お部屋探しは「少ない必須条件」で、ご不満点は「具体的に」

お部屋探しで、
1回目のご内見で決まらなかったお客さまが、
2回目には必須条件をより多く追加設定して内見に望まれました。



…これ、逆のほうがよいと思うのです。必須条件はできるだけ減らしていったほうがいいです。
必須条件を増やすと、その分候補となるお部屋が減りますので。

例えば、本日田町周辺(おおむね徒歩30分圏内)でご紹介できるお部屋は
全部で756件、
うち、賃料+共益費　12万円以下は、252件、
更にそのうち、室内洗濯機置き場ありは　197件、
更にそのうち、バス・トイレ別は　150件、
更にそのうち、2階以上は135件、
更にそのうち、オートロックありは100件
となります。

そこに例えば、
更に築15年以内　という条件を入れると、53件に、
更にそのうち、駅徒歩7分以内は、　26件
となり、候補がどんどん減っていきます。

必須条件は、できる限り減らされたほうがよいです。
ご自身の、物件探しの可能性(チャンス)がどんどん減っていってしまいますので。


ところで、1回目のご内見でお決めにならなかった理由は
果たして、
築15年以内でなかったことや、
駅徒歩7分以内でなかったことなのでしょうか。


1回目のご内見で見た物件Aにおいて、
何がご不満だったのか(どんな理由でお選びにならなかったのか)を、
「具体的に」早めにお教えいただきたいのです。
(物件に対する批判はしないほうがいいと思われるかも知れませんが、
是非ご意見ご感想は伺いたいのです。)

それは例えば、
築15年以内という条件では満たせないもの
だったかも知れません。
(例えば「部屋がなんとなく暗い」といったもの。
逆に築15年以上でも明るいお部屋はあります。)

また、駅徒歩7分以内という条件では満たせないもの
だったかも知れません。
(「表通りだけで帰れる物件が良かった」といったもの。
逆に駅徒歩7分以内でなくても、表通りだけで帰れる物件はあります。)

ご不満点は「具体的に」教えていただくのが重要だと思います。



また、
必須でない条件の「細かい点数化」はあまりおすすめできません。
(段階が細かい点数化(5点満点とか、10点満点とか)をすると、各ご希望条件に対する適合度が
ぼやけてしまうように思います。）

せいぜい、○、△、×で評価して、
○＝2点、
△＝1点、
×＝0点
といった感じでシンプルに合計するのが
よいと思います。

(点数化するのはあくまで、「なくても大丈夫なもの」です。
例えば「宅配BOX必須」なのに点数のグループのほうに入れると、
宅配BOXのないお部屋が上位に来てしまうことがあります。
点数化は「必須な条件」のものを含めてはいけません。)

参考になりましたら幸いです。

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