目に止まったのはイラスト~食卓かぁ…。
財布にあまりお金が入ってなかったので、実物が印刷されたハガキを買ってきました。
作者はイラストレーター/栗乃木ハルミさん。
食卓の絵っていいな。今にも横から手が伸びてきて、おしゃべりが聞こえてきそう。
食卓に食卓の絵ってしつこいけれど、やっぱりこれ、食卓に置きました。ごちゃごちゃ感はうちとはちがうけれど、色も匂いもちがうけれど、やっぱり楽しいってところが似ている。いいじゃん、これ。
一日静かに仕事しているせいか「終わった!」とその後は、喧騒とした感じが意外と疲れを癒してくれますね。吹っ飛ぶ感じ。だから街をウロウロして帰ります~
食事の思い出ってありますか?このイラスト、ちょっと日本離れした欧米的食卓ですが、この絵を見ていると思い出す食卓があります。
毎日毎日こんなにご飯を食べているのに、浮かんでくる食卓の思い出ってそんなにないのがほんとに不思議。
まず思い出すのが小学校の頃。特に夏休みかな。家庭にクーラーがない時代。扇風機がまわる食卓。
そして夫君と初めて入ったフレンチの店。緊張してなに食べたか覚えてないけど、フォークとナイフがかなり邪魔だった。その店に入ったことを悔やみながら食べて、とにかく食べるのに時間がかかった。今になるとこれがおもしろい。
あとは毎年の正月、実家での食卓。大人数集り、飲んで食べて騒いで、最後は老いも若きもめちゃめちゃになる。
思い出す食卓って、そのぐらいかな~少ない…
どれもこれも立派な献立だったわけでもなく、テーブルコーディネートがよかったわけでもなく、ハプニングが起きたわけでもない…じゃあなんだろ?
考えるに、食卓には人の声や表情が残ってるね。小食だった私に「おかずだけでもしっかり食べなさい」と言った母の声。
ふざけながら食べたりして、行儀が悪いと、父は箸を持ち替え太い所で私のオデコをコン。味噌汁をこぼした弟に慌てる母の顔。汗かいていた。
食卓の思い出って、子どもにはとっても大事だ~。
ご飯を一緒に食べると親近感がわいたりする。だから友達になれるよね。食卓を囲むと心開く。食事は栄養を摂取する行為だけど、それだけじゃあない。
最近一人で食事をすることがままあるけど、その食卓では思い出さなかった過去の食卓が、このイラストから見えてくるのがとっても不思議。
家族、それぞれがとっても忙しい時期ってありますね。なかなかいっしょに食事ができないけれど、過去にたくさん食卓の思い出があるって、心強い。
たまには一人でゆっくり食べたい、そう思えるからね。