何かを深めてこだわり、一つのことに集中して生きている人って、ああ羨まし。
かくいう自分も文章に、幼い頃からかれこれ三十ん年にもおよんで日記、エッセイ、絵本、翻訳と、文字の世界に集中して生きてきました~
のですが…趣味という趣味は多種に亘りすぎ、広く浅~くって感じで、どれもこれも誇れるものなどありません~
みんなトバ口で終り、とても達人の域には及ばず。
そしてそのきっかけを語り、少しの経験を「こんな感じだった」というニュアンスみたいな感覚でちょっと語る…
情けない~あきまへんな。
だから、蝶だけを集めている人、ヨットに熱い人、社交ダンスを楽しむ人、それだけを趣味にしているっていうのが、すごくカッコよく、そして羨ましい~
まあ人をそんなに羨んでもしかたありませんね…やめましょう。自分は自分ってことで。
年末、大掃除をしてましたら、意外な場所から変なモノが出てきました。キッチンの薬置き場からです~
枝豆の観察とその感想文。そして種の会社のお礼文でした。
お土産まで送ってくれました~カスミソウの種
その経緯は~
テラスで枝豆を栽培しました。ルイボスティの飲みカスを土に撒くと、どんどん成長しましたね。りっぱな茎に肉厚の葉。さぞ大きな枝豆ができる事だろうと楽しみにしてました~4,5年前です。
そのえだまめの質素な白い花とやらも、楽しみの一つでした~
ところが、なかなか咲かない…。
朝から晩まで、気にして眺め、葉を裏返したり触ったり、でも咲かない。
結局、花が咲かずに実をつけたのです。ん?なんで?
ということで、種の会社に質問しました。それもハガキです。文章で尋ねました。
「そんなに喜んで観察していただき、また、栽培していただいてありがとうございます…一同感謝もうしあげます…中略…花を咲かせず実を結ぶものなどありません。きっと咲いたのだと思われます」とありました。
こんなに観察していたのに、こんなに厳しい眼で観察していたのに、その目をかいくぐって咲いたと、いうわけです
実際に育てている私より、遠くの生みの親が「それでも咲いたのだ」というので、咲いたのだと思います。
原理から言っても花が咲かずに実がなるっていうのは、おかしい
しかし~もしそうだとしたら、画期的な種です。ノーベル賞モノです。
というわけで、この冬が過ぎたら、またこの種を育ててみようかと思いま~す。
その頃の自分、趣味は、種の品質改良。まちがいなく、やってるでしょうね。厳しい目を光らせてますね