
最新版イヤーノートが本日発売となりました! さっそくゲットしたミーハーなわたくしであります。「アプリも買うと7月末日まで期間限定でコミコミ3万円でいけるよ!」というのがメディックメディア社のウリですが、購入の動機のひとつには「ブログネタにしよう!」という邪な気持ちもあったと正直に告白させてください。痛い出費だったと思わないように適切に使っていきたい所存です。よかったらみなさんも一緒にポチってくださいね(笑)。医大生・たきいです。
![]() | イヤーノート 2018 内科・外科編 |
岡庭 豊 | |
メディックメディア |
年末の総合判定試験で「イヤーノートに載ってた!」というセリフを周囲の同級生たちが連発していて、
「俺、そもそも持っていない」
と精神的に動揺がハンパなかったのが今回購入に至った一番の動機です。先輩からのおさがりをもらう人が多い印象ですが、くれそうな「先輩」(高校の同級生)に「“2015年版”しかあげねーよ」とケチなことを言われたので新しいやつ買っちゃうかとなったという個人的な事情もありますが(笑)
「医師国試受験生のほとんどが持っている」
(「まえがき」より引用)
という脅し文句こそ本書の特徴を端的に示した一文ですが、とりあえず持っておくかという医学生も多いでしょう。そういう側面もありました。
イヤーノートは、
「とりあえず調べよう」
「あれ、これって何だっけ」
「模試の復習のお供として机の上に」
などという場面で威力を発揮してくれたという人がうちの大学では多いようなので、自分もその流れに乗ることにしました。「イヤーノートは教科書ではない」という指摘や、臨床の最先端にいらっしゃる先生の「イヤーノートには誤りも書いてある」というご指摘もしばしば受けるところですので、上手に使えるか否かが3万円の明暗を分けそうです。やはり国試の勉強の王道はMTM先生の云うところの「覚えない!考える!」なんでしょうからね。
購入に当たっての注意点としては、
・2018版アプリの発売は4月3日から
・編集が反映されている国試は110回(2016年2月施行)まで
の2点でしょうか。「さっそくiPadにアプリも入れよう!」「111回も反映されているはず!」と誤解していたのでちょっとがっかりでした。ああ3万円。でもそこは気持ちを切り替えます。今年は4月3日が月曜日という恐ろしいカレンダーのせいで実習が3日から始まってしまうのですが、新学期実習初日にイヤーノートアプリを召喚して意識高めにいってみること、112回受験生にとってどうせ111回は一番やりこまなければいけない過去問なので、イヤーノートに自分で補足できるくらいにやりこもうという今後のプランです。
早速買って教室に持っていったら、「イヤーノートって本当にちゃんと更新されているの?」とツッコんできた同級生がいたのでいくつか調べてみました。112回医師国家試験から適用の「平成30年度版ブループリント<医師国家試験設計表>」とイヤーノート2018とを、最近疾患名が変わったシリーズで比較してみました。
その1 PBC

2016年に「肝硬変」から「胆管炎」に変わりました。肝硬変まで進展せず、早期診断できるようになったためです。ブループリントには古い疾患名と併記されていますが、恐らくブループリント作成時にはまだ新しい疾患名に変わっていなかったのでしょう。

イヤーノートではバッチリ直っています。
その2 ITP

ピロリ菌感染との関連が明確となり、「特発性」ではなく「免疫性」に変わりました。

最初の標記こそ「特発性」のままでしたが、
きちんと補足されています。
というわけで、情報はよくアップデートされているようです。

初めて使うイヤーノートなんですが、いろいろオマケもついてくるんですね。

いわゆる「イヤーノート」。今年で27版らしい。厚すぎ。

「便利」と言っている人が多いカラーアトラス。

みんな白衣のポケットに入れてたやつこれだったのか!今知ったよ!(笑)

専門医試験の正文帳。

疾患ごとの近年の動向やガイドラインの抜粋集です。案外使える予感。年末年始あたりに心の余裕があったら「医大生・たきいの112回国試予想!」みたいな下らないブログを書いてPV数を稼ぎたいという気持ちでいっぱいなんですが(笑)、そのための参考書として重宝しそうです。使い方違う気がするけど。
ブログをご覧の全国の医学部5年生のみなさま、恐ろしいことに国試まであと1年を切ってしまいました! ともにがんばりましょう!
(割と今勉強欲が高まっている人(笑))

![]() | ハリソン内科学 第5版 |
福井次矢,黒川 清 | |
メディカルサイエンスインターナショナル |