From mitsuzawa northeast

横浜FCと横須賀・神奈川のローカルフットボールシーンを気ままに応援する日記。時々故郷・静岡県東部のフットボールなども。

第1回FIPFAワールドカップ2007観戦記(前編)

2007-11-12 | ハンディキャップ・フットボール

もう大会が終わってから1ヶ月が過ぎようとしていますが当ブログでは
ようやくFIFPAワールドカップの観戦記のアップです(滝汗)
関係者の皆さん、ゴメンなさい・・・。
随分前から草稿は温めていたのですが、長文になりそうなことと
多忙につき時事ネタ追っかけていたらアップする間が無くなって
しまったので、ご容赦願いたいです。
そんなわけで、長文になりそうなので前後編と分けてアップします。

去る10月13日、日本で行われるもう1つのサッカーワールドカップがある
とネットで知ったワタクシは東京、江東区にあるBumB東京文化スポーツ館へ
行ってきました。
途中、TDLのモノレールに初乗りとかで油を売ってしまったけど(汗)
準決勝の日本×フランスの開始15分位前に会場へ到着。
BumBという施設は初めて行きましたが、こんな立派な施設が
夢の島にあるなんて知らなかったです。


玄関にあった大会ロゴ



この大会にはサッカー文化支援団体infinityが大会ボランティアをやりながら
日本代表の応援をやっているけど、人数足りないから応援頼むと
広島方面のコチラ様のエントリーで見かけたので、Jもやってないし
ちょっくら行ってみようかと思った次第。

ていうか、代表の選手をゴール裏で【応援】するって実はこれが
初めてだったり。10年前のフランスW杯予選の頃はチケット争奪戦
に勝ち残ってまで行こうとは思わず、むしろ清水の経営危機→J存亡危機
の方が代表よりも大事だろと思ってたし、A代表の観戦も2000年の
キリンカップ・パラグアイ戦が最後だったし。最近は、なでしこ中心に
見に行くけどゴール裏ではなくメインやバックでマターリと見てたので。

だからといって代表ユニを持ってないわけではなく2002W杯の
パブリックビューイングに行った時買ったユニがあったので、それを
着用。若い人達の応援のノリに付いていけるか不安があったけど
コールリーダーやってた青年が中々の熱い男だったので、彼の
リードならやっていけそうだと思い飛び入り応援に参加。


コチラはインフィニティの皆さんが配っていたフルカラーの
選手紹介と歌詞のビラ。選手一人一人のチャントまであり。
日本代表のユニは胸に輝く日の丸とキャプテン翼の南葛みたいな
デザインのユニでなかなかカッコいい。

で、試合。
準決勝のフランス×日本は、前日のグループリーグ試合で0-5と敗戦。
その日の夜は選手スタッフ合わせて長時間に及ぶミーティングを行った
とのこと。その前日のミーティングの成果があったか日本は優勝候補
フランスを相手に守備で大善戦。戦術的には前日に温存したエース北澤を
投入したことが効果的だったようだ。ただ、電動車椅子サッカーには
2on1(ツーオンワン)という独特のルールがあり、ボールをキープ
している選手の半径3メートル以内で、2名以上の相手チームの選手が
ボールを奪いに行った時点で取られるファウルがある。
(ただし、GKは2on1の対象にならない)
ちょっと日本はボールを奪いに行こうという意識が強いあまりこの
2on1に掛かり気味。この辺は組織サッカーが大好きな日本人の
習性かもしれない。というわけで電動車椅子サッカーの守備は
個人のスキルとカバーリングの連動性が、攻撃ではセットプレーの
スピードが勝負のカギとなるようだ。
(ドリブルは相手の守備力が高いとあまり有効とならない)

フランスはやはり大会優勝候補だけあって、かなり高いスキルを
もった強いチームだった。しかも試合への適応力も高い。
日本の守りも頑張っていたけど、徐々にフランスペースになって行き
日本のスキをついては何度か決定機を掴むも日本も何とか凌ぎ切り
延長戦へ。
しかし延長後半早々にセットプレーからゴールを許してしまう。
日本も押されながらもカウンターで勝機を狙うがゴールが奪えず
タイムアップ。0-1の敗戦。本当に、本当に惜しい一戦だった。

ちなみにYouTubeにフランス戦の動画があったのでリンクしておきます。
http://www.youtube.com/watch?v=Um6WeMJkOFg&eurl=http://web-jpfa.jp/wc/column/item_225.html


昼食と休憩時間(この間に和太鼓の演奏あり)を挟んで
3位決定戦は日本×ベルギーとなった。
この試合には和太鼓演奏をしていたお姉さん方が急遽応援に加わって
和太鼓と手拍子、チャントのスタイルで応援。
ここでもコールリーダー君が激を飛ばして応援を盛り上げる。
試合はグループリーグでは3-0と日本が勝利していたらしいけど
3決のベルギーはフランスに負けず劣らずの手強いチームだった。
(ちなみに電動車椅子サッカーは男女および年齢制限なしに登録できる。
ベルギーはGKが女性選手だった。)
前半は両者ほぼ互角かと思われたけど、終了間際にベルギーに
ゴールを奪われ0-1で折り返し。
後半は11分に日本FKで北澤のパスを受けたシュートモーション時の
眼光の鋭さが印象的な重松がシュートを放ち1-1の同点に!!

そしてこちらも延長戦へ。
延長戦は終始ベルギーにペースを握られたものの、日本はフランス戦で
見せた守備の粘りを発揮。サポも最後まで声を出し切って必死の応援。
試合はPK戦へ。
PK戦はよっぽどという限りシュートされたらGKにはノーチャンス
なんじゃないかという感じだったけど、日本は2人が外してしまい
5-4でベルギーの勝利。日本は4位に終わった。


試合後、サポーター席に集まる選手達。
悔しくてたまらなかっただろうけど、彼らは少人数ながらも
会場を沸かせた日本応援団に最大限の謝辞を送ってくれました。
というよりも一番感謝しなければならないのは、主役である貴方たちなのに。
ちなみにヨッシーこと吉沢選手。
アナタ、あそこまで心憎い感動的な演出しなくても。(失礼。褒めてます)

しかし、日本代表は彼ら自身の敢闘精神だけでなく
ボランティアのスタッフを含めて本当に素晴らしいチームでした。
まとめは後編に譲りますが、こんなに熱くなれるスポーツだとは
思いませんでした。

余談ですが、フランス戦のハーフタイム時に後ろを
振り返ったら元鹿島の本田泰人氏が応援されていたのには
ちとビックリ。本田氏、なんか凄く腰の低い人だなと(笑)

続きは第1回FIPFAワールドカップ2007観戦記(後編)へ。

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