医大生・たきいです。

医大生的独言。

ドイツで卒業旅行#6-ミュンヘンでプロースト編-

2018-03-18 00:00:46 | 卒業旅行2018

「こんにちは」「ありがとう」に続いてドイツ人が知っている日本語は「カンパイ!」な気がします。すごい国だ。ドイツ語だと“Prost!”。由来はラテン語、「ご利益がありますように!」らしい。


プロースト! おれの顔がデカいのか、ジョッキがデカいのか。医大生・たきいです。





わたくし晴れ男なので、雪マークもついていたミュンヘンを晴れさせました。笑

ビールの都に来たらもう飲むしかないっすよね!

ホフブロイハウス

世界で一番有名なビアホールらしい。


ミュンヘンで「ビア・ビッテ」と言って出てくるのがこちらのヘレス。風味としては日本のビールに近い。


お姉さんからパンを買えます。


日本人的感覚からするとしょっぱいんですが、おかげでビールが進んでしまうという恐ろしい商品。


こちらは、黒ビール・デュンケル。個人的には結構好き。


レモネード割、ラードラー。飲んでる人も、写真撮ってる人も相当酔っ払ってそう。笑




料理もザ・ドイツって感じでおいしかった〜。




まだまだ飲むよ〜!!!
シュナイダー・ブロイハウス

地球の歩き方、南ドイツ版はクオリティ高いと思うのですが、今回も信じて正解でした。



日本語メニュー、神。

しかも美しい日本語で感謝感激です。


このとき、まだ朝。「たきいにはついていけない」と旅の友はノンアルコールビールをチョイス。


プロースト!!!
こちら、もちろんアルコールです。


白ソーセージが一番の名物。古くからの伝統を守って、12時までしか提供していない新鮮なソーセージなんだって。



飲んで、


飲みました。

どっちもヴァイツェンなんですが、黒っぽい色のもあるんですね〜。ヴァイツェンって全部白いのかと思ってた。


バカの一つ覚えで“es hat gut geschmeckt”とチェックのときに言ったら、「アリガト!」って言ってくれました。お店のお姉さんも優しかったし、こちらのお店、完全に日本人向け。これからミュンヘンに行かれる方はぜひぜひ。ダンケシェン!

ビールの都・ミュンヘン。

できることなら、
住みたい。







(見栄張って大きいサイズのビールばっかり頼んでみたけど、案外ドイツ人のおっちゃんは小さいサイズを頼んでて拍子抜けした人(笑))
医大生的コラム。医大生・たきいです。

ドイツで卒業旅行#5-ドイツ博物館1日満喫編-

2018-03-17 07:30:41 | 卒業旅行2018


展示フロアが17kmもあるという、世界最大級の自然科学と工業技術の博物館へと行って参りました。その模様をばお伝えいたします。全理系が大興奮。医大生・たきいです。




うーん、広すぎ!笑


動力系の展示。ひとつひとつがガチすぎる。


水たまりにコインを投げがちなのは万国共通か。使いどころの分からない1セント硬貨をわたくしも。


炭鉱採掘ジオラマが凄すぎた。宮城県民にすら伝わるかわからんけども、「細倉マインパーク」が1億倍すごくなった感じ(笑)


栃木県民のみなさま、大谷石採石場的なところもありました。


物理選択のわれわれがテンションがあがったのが、physicコーナー。

力のモーメントの解説に興奮。


中学生ころにやったよね、磁場の話。


摩擦を学べます。動摩擦力は質量にも比例するわけですな。


なんやこれ……と思って計算しちゃいました。笑


なるほど!!!
まっすぐ落とすのと斜めって落とすので、角度に依存せず時間が変わらないってことね!!!
美しい!!!笑


サーモグラフィー。笑


共鳴しちゃった。


そっか、バネの先端ってこういう動きしとるんか。


「自由落下」も展示しちゃいます。


昔懐かし砂鉄を使った実験。


思わず運動方程式を立てたくなる展示が憎い。


ほほーん、内部エネルギーとかの話ね。


「happy」のメーターは振り切れたけど、32歳判定されました。メガネ外すと20代だったから、メガネで老けるらしい。


美しい建物。


医学的話題ゾーンも。プラークできてるじゃん。


ウイルスって小さいんだぞ!ってことかな。


ブロンコ。呼吸細気管支の上皮の組織とかね。はいはい分かりますよ笑


昨日のブログで「ドイツ人女性タバコ吸い過ぎてて萎え」って書きましたが、「薬学」コーナーのトップにCOPDを持ってくるあたり、「ドイツ国民への啓蒙」を目的として建てられたという意志を感じました。


浮かび上がる冠動脈。


細胞の中に入れた!!(1年生のときにめっちゃ勉強させられたのに細胞内小器官の名称忘れ過ぎてて引いた)


結核の話もたっぷりと。日本こそこういう展示やったほうがいいのでは。


天然痘撲滅宣言か!


神経伝達の話も直感で分かる展示になっています。


産婦人科も。避妊具一覧。


アスピリンだ。


この博物館、イーザル川の中州にあるんですが、外の景色も美しい。


飛行機コーナーは名所らしいです。


源義経の凧だけじゃなくて、


ライト兄弟の飛行機!


陶芸も科学!陶芸部が歓喜!


登り窯がすごい。


大腿骨頭置換は製造技術の側面からの展示になっていました。


ガラス細工やってみたい。


紙の技術って日本に伝わったのって世界的には早いんだって。知らなかった〜。


朝から回っていたのに、気づいたら午後(笑)。ヨーロッパ的、目が回る螺旋階段。


数学も展示しちゃいます。黄金比パズル、解けず。笑


地球儀!疲れてきてこのへんからは駆け足。笑


大変充実しておりました。お土産売り場もガチ。


さすがに買わなかったけど、滑車の模型高校生のときなら欲しかったな。笑

たっぷり1日回れました。
ドイツに卒業旅行に来た理系の方。めちゃめちゃ話が弾むのでここは来るべきです。笑


もれなくこんなに歩けるので疲れるけども。笑

今日の結論。
scienceって世界共通の言語だ!




(“Japanese?”としかこれまで言われなかったのにここでだけ「你好」と言われて悔しかった人(笑))
医大生的コラム。医大生・たきいです。

ドイツで卒業旅行#4-さらばフランクフルト編-

2018-03-16 06:27:58 | 卒業旅行2018

「欧州の金髪美女といえばフランス人!」みたいなステレオタイプがありますが、若いドイツ人女性たちも負けず劣らず美しい。骨格がしっかりしている印象の方が多いような感じを受けますが、目鼻立ちのくっきりさには思わず見惚れてしまいます。特に横顔がよい。でもちょっと残念なことがあって、喫煙率があまりに高いこと。国試的には日本人女性の喫煙率は1割ほどと記憶していましたが、ドイツ人女性はなんと3割近く。この国は路上喫煙も許されている模様。石畳の上にスラッと立つ姿はものすごく良いのに、所構わずタバコを吸っているだけで魅力度3割減してしまっているのがいただけません。というわけで、非喫煙者で日本在住希望のドイツ人女性がいれば連絡ください(笑)。医大生・たきいです。





フランクフルト最終日。BSの旅番組に出てきそうなクラインマルクトハレに行きました。ややたどり着くまでの難易度が高いんですが、街中の地図の前で途方に暮れていたら紳士に助けていただきました。ダンケシェン。


種類がたくさんありすぎてもう分からない。


ここのチョコが有名らしい。


「このbirdをひとつずつください」
「birdじゃなくて、この子はchickenよ」
英語って難しい。笑


茹でソーセージの注文を、「地球の歩き方」仕込みのドイツ語でしてみたら、おばちゃんにめっちゃ褒められた。その後、我々に回答を求める質問は全部英語で聞いてくれる気配りも神。観光客の気持ちを全部分かってくれてる。ダンケシェン。


ドイツといえば白ワイン。2017年のリースリングはモノがいいんだよ。


って、インカメを使いこなすお店のおじちゃんが教えてくれた。「試飲させてくれるワインバーしか信用しちゃいけないぜ」とのこと。おかげさまで午前中から酔っ払い〜。


というわけでこれからミュンヘンへ!
ドイツ版新幹線ICEの中でももちろんビール!笑







(海外の事あるごとにニコッと笑う文化はマネしたい人(笑))
医大生的コラム。医大生・たきいです。

ドイツで卒業旅行#3-ケルンでハシゴ酒「何杯飲んでケルン」編-

2018-03-15 07:40:13 | 卒業旅行2018


大聖堂とビールの街、ケルンにやってきましたー! 前から来たかったから嬉しい〜! ドイツ入国後すぐに行く説とかもあったんですが、天気予報から晴れている日を選んだ采配が我ながら見事でした(笑)。医大生・たきいです。





でっかい…。さあ登るよ。


こういう構図で写真を撮ればデカさが伝わるでしょうか。


延々と続く螺旋階段がつらい…苦笑


ハァハァ…。息切れ。


中腹地点まで着きました。


足がパンパン。どんな人種の人も息切れしてた。


ライン川も美しい。

ケルンという街はよくできていて、大聖堂を登りきった人たちへのご褒美がたくさん用意されています。ケルン名産「ケルシュ」ビール。1杯200mL、「わんこそば」形式で提供されます。低音長期熟成のラガー的「下面発酵」な製造方法をとりながら、「上面発酵酵母」が用いられるという独特なビールです。ケルン近郊にある24銘柄だけがKölsch「ケルシュ」なんだって。火入れされていない「ナマモノ」なため、輸出できないご当地限定ビール。これは飲むしかない。


●1軒目 Sion


うまい!!!
大聖堂を登った疲れも一瞬にして吹き飛びます。日本の「生ビール」好きな人には絶対ケルシュおすすめ。死ぬまでに飲まなきゃ、生まれてきたことの意味が半減するくらいにうまい。日本人ウケするフレッシュな味。


名物の渦巻きソーセージうまかった。店員さんが気さくで、「コンニチハ!」「カンパイ!」「アリガトウ!」と日本語のオンパレード。流石は地球の歩き方掲載店。

まだまだ飲むよ〜!


●2軒目 Früh


うまい!!
1軒目よりもややキリッとしてる感じかな。


頼んでないけど自動的に次のが置かれる「わんこそば」形式。最初びっくりした。ケルンの洗礼です。

このペースで飲まされたら他の店行けなくなると、早めにお会計をして3軒目へ。笑


歩いて腹ごしらえ。こちらのホーエンツォレルン橋には、カップルの永遠の愛を示す南京錠がたくさん吊るさられています。。。


●3軒目 Gaffel


ここのは小麦が使われているらしく、より華やかな味わいでした。


●4軒目 Peters
酔っ払ってあんまり味覚えてない


Sauerbraten。マリネで煮込んだ牛肉もビールに合います。

4軒めぐったところでギブアップ。笑
全24銘柄を制覇するためにはあと5回ケルンに来なければなりません。笑

エビスもプレモルもスーパードライもキリンラガーも一番搾りもサッポロ黒ラベルも大好きというそこのあなた。絶対ケルシュが好きになるはず。オススメです。行ってよかった、ケルン。








(カメラマンにブログ用の写真と真顔の差がありすぎwwwと言われてしまった人(笑))
医大生的コラム。医大生・たきいです。

ドイツで卒業旅行#2-ヴュルツブルクでEs hat gut geschmeckt編-

2018-03-14 05:51:27 | 卒業旅行2018


インターシティで鉄道の旅。医大生・たきいです。






ドイツはとにかくパンがうまい。日本人がお米を食べている間に、ドイツ人は炭水化物部門の情熱を全て注いでるわけだからそりゃうまいですよね。街を歩いて見つけたパン屋さんはたくさんあったのですが、どこも美味しそうでした。

ドイツの鉄道は、このアプリさえあれば一安心なんです。

オンラインで予約して、そのままスマホのアプリが切符になっちゃうという優れもの。ドイツの鉄道は「改札がない」のが特徴。発車前にネットで予約して、そのまま乗り込めばOKです。やや複雑な割引システムもあるのですが、スマホの操作で勝手に割引してくれるので楽チン。乗車後は、車掌さんが回ってきたときにアプリから表示できるQRコード的なのを見せるだけ。車掌さんが首からかけているハイテク読み取り機でスキャンしてもらえればそれで終了です。列に並ぶ必要もないし、めっちゃ楽。「えきねっと」にもこのシステム見習ってほしいくらい。スマホの電池なくなると終わる、ってことだけは弱点ですが。笑

イマドキ医学部男子なので、ドイツ語全くわかりません。今の時代、英語だけ。というわけで、遅延の車内放送がドイツ語だけ流れても完全にお手上げなんですが、このアプリさえあれば一安心。


リアルタイムで最新の到着時刻が分かります。これは助かる。日本で愛用しているアプリ「Yahoo!乗り換え案内」よりも優れます。感動。


今日の目的地は、ヴュルツブルク。


医学部は名門だそう。ドイツ語版プロメテウスを発見しました。笑


世界のHaruki Murakamiに、


世界のMangaに、


世界のOrigami。
1日歩いただけでたくさんのJapanに出会いました。日本文化って影響力あったんですね。



ザ・ヨーロッパって感じのレジデンツに、


マリエン要塞。世界遺産シリーズ。趣のある街です。


街の中心部にあるマルクト広場。


「行列のできるソーセージスタンド」がめっちゃよかった。

ヴュルツブルク、有名どころだと長崎出島に来ていたシーボルトの出身地だそうです。オランダ人だと思ってました、ごめんなさい。ウィキペディアによると、鎖国時代に来日したとき、オランダ人と偽っていた過去もあるようですね。それにしてもよくそんな昔にはるばる日本まで来たね〜、シーボルトさん。

ヴュルツブルクはたくさんの偉人を輩出しているのですが、医学生としてはこちらも外せません。


Röntgen レントゲン博物館。第1回ノーベル物理学賞受賞のレントゲン先生。ヴュルツブルク大学内(おそらく)にあるのですが、こちらの大学、1402年に創立された超名門大学なんだとか。歴史ありすぎ。すげぇ。





さすがに入れなかったけど、当時の実験室的な部屋も保存されていてテンション上がりました。

放射線に関する医学史は、『医学生のための医学史』(感想記事はこちら)に分かりやすく書いてあります。こちらの本文を復習してからレントゲン博物館に行ったのでより楽しめました。ヴュルツブルク発のX線に関する世界初の論文“Magic rays”はここで書かれたんだなぁ、って。


ヴュルツブルクは、フランケンワインの名産地でもあります。車窓からたくさんワイン畑が見えてちょっと興奮。ランチからさっそくいただきました。そしてドイツの白ワインはうまい。ワイン苦手な人でもグイグイいけちゃいそうです。


愛してるよ、日本語メニュー有なお店。肉料理ばっかだし、そろそろお魚が食べたいところでした。ニシンのホワイトソースがけ的な。白ワインとの相性ええですわ。

ドイツ人のウェイターさんは分かりやすい英語でどなたも親切に接客してくださいます。感謝を伝えようと、文法も構文もよく分からないけどとりあえず暗記した

"Es hat gut geschmeckt."
(おいしかったです)

と言ってみました。エス・ハット・グート・ゲシュメクト。発音が合っているかは知らない。

ウェイターのお姉さん、“Goooooood!!!”と仰いながら割れんばかりの笑顔。初ドイツ語、たぶん通じた。なんか嬉しかった。

大学時代の語学は1年生のときにちょびっとだけ韓国語やっただけなんですが、うちの大学では当時開講すらされてなかったけど(今思うと医学部でドイツ語存在しない大学って超マイナーなのでは)ドイツ語もちょっとは勉強してみたかったなと思ったのでした。







(「イマドキの若者はドイツ語を学んでいないから」とネチネチ言うタイプの先生の年齢の境界線は何歳なのかが気になる人(笑))
医大生的コラム。医大生・たきいです。