キンポウゲ科、Ranunculaceae、オオヒエンソウ(デルフィニウム)属、地中海沿岸地域原産の耐寒性宿根草、
学名:Delphinium halteratum、
英名:Winged Larkspur、葡名:Esporinhas、
2008年7月、2017年6月16日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、
紫が鮮やかなデルフィニウム Delphinium halteratum の花。
海からの風に揺れて一時もじっとしていない。
草丈は50cmほど。花は小さく、直径1cmほどだろうか。
学名の Delphinium は、ギリシャ語でイルカを意味する Delphis から。これは、つぼみの形が イルカに似ていることに由来する。 属和名はオオヒエンソウ属(大飛燕草属)である 。
海辺に近い砂地に自生するデルフィニウム Delphinium halteratum でした。
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(GKZ植物事典より) 和名は学名の音読みから。属名はギリシャ語の delphinos(=イルカ)を語源としている。蕾時の形状がイルカを連想させるからという。種小名は「ダンベル形の」の意。
デルフィニウム・ハルテラツムはキンポウゲ科の1年草である。茎は直立し、草丈は10~80㎝程度となる。葉は長い葉柄を持ち、葉身は線形に3裂する。裂片の縁部は全縁、先端部は刺状に突起し、茎に互生する。葉の表面は無毛で、光沢がある。5~9月頃に長い花茎の先に疎らな総状花序を出し、青紫色の5個の花弁状萼を見せ、背部の3個は合着し、長い筒状の距となり、後方に突き出て上方に湾曲する。花弁は2個である。花径は7~12㎜程度。花後の果実は、莢状で熟すと3個に開裂し、黒色の種子を内包する。 (GKZ植物事典より)
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