個人的な印象ですが、医大生ブロガーは成績上位者あるいは成績下位者のいずれかの人が多いような気がします。成績上位者も成績下位者も統計学的には「変わった人」ですので、ブロガーにそういう人が多いのもなるほど然るべき。しかし、わたくしはどうやらブロガーには珍しい成績中間層だったようです(笑)
・普段の成績イマイチ
・勉強時間不足気味
・正直焦っている
みたいなタイプの後輩のみなさまのお役に立てるように書きました。この記事、成績上位層の医学部生の先生方には全く参考にならないかと思いますので読まないでください(笑)
ブログのアクセスアップを狙って成績晒しました(笑)。本ブログがこれからCBTを受験する医大生の方々に何らかのお役に立てれば幸いです。医大生・たきいです。
【医大生・たきいのスペック】
・地方公立高校出身
・一浪
・大学入試は苦労した方
・浪人の夏に東大文系志望者抑えて大手予備校仙台校で日本史1位になるくらいの文系脳
・丸暗記苦手
・たまに大学の試験落とす要領の悪さ
【勉強の軌跡】
我が校は3年生の2月に受験。日本で一番早いらしい。
11月全体 東医体運営の仕事が忙しすぎて勉強全く手につかず(笑)
11月下旬 病理が再試にかかりCBTどころじゃない状況に成長発達わず―医大生・たきいです。2014/11/18
12月上旬 ようやくQBを購入 CBTまであと78日だからQB買ってみた―医大生・たきいです。2014/12/2
12月上旬 無勉で受けたCBT模試が75%ほど
12月下旬 忘年会三昧で勉強手につかず
1月上旬 新年会三昧で勉強手につかず
1月中旬 東医体運営の仕事の忙しさがMAXに、勉強なんて二の次三の次
1月下旬 大学の試験に8科目も追われていたらCBTの勉強とか無理っす
2月1日 ようやくCBT向けの勉強開始(笑)
2月18日 CBT本番CBTわず―医大生・たきいです。2015/2/18
2月21日 OSCE本番
【勉強計画】
というわけで、正味2週間強しか勉強する時間ありませんでした(笑)。東医体運営本部じゃなかったら…と何回嘆いたことか。
勉強時間的には明らかに下位層と思われます。効率とか考える前にただひたすらやるしかない状況。ただひたすらクエバンやるのが計画です。
話に聞くところ、CBTの段階からビデオ講義を受ける文化のある大学も多いようですが、うちにはそういった文化がなかったので一切やっておりません。
【目標】
・是が非でも合格
あわよくば
・自分の出席番号(たきい…)より上の順位
・80%
【使用教材】
・QBvol.1
・QBvol.2
・QBvol.3
クエスチョン・バンク CBT 2016 vol.1: プール問題 基礎編 | |
国試対策問題編集委員会 | |
メディックメディア |
クエスチョン・バンク CBT 2016 vol.2: プール問題 臨床前編 | |
国試対策問題編集委員会 | |
メディックメディア |
クエスチョン・バンク CBT 2016 vol.3: プール問題 臨床後編 | |
国試対策問題編集委員会 | |
メディックメディア |
これ解かずして凡人医大生のCBT合格はありえません。1~3を一周+理解できなかったところ・間違えたところを見直しという程度のやりこみ度です。2週間だとこれが限界でした。たきい以下の勉強量の人の中には2、3だけやったという人も。QB掲載問題と同一問題が本番では散見されました。一応vol4,5も買ってはいましたが時間切れで全く手つかず(笑)。金の無駄だった(笑)。後輩に新品同様のQBを譲り与えるという結果に。因みにあまりに古い版のは問題の傾向がやや違うようなので使わないほうがいいです。なお、「こあかり」派の大学もあるようですが、自分の大学で多く使われているものの方が自分の勉強の進捗度が測れていいと思います。
・大学配布資料
意外にあなどれません。試験前にしか勉強しないタイプの学生は特に、過去に受けてきた校内試験の対策に使った資料が有効です。急がば回れ。過去の試験前に必死に覚えた事柄が頭の中でつながってくると知識が定着してきた証拠かも。
・レビューブック内科・外科
医師国家試験のためのレビューブック 内科・外科 | |
国試対策問題編集委員会 | |
メディックメディア |
上級生はみんな持ってる「イヤーノート」の簡略版。同級生がみんなレビューブック買ってたので一応自分も買いましたがあまり活用できず。
・100%小児科
小児科(国試マニュアル100%) | |
KM100%編集委員会 | |
医学教育出版社 |
試験対策用に実に優秀です。小児科の試験期間含めて5周くらい読みました。小児科の内容とはいえども、凡人医学生レベルでは薄い内科学書として機能するのが肝。
【勉強方法】
1.QB解く
2.分からん
3.分からなかったところのポイントをノートにまとめる
4.脳の貧弱な容量に見切りをつけて、まとめは各診療科B5ノート見開きまでと決める
QBはページ数多すぎる故にその場その場で書きこんでも後の見直しが面倒です。ノートでもなんでもいいので暗記用ペーパー作っておくのが吉かと思います。
【成績】
コア・カリキュラム大項目 出題割合
A 約5% 基本事項
B 約20% 医学一般
C 約40% 人体各器官の正常構造と機能、病態、診断、治療
D 約10% 全身におよぶ生理的変化、病態、診断、治療
E 約15% 診療の基本
F 約10% 医学・医療と社会
「全身におよぶ生理的変化、病態、診断、治療」の成績が著しく悪いですが、いかにも大事そうなタイトルですし、このままだと医者じゃなくて人殺しになってしまいそうなのでもう少しちゃんと勉強しようと心を新たにした次第です(笑)
【模試より本番の成績は上がる…?】
一般的にこう言われていますが、筆者の場合は模試とほぼ同スコアでした。難易度の高い問題は削除問題となるから、というのが一般論の根拠のようですが、
・次のうちトリプレットリピート病は?→脆弱X症候群!
・シルデナフィルの機序、この反応図のどこを阻害?→常識っす
みたいに「自分はなんか知ってたから即答できてしまったけど正答率低そうな削除問題とおぼしき問題」が多数あったのが、模試からパーセンテージの上がらなかった理由かも。
【総括】
情けないくらい勉強時間が足りなかったですが、直前2週間だけは死ぬ気で勉強しました。絶望的な状況の中でよく頑張れたと思います。しかし、「自分の出席番号より上の順位」「80%」という2大目標がいずれも達成できなかったので正直悔しいです。
しかもこの得点率では、基本的な医学知識にまだ抜けがある気がします。いよいよ始まる病棟実習。できる医者になるには、人より頑張らないといけないかもしれません。勉強欲出てきました。
これまで偉そうにいろいろ書いたのもあくまでも129人中78位の人の話なことをお忘れなく。
このことを踏まえて各人よくよく考えていただくのが合格への近道かと思います。
最後に、CBT直前に一緒に勉強頑張ってくれた岡山、熊本、佐賀出身の同級生に感謝いたします。
(久々に気合い入れてブログ書いた人(笑))
それすなわちMr. 中央値。俺。
2週間は素直にすごいかと
再試にむけて早めに準備したいと思います。