The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

スペルグラリア・プルプレア Spergularia purpurea

2021-01-05 10:26:21 | ポルトガルの野の花

ナデシコ科、Caryophyllaceae、ウシオツメクサ(スペルグラリア)属、地中海沿岸地域原産、

学名:Spergularia purpurea、

英名:Purple Spurry、Purple Sandspurrey、葡名:Espergulária-roxa、Sapinho-roxo、

2009年6月21日、2016年5月31日、ポルトガル、ベイラ地方で、2014年9月2日、2018年5月5日、コスタ・アズール地方で撮影、

 

スペルグラリア・プルプレア Spergularia purpurea の花。地中海沿岸のスペインからポルトガル、モロッコに分布し、塩分のない砂地や荒れ地などに生え、草丈は10~25センチになる。

 

葉は線形で多肉質ではなく、根生してロゼットを形成する。

 

スペルグラリア・プルプレアの蕾。暗くなれば閉じて、明るくなれば開く。

 

晩春から夏にかけて、緩やかな集散花序に、紅紫色の花を咲かせる。花の直径は4ミリほど。花には、10個またはそれより少ない黄色の葯がついた雄しべと、3個の柱頭がある。種小名の purpurea は紫色の意味。果実は蒴果。

 

一緒に咲いている薄い色はスペルグラリア・ルブラ。もっと薄いのはスペルグラリア・メディア。スペルグラリア・プルプレア Spergularia purpurea でした。

©2021 MUZVIT

 

(GKZ植物事典より)和名は学名の音読みから。属名はラテン語の spargere(=撒き散らす、散布する)を語源とする。種小名は「紫色の」の意。

スペルグラリア・プルプレアは、ナデシコ科の1年草である。茎は地を這い、分枝をしながら広がりを見せる。草丈は10~15㎝程度となる。茎・葉ともに繊毛が密生する。葉は、線形で、長さ8~40㎜程度、先端部は尖り、基部は茎を抱き、対生する。6~8月頃、葉腋から集散花序を出し径3~4,5㎜程度で紅紫色の5弁花をつける。花後には長さ3~5㎜程度の蒴果をつけ、熟すと開裂して内包した種子を撒き散らす。 (GKZ植物事典より) 

 

 

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