アブラナ科、Brassicaceae、オニハマダイコン(カキレ)属、ヨーロッパ原産の1年草、
学名:Cakile maritima、異名:Eruca marina、
和名:カキレ・マリティマ、シーロケット、オニハマダイコン(鬼浜大根)、
英名:European Searocket、葡名:Eruca-maritima、
2011年3月、2015年2月12日、12月4日、2016年2月8日、2017年6月9日、2018年1月24日、25日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で、2018年1月15日、アルガルベ地方で撮影、
カキレ・マリティマ Cakile maritima の花。海 沿いに自生する植物に見られる特徴であるやや多肉質。
花の直径は8mmほど。芳香のある4弁花。花は総状花序につき、紅藤色、桃色、白色など。
肉厚の緑色の葉で草丈は15~40cmほど。葉は無毛で互生し線形から羽状に切れ込むものまである。
日当りと、風当たりの強いビーチや断崖の砂の中に自生する。
カキレ属は世界各地に15種類がある。カキレ・マリティマ Cakile maritima でした。
©2022 MUZVIT
(GKZ植物事典) 和名は、学名の音読みから。属名は本種のアラビア語名を語源としている。種小名は「海浜の」の意。
カキレ・マリティマは、アブラナ科の1年草である。本種は、ヨーロッパの沿海地の砂浜や海岸段丘などに自生の見られる野草である。茎は、砂上を這う、斜上 する、直立する等の形でマット状に広がり、大きな塊となる。草丈は15~40㎝程度となる。茎も葉も無毛で多肉質となる。茎は上部で良く分枝を繰り返す。 葉は狭楕円状であるが、縁部は羽状に深裂する。3~4月頃、茎頂並びに枝先に散形花序を出し、径8㎜程度で白色~淡桃紫色の4弁花を多数つける。開花時に は芳香を放つ。北米では、東西両海岸地帯で本種は帰化状態にある。(GKZ植物事典)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます