アブラナ科、Brassicaceae、シロイヌナズナ属、イベリア半島~北アフリカ原産、固有種、
学名:Murbeckiella boryi、
2009年6月、2016年6月16日、2017年5月23日、2018年6月20日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影、
ムルベキエラ・ボリイ Murbeckiella boryi の花。標高850メートルから1900メートル付近に自生。
登山道やスキー場建設で固体数は減少している。
スペイン、ポルトガルのレッドリストには含まれていないが絶滅が懸念される。
ムルベキエラ・ボリイ Murbeckiella boryi でした。
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(GKZ植物事典より)和名は学名の音読みから。属名は、スウェーデン人植物学者 Svante Samuel Murbeck への献名。種小名は、フランス人自然主義者 Jean-Baptiste Geneviève Marcellin Bory de saint-Vincent への献名。
ムルベッキエラ・ボリイは、アブラナ科の多年草である。本種は、原産地の項に記した地の標高1300~3000m級高地で珪質岩地帯で、概してあまり日当たりの良くない岩場の割れ目等に自生する野草である。草丈は25~40㎝程度となる。茎は白色の星状毛に覆われ、粘液質である。葉は、長さ4,5㎝程度までの楕円状で、縁部は途中で多深裂し、先端部は匙形となる。4~8月頃、茎頂に、径6~1,4㎝程度で白色の3~8弁の花を散房状につける。花後には、長さ1~2,5㎝程度の蒴果をつける。 (GKZ植物事典より)
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