ナデシコ科、Caryophyllaceae、マンテマ(シレネ)属、西アジア~ヨーロッパ、地中海沿岸地域原産、2年草、
学名:Silene latifolia、
和名:ヒロハノマンテマ(広葉マンテマ)、マツヨイセンノウ(待宵仙翁)、
英名:White Campion、葡名:Assobios、
2011年3月10日、2016年2月1日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で、2014年5月19日、エストレマドーラ地方で、2015年6月13日、2016年6月13日、2017年5月23日、2018年6月20日、ベイラ地方で撮影、
枝分かれしてまばらな円錐花穂を出し、短い柄の上に白花をつけ、夕方開花して香気を出す。茎は直立し、茎毛密生、茎上部腺毛白あり、雌雄異株。高さは40~80センチほど。
花茎の先に3センチほどの花弁に裂け目のある白い花をつける。
種小名のラティフォリア latifolia は「幅の広い葉」という意味。
和名のマツヨイセンノウ(待宵仙翁)は夕方から花が開くので、同様に夕方から開くマツヨイグサの名を借り、また同じナデシコ科のセンノウの名を借りたものだという。
シレネ・ラティフォリア Silene latifolia でした。
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(GKZ植物事典より)和名は、夜開性のセンノウの意から。属名は、ギリシャ神話の酒神バッカスの養父であるシレネスの名に因んでいる。種小名は「広葉の」の意。
マツヨイセンノウはナデシコ科の多年草である。本種は、原産地の項に記した地の沿海地で、概して日当たりの良い砂壌地に自生する。草丈は30~70㎝程度。全草に白色の細毛が密生し,触れると幾分粘り気がある。葉は、長さ3~10㎝、幅0,5~3㎝程度の披針形~長楕円形で、茎に対生する。葉の縁部は全縁、先端部は鋭頭で、両面には細毛が密生する。5~6月頃、花径2㎝程度で白色の5弁花をつける。本種は夜開性で、朝には萎んでしまう。開花時には芳香を放つ。本種は、雌雄異株で、人間と同じような染色体、つまり、雄株はXY、雌株はXXの染色体を持ち、染色体研究の対象物とされる。我が国へは明治期に観賞用に導入されたが、その後、今日では各地で帰化状態にある。(GKZ植物事典より)
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