ラン科、Orchidaceae、アナカンプティス属、ヨーロッパ~西アジア~北アフリカ原産、
学名:Anacamptis papilionacea、
和名:アナカンプティス・パピリオナケア、別名:オルキス・パピリオナケア、
英名:Butterfly Orchid、Pink-butterfly Orchid、
仏名:Grand orchis papillon、葡名:Erva-borboleta、
2014年4月6日、2016年2月29日、2018年5月1日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、
アナカンプティス・パピリオナケア Anacamptis papilionacea の花。
4月~6月開花。
名前の通りまさに舞う蝶を思わせる艶やかさで遠目にも目立つ。
アナカンプティス・パピリオナケア Anacamptis papilionacea でした。
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(GKZ植物事典より)和名は、学名の音読みから。属名はギリシャ語の ana(=上方へ、~に対する)と campto(=上がり、湾曲)の合成語から。旧属名の Orchisはギリシャ語で「睾丸」の意で、新旧のバルブの並ぶ様子からの命名であり、この語がラン科(Orchidaceae)の語源となっている。種小名は「蝶のような」の意。
アナカンプティス・パピリオケアは、ラン科の多年草である。本種は、原産地の項に記した開けた草原や灌木林等に自生の見られる地生蘭である。分布は、標高0~1800mの高度差を示す。草丈は15~40㎝程度となる。茎は緑色の円筒状で、表面に赤味を帯びた斑点がある。葉は、ほぼ線形~狭楕円形で基部ではロゼット状に広がる。縁部は全縁、先端部は幾分尖り、基部は茎を抱き、疎らに茎葉は互生する。原産地では、晩秋から初夏にかけて、茎上部に2~8個の花 を見せる。花は、径3㎝弱程度で、ラン科の花としては珍しく、花弁や萼片よりも、唇弁が異常に大きく発達し、前方に突き出す形状となる。その唇弁の横に花弁や萼片が抱え込むように開花することから、英名ではbutterfly orchidと呼ばれている。花色は、桃紫色地に濃桃紫色の条線模様が入る。(GKZ植物事典より)
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