さてどこに泊まろうかな…やっぱり、ウィーン中心部のホテルはどこも高い。一泊くらいはシェーンブルン宮殿の中のホテルで、お姫様気分を満喫したいなと思い調べてみる。でも予想通り、予算オーバー。まあ、次の機会に。そして低価格帯のホテルを探す。でも、4泊6日間ずっとホテル暮らしをすると、それなりの金額。さらに食事時、毎回食べに出掛けるのもしんどい。だいたい、自分が食べたいものを注文できるのかも怪しい。
なので、アパートメントを借りて自炊することにした。大きな観光地だからだろうか、アパートメントが一日単位で借りられるのはありがたかった。ただし、最初の一泊だけは、空港リムジンバスのバス停近くにホテルを取る。夜遅くに着いて、そこから宿を探し回るのは恐ろしすぎる…実際、バス停に着いたのは夜8時過ぎだった。まあ、夏至も近かったので8時過ぎてもまだ明るかったが(それにしても、これだけ用心して宿を決めたのに、現地ではトラブル発生!)。
予約して数か月後、突然アパートメントの主からメールが届く。和訳するとこんな感じ。
ルールを変更することにした。予約しても無断キャンセルをしたり、
連絡がつかないゲストが多いから。
なので、3日以内に以下の口座に料金の半額を振り込んで欲しい。
でないとキャンセルにする。
うーん、困った。慌てて海外への送金方法を調べるが、私の口座ではできないらしい。困った挙句、返事をする。
わたしには海外に送金できる口座がないので、
お金はクレジットカードで払いたい。どうしたらいいか?
すぐに返事が来る。『あなたはserious guestだから当日、全額支払いで構わない』らしい。シリアスゲストって??深刻な客?ん?問題のある客??と不安になりながら辞書で調べると『真面目』という意味があるらしい。なーんだ。とにかく送金しなくてよいと分かり、ホッとする。
ああ、私の英語力って…。
seriousな私は、勉強することにする。