2011東京都社会人リーグ1部 2011.09.04(Sun) 19:30KO 会場:東京朝鮮中・高級学校(東京都北区) 観衆:30人(目測) | ||||
早稲田ユナイテッド | 3 | 0-0 | 3 | 東京ベイフットボールクラブ |
3-3 | ||||
得点者 15佐藤 翔 16小寺 中島 | 時間 58分 64分 69分 75分 83分 90+4分 | 得点者 14内山 24横山 8三宅 |
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早稲田ユナイテッド スタメン 4-4-2
9小貫 5前田
20沼田 15佐藤翔
22中島 8山下
19三代 3佐藤貴 4長井 7森永
31山下暁
早稲田ユナイテッド 選手交代
3分頃 8山下 → 18篠
49分 5前田 → 16小寺
77分 7森永 → 12阿部
早稲田ユナイテッド 警告・退場
28分 19三代(警告)
29分 5前田(警告)
35分 15佐藤翔(警告)
74分 4長井(警告)
84分 3佐藤貴(警告)
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東京ベイフットボールクラブ スタメン 4-4-2
24横山 14内山
9加藤 23佐野
10戸田 15尾林
7榎本 31森田 3坂本 4鈴木旬
21正岡
東京ベイフットボールクラブ 選手交代
46分 10戸田 → 8三宅
55分 9加藤 → 32望月
85分 3坂本 → 28鈴木誉
東京ベイフットボールクラブ 警告・退場
なし
*各チーム情報は管理人独自集計による(間違い等ありましたらご指摘ください)
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4日はせっかく東京に出たのだからということで、日中の関東大学女子リーグの後は
何を見ようか試合を探していたら、東京都1部リーグの早稲田ユナイテッド(以下、早稲田)と
東京ベイフットボールクラブ(以下、東京ベイ)の試合がナイトゲームであるというので行ってみた次第。
会場の東京朝鮮高校グラウンドは、この試合の前にT1リーグ
(高円宮杯U-18サッカーリーグ2011東京1部)昇格決定戦
国学院久我山高校と東京朝鮮高校の試合が行われ2-0で国学院久我山が勝利し
来季のT1昇格を決めたもよう。
会場は200人を超えるほどの観客がいたと思ったけど試合が終わると大多数が
サッと引いてしまい、この東京都1部を観る観客は30人ほどに。
この日はフェアプレー・デイということらしく、試合前の写真撮影は両チームが
仲良く納まって撮影を受けてました。
で、試合。
両チームともシステムは4-4-2
メンバーを見て思ったことは、センターラインの選手の体格が皆大きい。
神奈川のチームも大きい選手のいるチームはあるけど、CBやボランチコンビを見ても
凸凹な関係のチームが多いように感じるので、それに比べるとこの2チームは体格面では
いい選手を揃えているようだ。会場の東京朝高人工芝は施工から大分時が経ったグラウンド
のようで芝がかなり倒れており、パスが早く回りやすい。
イメージ的には横須賀の日産追浜グラウンドと同じくらいと言えば神奈川な方には分かりやすいかも。
どちらも1タッチかダイレクトでパスを回し、ショートカウンターで攻める戦術のため
攻守の切り替えが早く初めて見る者にとっては忙しない展開。
でも1タッチ、ダイレクトパスの意識は強い反面、インターセプトによるボールロストの回数も多く
パス回しは早いものの、少々単調な流れのようにも。この辺は好みの問題かも知れないけど。
それと早稲田ユナイテッドのプレーは競った後のあからさまなレイトタックルがやたらと多い。
そのため多くの警告(計5枚)を貰うことになった。
何が彼らをそうさせるのか分からないが相手を削って怒らせて集中削ごうという作戦なのだろうか。
フェアプレー・デイにも関わらず、なかなか挑発的なプレーを好むチームである。
東京ベイの選手はそんな早稲田のファウルに良く耐えてプレーしていたものだと思う。
前半は終盤に東京ベイ24番・横山の決定的なヘッドがあったものの早稲田GKが片足セーブ
といった見せ場があったものの、どちらも決定機に乏しく0-0で折り返し。
後半に入ると試合が動き出す。
早稲田はFW5前田から交代した16小寺が左MFに入り、小兵ながらすばしっこい動きをする
20沼田が前線へ。交代した16小寺は裏への抜け出しの動きが良い選手。
早稲田は左サイドを基点にリズムを作り出していった。
しかし最初に得点したのは東京ベイ。
58分、東京ベイ23番佐野が右サイドを突破してクロス。これをファーでフリーになっていた
FW14内山がヘッドで合わせ東京ベイが先制する。
早稲田も64分、15番佐藤翔がカウンターからゴールを決めすぐさま同点に。
ここから流れはシーソーゲームの空気が漂い始める。
69分、東京ベイは右SB4番鈴木旬が駆け上がりDFとGKの間に高速クロスを供給。
これをFW14番内山がダイレクトの右足インサイドで合わせ2-1に。
早稲田も負けじと75分、22番中島の左サイドの突破からクロス。2列目から走りこんできた16番小寺が
合わせ2-2の同点に追いつく。
その直後の76分、東京ベイはDF裏をあざ笑うスルーパスに反応した14番内山のシュートは枠外。
78分には東京ベイ3番坂本が足を攣らせ試合が中断。
しかしその5分後の83分、後半開始から交代出場した8番三宅がドリブルで持ち込み最後はフェイントを
1つ入れてGKが一歩も動けない見事なシュートを決め3-2。
2011東京都リーグ1部 WASEDA UNITED vs 東京ベイFC
このまま東京ベイが逃げ切るかと思われたが、アディショナルタイム3分を超えた
90+4分、早稲田は左サイドから22番中島が放ったシュートは緩い放物線を描き
東京ベイゴールへ吸い込まれる、奇跡のようなゴールで同点に。
この同点弾も見事なゴラッソだった。これだからフットボールは分からない。
結局、試合は3-3で両者痛み分けに。
試合の雰囲気も淡々と静かに流れるクールな雰囲気が印象的でした。
こういうのが都会の、東京のフットボールなのかなと。
神奈川が時に少々熱くなりすぎてるのかも知れませんけどね。
ここの所、神奈川のフットボールシーンばかり追いかけていたものなので
たまにはこうして他所の地域の普段着のリーグを見るのもまた刺激になっていいですね。
結果はドローでしたが良い試合を観させていただきありがとうございました。
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