子どもが幼かったころ、町内会のお祭りなどでよくお菓子が配られた。子ども達、楽しそうに食べ散らかしてたなあ。私は、その配られるお菓子が好きでなかった。私が子供の頃よりは合成着色料を使ったスゴイ色のお菓子は減ったかもしれないけれど、それでも安い駄菓子は合成された添加物にまみれているものが多いと思う。
自分がお祭りの役員になったとき、そういうお菓子は嫌だなと思い、出来るだけ添加物の少ないものを選ぶようにしたかった。でも、予算の関係で…と言われるとムツカシイ。役員の中で『予算内で、良いお菓子を少しだけ』という選択には、なかなかならない。それよりも、駄菓子を山盛り賑やかにっていう感じ。ちょっとくらい、たまには、仕方ない…これが大人の常套句。よく考えると、どの言葉も嘘だと思う。イラっ。
何故子ども達が食べるものに(駄菓子なんて、明らかに子供がターゲット)、そんな添加物を使うかなあ?子どもが大切なら、そういった子ども向き菓子は作るべきではないし、買うべきでもないと思うんだけど。
体に安全かどうか分からない…というと、国の基準を満たしているから安全でしょ、と言われるかもしれない。でもね、添加物単体で、しかも人間より短い寿命の動物で実験して、その結果が安全の証拠になるのだろうか?複数の添加物を摂取したときの相互作用、長期間摂取したときの慢性的な影響、どれも現在進行形の人体実験に思える。
嫌だと言っても、何かしら合成添加物を摂って、私たちは生きていかざるを得ない。表示されているから、選べばいい云々という問題ではなく。選べる状況ばかりではない、経済的理由や物理的理由で。そもそも子供は、与えられたものを食べるしかない。みんな選べるなら、添加物の少ないものを選択すると思うんだけどなあ。選べないから摂取してしまう…違うかな?
話を戻すけれど、安全かどうか分からないものは、作った責任、そしてそれを支持した責任で大人が消費するのが筋だと思う。モノの言えない子どもには、もっと丁寧に作られたものを食べてもらいたい。これから成長する子たちには。
こうした弱い立場のものに『良くはないもの』を押し付けてしまうことって、あちこちで見受けられる。続きは次回に。
自分も知らぬうちにそういうことをしていないか??気を付けようと思う。