ツツジ科、Ericaceae、エリカ属、ヨーロッパ西部原産の常緑低木、
ノルウェー南西部からイタリア北西部より以西に分布、
学名:Erica cinerea、
和名:エリカ・キネレア、ベルヒース(鐘ヒース)、
英名:Bell Heather、Scots Heath、
葡名:Negrela、Queiro、Quieroga、Urzo-foxa、
2014年9月25日、2015年6月13日、2016年7月16日、2018年9月25日、ポルトガル、バイラーダ地方、ベイラ地方で撮影、
日当たりが良く乾いた酸性土壌に自生。よく分枝して高さは 80センチほどになる。
葉は暗緑色の線形で、ふつう3輪生する。
5月から9月ごろ、枝先に花序をだし、5ミリほどの小さなベル形の花を咲かせる。花色はふつう赤紫色だが、白色やピンク色の園芸品種もある。黒い葯があまり突き出さないので花色は鮮明で、遠くからも目立つ。
ベルヒース(エリカ・キネレア Erica cinerea )の花。
エリカ・キネレア Erica cinereal でした。
©2021 MUZVIT
(GKZ植物事典より)和名は学名の音読みから。属名はギリシャ語で「砕く」の意のエレイケーに由来している。かつて、エリカが胆石を砕く薬効を持つと信じられていたことによる。※属名の語源については、別の説では、ギリシャ語の eric(=ほうき)が語源であり、箒をこの属の植物で作ったことからと言う。種小名は「灰色の」の意。
エリカ・キネレアはツツジ科の常緑樹である。本種は、概して日当たりが良く、比較的乾燥した酸性土壌地帯に自生が見られる。樹高は80㎝程度となる。茎は直立し、良く分枝し広がりを見せる。葉は暗緑色で、長さ4~8㎜程度の線形で、概して茎に3輪生する。5~9月頃、枝先に長い円錐花序を出し、長さ4~7㎜程度で鐘形、赤紫色の花を多数つける。花冠は4浅裂し、裂片は外方に反り、中からは雌蕊が花冠より外に突き出る。大正期以降の渡来。(GKZ植物事典より)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます