高須番長の書道ブログ

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今日の漢字2015-46 出光の 看板文字は 誰書いた?

2015-12-20 00:10:11 | 今日の漢字

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 2015年12月20日

  昨今 手書きで しかも毛筆で文字を書く機会は少なくなったが、
巷間では 意外と手書きの漢字があふれている。
特に 居酒屋、ラーメン店などの飲食店にその傾向がある。

手書きの漢字のほうが インパクトがあり 集客効果があると
思われるのだろうが、究極のド迫力手書き漢字は
出光ガソリン の 「出光」に 尽きると思う。 

番長も小さい頃 「出る」という字が なかなか格好よく書けなくて
子供なので どうしても 左右対称的な字になってしまうところ、
この字にヒントを得て、開眼した記憶がある。

そう、「東」や「山」だって もちろん高須の「高」だって
お習字では左右対称に書く必要は無いのだ。とね(^_-)-☆

さて、この「出光」の漢字 さぞ有名な習字の先生が書いたのだろう?
と、思っていたが 誰が書いたのか?までは 考えなかった。

むしろ、ガソリンスタンドがオープンするたびに、
その先生が全国どこでも出向いて 「出光」を書くのは大変だな?とか
毎回ぴったり同じ字が書けるのだろうか?
調子のいい日と、悪い日があるのではないか?とか
思っていた。
 
まだ少年だった高須番長は、プリントなんて言葉は知らない。
てっきり、1回1回 現地で直筆するものと、思っていたのである。

 
  
、      出光の  看板文字は  誰書いた?


 



 



番長の書いた「出光」は 完成度において 
オリジナル「出光」に遠く及ばない。
ではオリジナルはいったい誰が書いたのだろう?

答えはすぐに得られた。 
「出光」の揮毫者は なんと、出光興産創業者
 故 出光佐三氏本人だった。

12月19日 小春日和の中  番長は鎌倉市東慶寺にある 
出光佐三氏の墓を訪ねた。
境内の奥まったところに墓苑があり、
さらに最奥に近い山の斜面の際に 「出光佐三夫妻之墓」があった。
周囲を囲む石垣の苔は 没後34年を物語るに余りある。

番長は墓前にたたずみ ご無礼を承知で
「出光」文字のブログ掲載のお願いをした。
と、その瞬間 静かだった竹藪がにわかに
ざわざわ となったのが不思議であった。

お願いをしたところで
むろん「認める」との声は帰って来ないが、
落葉盛んな折り、紅葉の一片が まるでスローモーションのように
ブランコの如く番長の眼前にひらりと舞い降りたのであった。

 



 

戒名に 佐三大居士の文字が読み取れる。

昭和の偉人 「海賊とよばれた男」 
出光佐三ご夫妻のご冥福を心から祈ります。

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