地味に毎年参加しているオープンキャンパスでした。他の大学はオープンキャンパスのお手伝いをするとバイト代がもらえるらしいのですが、うちの大学は弁当とスタッフTシャツのみです。けれど毎年、ちゃんと学生お手伝いの人が集まっているのって偉いことだと思います。他大より愛校心強めなのかな、とちょっぴり誇りではあります。医大生・たきいです。
立場上オープンキャンパスの手伝いやらないといけないっていうのもあるけれど、意外にもわたくし積極的にお手伝いしている派です。自分が高校1年生のときに、某旧帝大医学部のオープンキャンパスに行ってお兄さんから優しく話してもらって嬉しかったという経験がそうさせているのかもしれない。けど医学部志望だという高校生と話していると、初心が思い出せる気がして自分もがんばろうって思えるんです。だから貴重な夏休み1日を費やすのはちょっと嫌でもあるけれどやっている。
高校生から一番多かった質問が、「国語が苦手なんです」という話。浪人時代、本を100冊読んだ時間とか含めると国語の勉強時間が一番長かった気がするわたくしとしては、ハイハイ語っちゃいますよと、恩師の予備校の先生の講義内容を完コピで教えてきましたが、よくよく考えるとうちの大学って入試に国語なかった気がするし、質問する人間違っている気もするよ。点数取るにはまずは古文漢文・センター国語はパターン系の話は全面的に同意するし、自分ももっとその辺の点取る勉強気合入れておけば入る大学変わってたのかなと思わなくもないけど(笑)、わたくしに質問してきてくれたからには誠意を持って、「日本語とは何たるか」という話をしてしまいました。アツく語っている姿を同級生に見られて、医者より予備校講師のほうが向いてるよ、って言われた。俺もそう思う。「私国語は得意なんですけど」って言ってた女子高生さえもキラキラした目をして「新たな視点が持てました!」って言ってくれたときには嬉しかったです。医者やめたくなったら塾開こうかな。
国語の話を出されると、「ぼくブロガーなんですけど」と言わないわけにはいかないし、今年は大学の宣伝よりブログの宣伝に傾きました。学事課の皆様ごめんなさい。「息子と写真撮ってください」と頼んでくださったお母さんありがとうございました(笑)。息子さんの志望校合格をお祈りしております。
さらには母校の後輩が来てくれたのにはテンションが上がってしまって、話しちゃダメかもしれない系の内部の話まで教えてきちゃいました。笑
医学部ってどんなとこだろうって思っている高校生のみんなには、わたくしのお友達のこなりかほ氏が書いたこの対談記事がオススメですのでこちらもどうぞ。
医学部に入ってから知った医学部の実態(前編) │医大生たきいさんと対談―「こなりかほのそんなとこ」より
高校生と話して、やはりこちらもやる気が俄然出てきました。
終わり際に、オープンキャンパスのスタッフとしていらっしゃっていた県人会の先生から、
「そこの10年目くらいの風格がある先生は何科の先生だろうって一緒に来てたドクターと話していたんだけど、なんだ、たきいくんじゃないか」
って褒められてるのかディスられてるのかわからんコメントをもらったわたくしなのでした。
来年も暇だったらオープンキャンパスのお手伝いしようと思っているのでみなさん遊びに来てくださいね\(^o^)/
いろんな大学見学して、じっくり自分の将来と見つめ合ってみてください。
(もらい物の日本酒が増えすぎて消費しきれないから一緒に飲んでくれる人募集中な人(笑))