第87回全国高校サッカー選手権大会 決勝 2009.01.12(Mon) 14:10KO(45分ハーフ) 会場:国立霞ヶ丘競技場 | ||||
鹿児島城西高校 | 2 | 1-2 | 3 | 広島皆実高校 |
1-1 | ||||
得点者 大迫勇 野村 | 時間 20分 23分 33分 62分 66分 | 得点者 金島 谷本 金島 |
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ネットカフェから急ぎ更新のため取り急ぎ。
試合は守備はゾーンで守りしっかり中盤から組織で攻撃の形をつくる広島皆実と
マンマークの守備、中盤でタメは作らず個々の能力を重視し縦縦に攻め込む形の
鹿児島城西の対決となる。
立ち上がりから試合のペースは広島皆実。
中盤での空中戦やセカンドボールを拾い捲った皆実は城西のロングボールも
最終ラインがことごこく跳ね返す。
あくまでもどこまでもマンマークで付いてくる城西は
皆実のパスワークに引き付けられては走らされる防戦一方。
ただ、大迫勇に低いクロスが入った時はそれが即座にビッグチャンスになった。
17分の大迫勇のダイビングヘッドは彼のこれまでの実績どおり高い才能を
思い知らせるには十分な位のハイレベルなプレーだった。
20分、城西・大迫勇が右スローインを受けると単独で突破を図り皆実ゴール前の
混戦から半ば強引にゴールをこじ開け先制。
大迫勇は(首都圏開催となった第55回大会以降)1大会最多記録を樹立。
しかしこのゴールから僅か3分後、皆実のファインゴールが生まれる。
7番MF浜田が左サイドを突破してクロスを入れると右サイドにいた8番MF佐々木が
ヘッドで中へ折り返し、9番FW金島が右足ボレーでズドン。
サッカーの教科書通りのような崩し方で皆実が同点。
33分は皆実10番MF谷本が左サイドでロングボールを受けると相手のマークを
受けながら1発目のシュート。これはブロックされたが、すかさずもう一度
シュートを放つとボールは城西ゴール右へ。これで逆転。
後半、城西は左足を怪我していた7番MF大迫希を下げ14番MF平原を投入。
62分、その平原が右サイドで大迫勇からパスを受けると中へドリブル突破
その先にいた11番FW野村へパスを出すと皆実DF陣はブロックに間に合わず
野村はゴール前ほぼ中央からシュート2-2に追いついた。
しかし66分の決勝点はちょっとあっけないものだった。
皆実が右サイドを攻め込み中へクロスを送ると城西GK神園がクロスボールを
被ってしまいファーにいた皆実9番FW金島のヘッドが城西ゴールを破った。
皆実は攻撃は中盤を制するパスワークが目に付くけど守備では特に
空中戦で勝っていた場面が多かった所が対城西戦で敗れていった他校と
異なっていたと思う。
城西は4番DF松井が種類の豊富なロングボールを出せるけど、他の選手では
大迫勇が前線に斜めのパスを出せる位で、あまりパスコースの種類が
多くなかったことと各選手のポジションもほぼ固定で変化に乏しかったためか
運動量を上げた時間帯と大迫勇にボールが渡ったとき位しかチャンスが
なかったように見えた。
まあそれでも大迫勇にボールが渡った時は怖かったけど。
その点、皆実は実に多彩な攻撃を見せていた。あんまり多かったので
どれを挙げていいか分からないくらいだったけど、攻撃のバリエーションの数と
空中戦において競り勝てた皆実の総合勝ちと言っていいのかも知れない。
対照的なチームの対戦だったけど、久々に見所の多い面白い決勝でした。
広島皆実の皆さん、初の全国制覇おめでとうございます!
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