ナデシコ科、Caryophyllaceae、コリジオラ属、西地中海沿岸地域原産、有毒植物(根)、
学名:Corrigiola telephiifolia、
英名:Strapwort、葡名:Corrigiola telephifolia、
2014年11月12日、16日、ポルトガル、アレンテージョ地方で、2015年1月24日、10月29日、2020年7月19日、コスタ・アズール地方で、2009年6月21日、2015年12月23日、アルガルベ地方で撮影、
コリジオラ・テレフィイフォリア Corrigiola telephiifoliaの花。一緒に生えている額辺の赤花とは種小名が違うので、区別した。
花の直径は2mmほどと極小。肉眼ではなかなか確認できない。学名の Corrigiola は(紐)、の意。デジカメで撮って初めて5弁花だと確認できたほど。
顎弁も5枚、雄蕊は5本。花色は淡い緑をおびた白。草丈は10cmほど。匍匐して横に30~40cmほど広がる。
ポルトガルでは花の少ない11月、キノコ観察で森に入り、その開けた草地で確認。砒素など重金属を除去できるかもしれない植物だと研究が進んでいるとか。コリジオラ・テレフィイフォリア Corrigiola telephiifolia でした。
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(GKZ植物事典より) 和名は学名の音読みから。属名は、ギリシャ語で「紐状の」の意。種小名は「多肉質葉の」の意。
コリジオラ・テレフィフォリアはナデシコ科の多年草である。草丈は15~30㎝程度となる。茎は赤味を帯びており、30~40㎝程度地を横走しマット状に広まりを見せる。葉は、長さ1㎝程度の楕円状で、縁部は全縁、先端部は円頭、基部では幾分葉柄状に狭まり茎に対生する。4~10月頃、茎頂並びに枝先に集散花序を出し、径2㎜程度で5弁の淡緑白花を多数付ける。萼片も5個で花被片と同色。雄蕊も5個、雌蕊は1個。花後には長さ1~2㎜程度の蒴果をつけ、完熟すると割れて種子を放出する。本種は国際自然保護連盟(IUCN)では近い将来絶滅が危惧される種(LC)としてレッド・リストにリスト・アップされている。 (GKZ植物事典より)
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