ゴマノハグサ科、Scrophulariaceae、ゴマノハグサ属、小アジア~地中海沿岸地方~中欧~北アフリカ原産、
学名:Scrophularia canina subsp.canina、
英名:Dog Figwort、French Dogwort、
葡名:Erva-das-escaldadelas、Erva-marmeleira、Escrofulária-de-cão、Escrofulária、
2018 年 5 月 4 日、 9 日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、
スクロフラリア・カニナ Scrophularia canina subsp.canina の花。
高さは20~60センチほど。花の大きさは4~5ミリと、非常に小さい。
開花期は5月から8月。標高0~700mに分布。ビーチの砂地にたくさんの株が生えていた。
チョウチョの幼虫がたくさん付いていた。スクロフラリア・カニナ Scrophularia canina subsp.canina でした。
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(GKZ植物事典より)和名は学名の音読みから。属名は、ラテン語の Scorophula(=病気の瘰癧:るいれき)に由来している。この属の植物が瘰癧治療に用いられたことによる。種小名・亜種名は「犬の」の意。
スクロフラリア・カニーナは、ゴマノオハグサ科の多年草である。本種は、原産地の項に記した地で標高0~800mまでの垂直分布を持ち、概して日当たりが良く、乾燥した岩礫地から砂礫地に自生する野草である。草丈は30~80㎝程度となる。茎は上部でよく分枝をする。茎は緑色で、多角形状に稜が走る。茎の周囲には白色の短細毛がつく。本種は全草からカンキンムシを思わせるような異臭を放つ。葉は、掌形に多深裂した楕円状で、茎に対生する。5~8月頃、茎頂並びに枝先に総状花序を出し、径4~5㎜程度で筒状の小花を疎らにつける。花色は白地に赤紫色の模様が入り、萼片は赤紫色となる。花後には3~4㎜程度の蒴果をつける。(GKZ植物事典より)
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