イヌもネコも「ミアキス」という先祖から別れていった食肉性の動物です。
ですから、イヌとネコは同じ先祖から別れていったのです。
イヌは草原に、ネコは森林に住むところ変えて進化して行きました。
イヌは走るのが得意で、疲れを知らないマラソンランナーです。
草原のシカなどを、群れで相手が疲れてへたり込むまで追いかけて、
捕まえていました。群れ社会で生活していたため上下関係が生まれ、
リーダーをトップにする階級社会だったのです。
ネコは森林で単独で暮らすようになり、木登りのために爪が鋭くなりました。
しかも、森林は暗く、主に夜に活動するネズミを捕まえるため、
目が発達して、暗闇でも見える目になったのです。
同じ先祖ですが、単独と群れという生活の仕方がまるで違うので、
イヌとネコは性格もまるで違う動物になったのです。
イヌ好きの人、ネコ好きの人は、それぞれの性格に共感するところがあって
好きになるわけで、やはりイヌ好きの人は、主従関係のはっきりしているところ
に惹かれ、ネコ好きの人は、気ままな不干渉主義に惹かれます。
どちらが良い、悪いと言うことでなく、好き嫌いのちがいでしょう。
私は、ネコのわがままで、言うことを聞かず、自分勝手なところに惹かれます。
ネコとお付き合いするのは大変ですが、そのぶんうまくゆくとべたべたになり
それもまた楽しいことです。
たとえネコの奴隷に身を落としても、おつきあいはやめられないです。