アルテ高崎ＪＦＬ退会・雑感

アルテ高崎、ＪＦＬからの退会について（ＪＦＬ公式）

第３者からすると、寝耳に水な話。
だが、内容をよく見るとアルテ高崎経営陣がチーム移管の申し出を行うタイミングが
遅すぎたし、ＪＦＬも年末年始を挟んで関東２部参入最後の枠を争う関東社会人大会５位決定戦前日に
最終決定のリリースを流す間の悪さ。

地域連盟の意思決定が各都道府県所属チーム寄り合いの総会（この場合では臨時総会か）で
決めなくてはならないのに、このタイミングでこんな決定を下すことは
ＪＦＬが地域以下のことを考えずに逃げに走ったようにも受け取れる決定といえる。

現時点でのアルテの退会が承認された旨の１本のプレスリリースのみでは筋が通らないのは明白で
１２月半ばに理不尽な申し出を行ったアルテ高崎経営陣と彼らが一義的に悪い訳ではないが、リーグを
統括する立場であるＪＦＬ事務局は下位リーグ（特に関東サッカー協会、関東社会人連盟、関東各都県サッカー協会）の
選手、関係者、ファンを含めた下位リーグに携わる全ての方に対し多大な迷惑を掛けたことを詫びるコメントを
発表しなければならないだろう。
（既にアルテサポーターの方などがブログ等で関係者諸氏に対しお詫びコメントを発表しているが、彼らには何も責はない。）

アルテの件で分かったことは、都県の１部～地域まではクラブのポテンシャル次第でなんとか上がれるけど、
全国リーグとなると厳しくなるアマチュアチームの限界とリスクが見えたこと。
Ｊは目指さないがＪＦＬまでは目指しますと謳うチームも自分達の目標を再点検した方がいいということ。
上記の目標を掲げているアマチュアチームは全国多々あるが、全国リーグに参入することは
Ｊ準加盟チームがＪ２に上がる壁と同等以上の参入リスクがあることを考慮しなければいけないように感じる。

それと、これも以前から薄々思っていたことだがＪＦＬのような実質国内３部のアマチュアリーグはどうしても
全国リーグを行う必要あるだろうか。やはり全国リーグはアマチュアクラブには経費が掛かりすぎるのではと。
プリンスリーグのプレミア東西～上位数チーム同士のプレーオフによる順位決めのようなやり方はＪＦＬな方々は
納得できないだろうか。

話が逸れた。


色々と長々と書き連ねてしまったがアルテ高崎の今後の処遇はアルテ側の公式発表を
待つほかにない。チームがこのまま解散となるか、下位リーグで仕切り直しとなるかは
現時点では分からないが、よりベターな着地点に到達することを願いたい。