キク科、Asteraceae、タンポポ属、ヨーロッパ原産の多年草、
学名:taraxacum officinale、
和名:セイヨウタンポポ(西洋蒲公英)、
英名:Dandelion、Common Dandelion、Lion's Tooth、Bitterwor、Chcoria、Fortune-teller、Wild Endive、Puffball、
葡名:Dente-de-leão、
2010年4月15日、エストレマドーラ地方で、2011年2月、ポルトガル、アレンテージョ地方で、2012年6月23日、バイラーダ地方で、2015年1月9日、2016年2月15日、コスタ・アズール地方で撮影、
花の直径は3cmほど。草丈は20~30cmほど。表示名は学名の音読み。
あまり季節を問わず、黄色い舌状花を長い期間にわたって咲かせる。
萼のように見える部分(総苞片)が開花時に反り返ることで、花に沿って固く閉じる日本の在来種とは区別できる。
葉は鋸歯状や羽状に深裂するが、変化が大きい。生育型は、ロゼット型となる。
葉や茎を切ると白いゴム質の乳液が分泌され、これによって虫に食べられるのを防いでいる。アレロパシー作用をもつといわれている。
根茎による繁殖力が強く、どの部分の切片からも出芽する。セイヨウタンポポには有性生殖を行う2倍体と無融合生殖を行う3倍体があり、単為生殖で種子をつける。つまり、花粉に関係なく、種子が単独で熟してしまう。そのため繁殖力が強い。
ヨーロッパのタンポポの分類には諸説あり、タンポポ属だけでも種数は400種とも2000種ともいわれている。
北アメリカ、南アメリカ、南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランド、インド、日本に外来種として移入分布する。
日本の環境省指定要注意外来生物。日本の侵略的外来種ワースト100に選定されている。日本の在来種とは外側の総苞の反る点が異なる。(Wikipediaより)タラクサム・オフィキナレ taraxacum officinale でした。
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(GKZ植物事典より)和名は、本種がヨーロッパ原産のタンポポであることから。属名は、アラビア語の tharkhchakon(=苦い菜)に由来したラテン名から。種小名は「薬用の」の意。
セイヨウタンポポは、キク科の多年草である。草丈は15~30㎝程度となる。根はいわゆるゴボウ根で、葉は全て放射状に根出する。葉の縁部は、羽状深裂~深鋸歯状と個体差がある。3~5月頃、長い花茎(葉は持たない)を立ち上げ、頂部に径3,5~4,5㎝程度で黄色い頭花をつける。総苞の高さは2㎝程度 で、総苞外片が外方に反り返る。(在来種は反り返らない。)花は舌状花のみで構成され、その数は在来種よりも多くなる。花後の果実は、長さ2,5~4㎜程度の痩果である。本種はヨーロッパが原産であるが、南北アメリカ、アジア、アフリカ、オセアニアに帰化状態にある。我が国では、明治37年(1904)に北海道で発見され、現在では日本全土に広まっている。我が国の外来生物法では「要注意外来生物」に指定されている。本種は、日本の侵略的外来種ワースト100にも含められている。(GKZ植物事典より)
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