
おっぱいを飲む赤ちゃんねこ(写真は「ねこナビ」より)
ネコのご先祖様は、自然界では体が小さく、肉食系ですが弱者でした。
少し体の大きい肉食系の動物にも狙われて食べられてしまうこともしばしば、
このため、ネズミほどではありませんが、多産系の動物になっていったのです。
飼いネコになってもそれは変わりませんでした。
また、ネコは、交尾排卵といって、交尾の刺激で排卵するので、受精率はきわめて高く、
ほとんど、交尾した数だけ子どもが生まれます。
子を産む数は、一回で4〜8頭です。
生まれた子が多いときは、赤ちゃんが乳首を巡って争うこともあります。
でも、赤ちゃんが飲む乳首は、ケンカを防ぐため、それぞれ決まっているのです。
乳首のにおいで判断し、赤ちゃん同士が乳首を巡って争うことがないのです。
ですから、授乳中の母親のお腹を洗ったりすると、赤ちゃんは大混乱し、自分の乳首がどれか分からなくなり、乳首を巡ってけんかがあちこちで起こります。
あかちゃんは爪の出し入れがまだ出来ず、爪は出しっ放しになっています。
そのためケンカが起こると、お互い傷付け合ってしまいます。
これを避けるために、匂いによって、自分のお乳を決めているのです。