オオバコ科、Plantaginaceae、または ゴマノハグサ科、Scrophulariaceae、カエノリヌム(ヒナウンラン)属、地中海沿岸地域原産、多年草、
学名:Chaenorhinum origanifolium、
英名:Dwarf Snapdragon、Malling Toadflax、仏名:Linaire à feuilles d'Origan、
2014年5月11日、2016年6月1日、2022年6月15日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、
原産地はヨーロッパの南西部で、石灰岩地帯に自生。
殆ど水分のない、城壁の上で小さなたくさんの花を綺麗に咲かせていた。草丈は10cmから20cmほど。茎、葉ともに毛深く、葉は小さい卵形で、互生(互い違いに生える)。
枝先の葉腋から花柄を伸ばし、青色で2㎝程度の筒状花を付ける。開花時期は5月から10月くらい。花冠は5裂し、唇型となる。
石灰岩質の山の木陰に自生していた。茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径1cmくらいの淡い紫色をした唇形の花を次々とつける。花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。属名の Chaenomeles はギリシャ語の「chaino(開いた)+rhinum(鼻)」からきている。種小名の origanifolium は「ハナハッカ属(Origanum)のような葉の」という意味である。(花図鑑より)
カエノリヌム・オリガニフォリウム Chaenorhinum origanifolium でした。
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(GKZ植物事典より)和名は学名の音読みから。属名はギリシャ語の chaino(=開く)と rhis(=鼻)の合成語から。種小名は「ハナハッカ属(Origanum)のような葉を持った」の意。
カエノリナム・オリガニフォリウムはオオバコ科の多年草である。原産地の項に記した地の標高500~2500m級高地で、石灰岩質土壌地帯に自生の見られる野草である。茎は概して地を這い、分枝した枝が斜上し、草丈は30㎝程度となる。茎・葉ともに毛深い。葉は長さ2㎝程度の楕円形で枝に対生する。6~8月頃、枝先の葉腋から花柄を伸ばし、青色・淡桃紫色で2㎝程度の筒状花を付ける。花冠は5裂し、唇型となる。本種の花の特徴として学名(属名)に示されるように花冠中央部が大きく開く点にある。下唇の喉部には黄色い模様が入る。(GKZ植物事典より)
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