医大生・たきいです。

医大生的独言。

足尾銅山旅紀行

2012-08-31 22:53:33 | 医大生的生活

友達が自動車学校の卒業検定に合格したとの報をもらったので、夕飯として、「でかから弁当」をお土産に帰った。合格を祝して一緒に食べる。すると、「ごめん、から揚げデカ過ぎてこんなに食えない」。…大変申し訳ございませんでした(笑)。とりあえず秋田の男よ合格おめでとう。医大生・たきいです。


本日は、満を持して突発企画旅行に行ってきた。場所はかの有名な足尾銅山である。この場所の選定の場面は数日前に遡る。筆者が鳥取の人の部屋に昼寝をしに行った時のことである。

「この夏どっか行ったの?」
「いやどこも行ってないよ」
「遊びには?」
「遊びにも行ってない。高校の友達浪人多くて遊べないけん」
「じゃ、旅行でも行くか(笑)」
「お、一緒にいいね」
「え、じゃあどこ行く」
「どっか近くていいとこないかな」
「あっ、仙台近いぜ」
「牛タン食いに行くか」

初めは仙台に行く予定だった。しかしながら冷静に考えて筆者は仙台出身である。案内はいくらでもできるにせよ、わざわざ遊びに行くのが億劫である。ましてや数日前に帰省から戻ってきたばかりである。筆者が仙台に行くのは馬鹿らしい。そこで、「な、仙台やめて栃木県内にしないか?」と提案すれば、快諾された。それが冷静な判断に違いない。

さて、どこに行くか。こういう時に、ネットは非常に便利である。ましてやスマホは便利である。鳥取の人の部屋で寝ころりながら調べる。

日光が出てくる。しかしそこは春先に学校行事で訪れている。さすがに同じところには行きたくない。そこで、もう少しスクロール。足尾銅山。これにピンときた。そのことを鳥取の人に告げれば彼もピンと来ていた。筆者も彼も日本史選択である。「高校生クイズ」なんてものにははるか遠く敵わないが、

「足尾銅山鉱毒事件!」
「田中正造!」
「天皇に直訴!」

という互いに関連したワードくらいは大学受験から離れた今でも瞬時に出てくるくらいには勉強してきた。受験勉強とは恐ろしいものである。とはいえ、文字面だけでは覚えている「足尾銅山」もどんなところかはよくわからない。となれば行ってみるしかない。日本史は興味がないという受験は地理選択だった男も強引に連れて3人で行ってきた。

ネットがあれば何でも調べられる。電車の乗り換えなんてものはお手の物である。…どうやら往復で7時間かかるらしい(笑)。しかも一回群馬県に出てから戻らなければならないようだ。まぁまぁ大学生の夏休み。時間はある。

小山駅から両毛線に乗り換える。ドアの開閉は手動、電車は1時間に一本、とてつもないローカル線である。車体は結構かっこいい。



桐生駅で乗り換え。そこ出身の子が看護学部にいたなと思いつつ、Twitterで「桐生なう」とつぶやけばその子に反応してもらってうれしかった(笑)。そんなことを思いつつ電車に揺れる。「わたらせ渓谷鐵道」に乗り換える。その子によれば「わたけい」という愛称で地元住民に親しまれているらしい。さらには乗るとフワフワするらしい。なるほど(笑)。渓谷を縫って進むような感覚は確かに「フワフワ」であった。



通洞駅で降りる。レトロ。



足尾銅山も近い。



さらにはトロッコにも乗れる。スピードが意外に速くて面白かった。



トロッコを降りるとそこは洞窟の中。涼しい。むしろ寒い。天井からは水が垂れる。途中、抗夫たちもお出迎え。



途中、「岩肌青色地帯」なんて標識があるから、「硫酸銅(Ⅱ)五水和物かね?」とかしゃべって周りの観光客から引かれる(笑)。なかなか充実した観光だった。腹も空いてきた。道を戻ると、途中「歴史館」があったので立ち寄ってみた。いかにも公民館のごとき風貌だったので入場無料を期待したのだが、入館料がかかるらしい。施設の人に姿を見られれば入場しないわけにはいかず、しぶしぶ財布を出す。

適当に見て回るかと見ていたら、施設のおじさんが解説してくれるらしい。拝聴する。結構真面目に聞く。日本史を履修していたおかげで結構面白い。

「大昔に足利市役所として使われた建物の写真と、東京駅の写真、何か思うところはありませんか?」
「あー似てますかね」
「そう、似てるという人がいるんです。なんと建築家が同じ」
「あー、辰野金吾ですか」
「…わ、すげー、よく知ってるね」

確かに風貌がヤンキーとなってしまった筆者、こういう知識があるとは施設のおじさんも驚きだろう(笑)。素晴らしい返答をして、おじさんのテンションを急上昇させてしまったか、突然の講義は延べ90分にも及んだ(笑)。明治初期の「日本銀行」と「第一銀行」を混同した発言をしてしまえば、おじさんはいきいきと訂正してくれた。それにしても90分とは大学の講義よりも長い。隣で話を聞いていた地理選択の友人は目が死んでいた。あ、ごめんw


電車の移動だけで7時間という旅。こんな贅沢な時間の使い方ができるのは学生のうちが最後だろう。一生記憶に残りそうな、有意義な一日であった。また行きたいかって?

ま、皆さんで行ってきてください(笑)。洞窟涼しくていいですよ?
デートのときは是非!!(爆)




(高校生クイズは日本史の分野だけそこそこいけた理系な人(笑))






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ティッシュ

2012-08-30 22:51:39 | 医大生的生活

男だけでサイゼリアに行けば、「せっかく男だけで来たんだからイカスミスパゲッティでも食いましょう」といって結局自分だけ注文することになるのが恒例であるが、女性とサイゼリアに行く機会に恵まれません。医大生・たきいです。

今日の朝早い時間、急に鳴り響いた携帯電話。やな予感が胸をよぎったが冷静になって通話ボタンにスライドした筆者。

「あっ、たきいくん?」
そうです。

「あのさ、ごめん」
何をしでかしてくれた。

「頭が痛くてさ」
なるほど。

「明日にしてくれる?」
「あ、いいよ休み。お大事にね」

時間の約束に従っていれば、起きて準備をしておくべき時間だったが、堂々と二度寝をしていたのでスマホを投げ捨てすぐさま寝床に飛び移る。電話の主は、鳥取の人である。筆者と波長が合う珍しい男である。突発的旅行を企画していて、昨日のブログでも出発宣言をしているほどだったが、やむなく明日へと延期になった。仕方がない。

したがって、今日は部屋の掃除をしていた。鳥取の人からもらったAKBのゆきりんのDVDを見つつ、ミヒマルの武道館ライブのDVDを見つつ。捗らないのは自明だが、夏休みとはそのようなものである。あまりの筆者の部屋の汚さに秋田の男が手伝ってくれた。筆者の机の上を掃除していた秋田の男は、ゴミ箱に行かされることなく燦爛としていたちり紙を手に取って突如こう言った。





「このティッシュ重いんだけど……」






(明日早起きな人(笑))







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ヒロコラボ

2012-08-29 23:16:57 | 医大生的生活

レトルトカレーすら作るのが億劫だったので、今日の夜はマックに行った。普段はあまり食べていないが、ふと食べたくなる瞬間があるものである。ひとりで行くのもなんなので、親友の秋田出身の男も連れて。駐輪場で広島出身の男とすれ違ったので彼もいっしょに3人で行った。その名前は忘れたが、売出し中の新商品のセットを購入してざっくばらんに談笑。飲み物Lサイズ100円のセールも存分に活用する。

すると、看護学部の女の子がマックに1人でやってきた。「ね、2回目じゃん」とのことだが、確かに昨晩もその彼女にはお好み焼き屋で偶然お会いしている。お持ち帰りの品が出来上がるのを待っている途中、その彼女は徐に僕らのところにやってきて、「たきい、自炊しないの?、しないよね。」と一方的に決めつけられた。筆者は部屋で米を炊いた食事はすべて自炊と呼ぶべきであるという信念を持っているのだが、世の中そう甘くはないのかもしれない…というのをなんとなく感じているので、大人しく「してません」と答えておいた。すぐさま呆れたように笑われる。なるほど、看護学部の女の子ともなれば、料理は得意なんだろう。だったら惨めな男たちに振る舞ってくれよと微かな期待を込めて、「自炊してるの?」と問う。すぐさま横に手を振るその彼女。「してないからいまここ(=マック)にいるんじゃん」。あぁ、そうですか(笑)。医大生・たきいです。

スマホをいじっていると、本日ヒロコ姉さんのアルバム、“ヒロコラボ♪~Featuring Collection~”の発売日だったことを思い出す。不覚にも予約を忘れていたのだが、大学近所のTSUTAYAに行く。ミニカレンダーのオマケをもらいつつ購入。コレクションアルバムということで、持っている曲がほとんどだが、CDを買うときというのはわくわくするものである。好きなアーティストの楽曲はCDで買っておきたい。たかがWalkmanに入れて終わりの情報も「カタチ」として購入したいのである。

CD付属のブックレットを眺める。きれいな女性の写真を見ると元気になるものだ。すると、1枚の割引券の同封を確認。

これは、これは。近日中に表参道に行くことになるかもしれない(笑)。大丈夫か、レポート。その前に明日は臨時企画プチ旅行を決行するので、今日は早めに就寝というところである。



(整形外科の主治医の先生に、「その頭、火事が起こってるのかい?」と言われた人(爆))





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浪人時代の友と会う

2012-08-28 23:59:59 | 医大生的生活

仙台に帰省中、他大学の友人に会って「9/3から学校が始まるぜ」と質問に答えればその場が固まってしまうことがよくあった。気の利くやつが「お前は中学生か」とツッコんでくれるくらいで、コメントのしようがないらしい。しかしながら事実であるから我輩としてはどうしようもなく、本日は新学期に備えて帰寮してまいりました。新幹線で自由席に乗ったのに座れてラッキー。I should be so lucky。医大生・たきいです。


寮の中を歩いていると先輩に出くわし、「お疲れ様です」と声をかければコンマ数秒の沈黙の後にニヤッとされ「噂の……」と反応されるのがお決まりのパターンであると認識しましたが、確かに筆者の豹変ぶりには全国があっ!と言っているようである。

ただ、大学の知り合いは皆出会ってからまだ1年も経っておらず、真面目な雰囲気しか漂わせていない筆者を見た期間は仙台の筆者の旧友たちと比べればはるかに短いわけであり、昨晩会う約束をしていた旧友たちはひどく驚いてくれると予想していたのだが、案の定求めていたリアクションを取ってくれ大変うれしくなった(笑)。流石はわが友である。

昨晩遊んだのは、予備校で1年間の浪人生活を共にした仲間たち。大学で出会った人たちに浪人生活について尋ねれば、必ずマイナスイメージの返答しか頂戴することができず、それがふつうであると筆者自身も思うのであるが、昨晩の友人たちは筆者を含めて「結構浪人生活楽しかった」と振り返る変人たちである。

浪人生活。確かにつらいこともあったが、おおむね楽しかった。筆者は特に、過去の記憶を楽しかった所しか記憶できないおめでたい性格の人間であるのだが、筆者以外の人間もそう振り返るので確かにそうなのであろう。何故そうなったのか大した理由は思い当たらないが、毎回の授業で教室の前に座り、講師のギャグに大声で笑いながら全力で授業を楽しんでいた。笑うとストレスも消えるのか。みんなで笑うのも重要な気がする。

そんなことはどうでもいいのだが、苦節の1年間を共にした仲間たちは一生の友であると確信している。利益のしがらみも、損得勘定も一切抜きにすべて本音で語り合える仲なのである。働くとは「孤独」なことなのであろうという気が最近漠然と思う。「孤独」でない仕事なんて、大した成果を残せないのではないか。だけど、同業者に本音で語り合えるそんな仲間がいるのは、心強いに違いない。医の道における大切さで、人間関係の占めるウェートは実に大きいと筆者は考える。

とはいえ「本音」は、次回の集まりでは幹事としてもっと人を集めようということだけなのだが。笑





(明日の膝の通院で主治医の先生から髪型についてツッコまれないか不安な人(笑))






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短いよ夏休み

2012-08-27 16:58:02 | 医大生的生活
今夜が仙台の自宅のベッド眠れる最後であり、些かの郷愁を感じます。広瀬川も見納めか。短い間ではありましたが、今回の帰省、たくさんの友達に会えました。有難う存じます。今宵は昨年苦節の浪人時代を過ごした友人たちと。愉快な気分で仙台を去れそうです。医大生・たきいです。

そういえば仙台の行きたかったラーメン屋行きそびれたなと、唇を歪ませて仙台都心部に向かうバスに揺られていると、窓ガラスから自転車に跨がる女子高生がたくさん見えた。もう新学期なのか。東京以西は8月いっぱい普通学校は夏休みのままと聞いたことがあるが、東北は8月下旬に学校が始まってしまうのだ。しかし、雪国の冬休みが長いとも思えず、東北の方が総じて休みを損している気がして小学生のころ不満に思っていたのだが実際のところどうなのか。実際に損していたところで、学力の西高東低という事実がもっと寂しくなるところではあるが。

大学に入ったところで、9/3から学校が始まってしまう筆者である。9月いっぱいは休みだよとかいう他校の人がいると残念な気持ちになる。夏休みの長さに恵まれない人生だと考えるのは思い過ごしなのであろうか。






(大学の学事課から電話が来て動揺した人(笑))





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