麻薬捜査にはむかないネコ、そんなことやりたくないわよ!
麻薬捜査犬というのが空港にいます。ものすごく優れたイヌの嗅覚で、どんなところに隠しても麻薬の匂いを嗅ぎ付け、探し出します。
この前テレビで見たのは、食品の匂いを嗅ぎトランクの前に座って、係員に教えるイヌがいました。食品類は、持ち込みが禁止されているのに、中国からの人に違法に持ち込む人が多いのですね。
イヌの嗅覚細胞は鼻に10億個もあるそうです。ネコは2億、人間は4000万です。ネコも結構嗅覚細胞が多く、鼻がききますが、麻薬捜査ネコにはなれません。
それは、鼻の性能だけではなく、捜査には、人との関係が大事だからです。イヌは人に忠実で、ほめてもらおうと、麻薬や食品の匂いを懸命に探し、見つけると係員に知らせます。そして、よくやったとほめてもらいます。イヌはこれが最高にうれしいことなんです。
しかし、ネコは、人にほめられるために行動することはありませんと、いいきっていいでしょう。ものすごく自己中心的な考えをもつ動物なので、人を喜ばしてやろう、ほめてもらおう、などと100%考えないのです。ですから、麻薬捜査ネコも食品チェックネコもあり得ない話なのです。
せっかくの能力を持ちながら・・・でもネコはそれでいいのです。人のそばで寝ているだけで、人を癒やしてくれますからね。そうですよね。みなさん。