さてさて、見て回るところを決めたものの、どんなチケットを買って、どう楽しむかと悩む。
オペラ座、楽友会館、ウィーン少年合唱団は絶対行こう。でも…すべてを良い席で見るのは予算的にできない。特にオペラ座はビックリする位高いし、あまり安い席だと舞台が見えないらしい。お金を払って見えないっていうのも、悔しい。というか、見えない席でもお金を取るって、どうよ?
気を取り直して楽友会館を調べる。例のピアノコンサートが、黄金のホールで開催される。ホール、見てみたいよね。楽友会館の見学ツアーは英語とドイツ語のみ。聞き取れる自信がないので、楽友会館はピアノを聴きながら黄金の大ホールを堪能し、オペラ座はガイドツアー(日本語あり)で中を見学するだけにする。少年合唱団は…先の二つほどではないが、最前列は結構高い。オペラと違って姿が見える必要はないので、立ち見で聴くことにする。朝早く起きられるか、礼拝堂までたどり着けるか少し不安だけど、早めに行けば無料で聴けるらしい。
チケット購入は楽友会館のみ。そして、日本語のサイトがある。バッチリ…でもなかった。すべてが日本語になっているわけでもなく、どうしたらチケットを申し込めるのか、どこを見ても皆目分からない。仕方がないので、問い合わせのメールをする。日本語で。
返信はすぐに来た。英語で。日本語、読めたのかな?読めたなら、日本語で返信してほしいな(心のつぶやき)。
それによると、まだ申込期間ではないので『来年1月まで待て』ということらしい。その頃に、申込みのアイコンでも現れるのかな?
席は先着順で選べる。値段との折り合いで、舞台左手の2階席、最前列。勝手が分からず選んだ割には、奏者の手の動きもわかるし、特等席のお客の様子も見られ、ホール全体も見渡せるナイスな席だった。
当初25万円くらいで行けるかと思っていた。飛行機だけで15万円ちょっと。これに宿代277ユーロ(当時、1ユーロ135円くらいだった)。コンサートチケットが70ユーロ(手数料含。チケット自体は56ユーロ)だったが、クレジットカードで買ったら、そちらの手数料もかかって1万円を超えた。さらにパスポート申請、ウィーンでの交通費、食事、入場料、土産などなど。まあ、土産はいらないか?
むむっ…既に予算オーバーの兆し。
こんなにガンガン買い物をしている自分がちょっと怖くなる。小心者の私。