそそり立つ山は、標高858㍍の摩周岳です。アイヌの人達はこの山をカムイヌプリと呼んでいました。
此方は摩周湖から硫黄山方向の写真です。
此方は摩周湖から硫黄山方向の写真です。
屈斜路湖、アイヌ語で「クッチャロ」喉口という意味です。昔この湖が釧路川となって流れ出す「のど」にあたる部分に、クッチャロコタンがあり、その名をとって屈斜路湖となったものです。屈斜路湖は周囲57㎞、面積およそ80平方㎞、一番深い所が118㍍、大部分が40㍍前後の深さを持つ、カルデラ湖です。(カルデラはスペイン語で鍋と言う意味ですが、土地が陥没して出来た大きな窪地の事で、そのカルデラの底の部分に水が溜まって出来た湖の事をカルデラ湖と言います。この屈斜路湖のカルデラは、面積400平方㎞で、九州の阿蘇カルデラをしのぎ、スマトラのトバ湖カルデラに次いで、世界第2位と言われています。)(カルデラは、その中心や周囲など、地殻の弱い所に、新しい火山を噴出する特徴を持っていて、湖に浮かぶ中の島や和琴半島のオヤコツ地獄、硫黄山、摩周湖を抱く摩周岳などは、そうして出来たものです。)湖の中に大きく横たわる中の島は、屈斜路カルデラに出来た二重式火山で、水面からの高さは355㍍、周囲12㎞、島全体が原始林に覆われています。この湖には以前、トゲウオ・ニジマス・イトウ・ヤマベなど、沢山の魚が生息していましたが、昭和13年、屈斜路湖を震源とする地震があり、酸性の強い温泉が湧きだしたため、今ではわずかにウグイがいる程度と言う事です。また、湖岸には和琴・仁伏・砂湯・赤湯・池の湯などの温泉があり、付近のキャンプ場と共に賑わっています。
弟子屈町に有る、霧と水の透明度で有名な、摩周湖です。周囲20㎞、深さ210㍍の湖です。黒々とした原生林と絶壁に囲まれた湖は、私達を神秘の世界へと誘い、透明度世界第1位と言われる美しい湖面は、水の色を遥かに超えた深い青さで見る人達を魅了します。😃✌🚕🚕🚕
弟子屈町に有る、硫黄山です。標高510㍍アイヌ語で「アトサ・ヌプリ」といい「裸の山」と言う意味です。山肌に見える黄色い部分は、すべて純度の高い硫黄です。明治の初めから昭和38年まで80年間にわたって採掘が行われました。🚕🚕🚕
蝦夷イソツツジの白い花も咲いていました。
蝦夷イソツツジの白い花も咲いていました。