From mitsuzawa northeast

横浜FCと横須賀・神奈川のローカルフットボールシーンを気ままに応援する日記。時々故郷・静岡県東部のフットボールなども。

2012 J2 第30節 ファジアーノ岡山 vs ギラヴァンツ北九州

2012-09-06 | J2観戦記
2012/08/22 J2
第30節 19:00KO
会場:カンコースタジアム(岡山市)
観衆:8,172人
ファジアーノ岡山11-11ギラヴァンツ北九州
0-0
得点者

14千石廉
時間
19分
42分
得点者
25新井涼平


ファジアーノ岡山 スタメン 3-5-2

    20川又   13石原

25田所   7金民均    2澤口

    14千石   8千明

  5植田  18竹田  3後藤

        1中林

ファジアーノ岡山 SUB

GK21真子 DF2篠原 MF17服部 MF29大屋 FW10チアゴ FW36関戸 FW39三村

ファジアーノ岡山 選手交代

66分  2澤口 → 36関戸
68分 20川又 → 10チアゴ
80分  7金  → 38三村

ファジアーノ岡山 警告・退場

57分 5植田(警告・ラフ)

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ギラヴァンツ北九州 スタメン 4-4-2(中盤ダイヤ)
 
     11池元        9大島

           21端戸

  29鈴木            7木村

           25新井

16多田 22キローラン木鈴 5金鐘必 26川鍋

           1佐藤

ギラヴァンツ北九州 SUB

GK31キローラン菜入 DF2宮本 DF3小森田 MF14竹内 MF8森村 MF19林 FW18常盤

ギラヴァンツ北九州 選手交代

54分 29鈴木 → 14竹内
60分 26川鍋 →  2宮本
65分  9大島 → 18常盤

ギラヴァンツ北九州 警告・退場

39分  9大島(警告・反スポ)
61分  1佐藤(警告・遅延)
84分  7木村(警告・ラフ)
90+1分 5金(警告・ラフ)

*記録は管理人独自及び公式記録を参考
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山陰の旅の道すがら、1度は寄ってみたかったファジアーノ岡山の試合。
岡山に来るのは高校時代の修学旅行以来だけど、やはり10何年も前の話なので
10数年前はJリーグの観戦文化が無かったこの街が、今はどんな風に
変わっているのか実際現地に行き、この目で見て確かめたかったからだ。

岡山駅西口側は以前は綺麗に整備され大分様変わりしてしまっていた。
以前は長い跨線橋の先に如何にも裏口(失礼)というような小さな駅舎が
あったようなイメージだったと記憶している。
今では立派なバスターミナルと二階に上がる形のタクシーの吹き溜まりに
NHKのビルまで立っている小洒落たターミナル駅に変貌している。

カンコースタジアムはそんな岡山駅の西口から北へ15分ほど歩いた所にある。
駅から徒歩圏内という立地は本当に素晴らしく思う。
ここで噂のファジフーズを色々堪能したけれど、その件については別エントリーで。

 
せっかく滅多に訪れることのない岡山だからということで、チケットは1番高い
メインFAGiシート(SS席より格上)を買ってみた。この席が僅か3000円で済むのは
非常にお得。普通なら5000円はするだろう。旅の初日にゲリラ豪雨にやられ
びしょ濡れになったら堪らないし、カンコースタジアムの屋根の恩恵はどれほどのものか
ここの席にすれば判るだろうと思ったので。幸い天気は崩れることなく雨にやられることは
無かったが、非常に蒸し暑くプレーするには大変な陽気のように感じた。

岡山はスタートは3-5-2のように見えたが途中から(?)
FW20川又1トップの2シャドーの3-4-2-1のようにも見える。
残念ながら岡山で知ってる選手といえば清水ユース出身で岡山へ来た13石原と
外国人選手のチアゴ、サッカー専門誌で中心選手と見出しのあった千石位。
横浜FCの試合でも対戦しているはずだけど、あまり名前を覚えている選手は少ない。

北九州は4-4-2中盤ダイヤの構成。
2トップの1角、ベテラン大島は今季初出場。池元との2トップはワイドに開きチェイシング等の
守備には関わらずカウンターの基点に専念。岡山は3バックのためウイングの背後を突く狙いのよう。
北九州は岡山の1トップ2シャドーに対応するため中を固める守備に。そのため両サイドは
スペースが空き、岡山は特に左サイドMF25田所を走らせチャンスを作る。


先制は北九州。左サイドで25新井がボールを持つとトップ下21端戸に預け
新井は中へ切れ込んで端戸からリターンパスを受ける。岡山は7金民均が新井へ寄るが
新井はフリーと見るやバイタルエリアから思い切りのいい無回転ミドルを突き刺しゴール!
新井はこれがJ初ゴールだったとのこと。すばらしいゴールだった。


岡山はサイドは制圧できるが中を固められているためシュートまで持って行けず。
しかし前半終了間際の42分、右サイド深い位置でボールを奪うと左MF2澤口が
大きくサイドチェンジ。これを受けた25田所が持ち込みポジションチェンジして
左シャドーに入っていた13石原に渡す。石原は上がってきたボランチ14千石と
ワンツーで守備の対応に来た北九州25新井を翻弄すると前線へ浮き球パス。
これはブロックした新井の身体に当たって裏に抜けていた千石の下へ運よく転がり
千石は右足でボールコントロールしてから左足のややミスキック気味なシュートで
ゴール右隅に流し込み同点とする。


後半は岡山、北九州共に選手を3人交代。北九州の鈴木真吾(元横河武蔵野など。元祖アマチュア希望の星)は
もう少し長く見たかったけど戦術的な交代とのことで早めに引っ込んでしまった。
岡山は怪我明けというFWチアゴを投入。しかしチアゴは動きが重いし頼みのヘッドの
精度もイマイチ。他にもクロスの質も低くなんだかなあという印象だった。

北九州は前線は守備をあえてせず、中盤も新井の空中戦の強さと真ん中を強化した守備で
耐え忍び後半終盤になってから猛攻を見せ付ける。
終盤何時の時間帯か失念してしまったが、北九州のカウンター発動時に池元に流れたボールを
追って飛び出した岡山GK中林が池元にあっさりと交わされてしまい慌てて自陣へ戻るピンチに。
池元は落ち着いて切り返しから岡山ゴールへシュートを放ったが戻ってきた中林が
反射神経だけで池元のシュートのボールをセービングする漫画のようなプレーを披露したのには笑った。
こういうGKは面白いなと思う。

 
結局、試合は追加点を決め切れず両者1-1のままドロー決着。
決定力の面では物足りなさを感じたものの、真夏のJ2の試合としては
「まあ、こんなものだよね」と概ね満足できる試合だった。
それにしても、この日の観客数は平日にも関わらず8000人オーバーは素直に凄いと思う。
全国的に有名な選手もいないのにこの数字はどうして出せるのだろう。
つい数年前は地域リーグからJFLに昇格する地域リーグ決勝大会で勝ち上がったときは
まだその他のJを目指すクラブと同じ位の集客数のはずだったクラブなのに。

(おまけ)

カンコーメインにある岡山の特製絨毯。
メイン指定席のための絨毯だけど、こういうのがあると上客感が増して来ますね。

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