気づけば、明日から文月らしい。早いものだ。本格的な夏の到来である。栃木はついにじりじりとした暑さになってきた。すなわち、グラウンドの水は蒸発してしまい、風が吹けば砂が舞う。そんな状態を防ぐためには、水を一面に撒かねばならぬ。傍から見れば、水を撒いている人の周りは涼しげな雰囲気が漂い、水の軌道の上には、光の分散で虹がかかっているものだからずいぶんと風流に見えるのかもしれないが、あの水はくさい。ドブのにおいがする。水を撒く人は必死である。膝の怪我で久しくグラウンドを駆け巡ることはできないので、水撒きのプロフェッショナルと呼ばれる日も近いかもしれません(笑)。ひと夏はドブのにおいとともに過ぎ去りそう。医大生・たきいです。
さて、テストが近くなると、ほかの教科の教科書でも読みたくなるのが人の性というものである。「テスト前についつい掃除をしてしまう」というあの現象と同じくテスト前症候群のうちの一つだ。今日読んだのは医学専門課程で扱う膨大な知識をたった一冊で網羅しているという大胆な企画の本。因みにその著者は講義をしていた先生である(笑)。いんぜ(略)。本の初めのほうのページなんてたいていはまともに読まないものだが、読むとしたらこのような機会しかない。その本の中に、医療従事者のコミュニケーションに関する記述で面白いものがあった。
『男性の医学生、医師が、臨床現場で若い女性から手を握り締めてこられたら、「どうしましたか」と尋ね、連絡先を教えてくれと頼まれたら、丁寧に断る』
まぁでも、手を握り締めてくるその若い女性が綺麗な人だったら連絡先でもなんでも教えてしまうに違いありませんけれども。むしろ自分から女性の連絡先を聞きたいくらいである。自分から手を握ってしまうと訴えられかねないのでその衝動を抑えるのに必死なはずである。
その場合はこのように叙述できよう。
『男性の医学生、医師は、臨床現場で、あまりにも美しくて自分のタイプな若い女性から手を握り締めてこられたら、(どうしましたか、俺)と心の中でつぶやき体が熱くなり、連絡先を教えて…と上目づかいで言われたら、丁寧に断っている素振りを周囲の看護師に見せながら、紙に書いたケータイのアドレスを渡す。』
所詮、医者も男である。
アホなことを考えていたら、もしかして「臨床現場で」がここでは重要なキーワードですかなるほど。受験生時代から相変わらず読解力が欠如しております。プロとしてのけじめを持つべしという意味だったのかな、前述の記載は。なるほどねぇ。プロの道は険しいものだ。ましてや6年間でその術を身につけよとはずいぶんと無理なお願いな気がしてならない。
しかしながら果たして、かかるけじめを持てなかった経験を持つ医師の数は如何に。意外と多いのではないかと思うのは邪推か。
(「焼うどん」のことを、小さいころ「野球丼」だと思っていた人(笑))
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