10月25日～11月7日まで中国の河北省石家荘市，滄州市そして呉橋県の3か所で開催されている第17回中国呉橋国際雑技芸術祭．
アメリカ，フランス，ロシア，北朝鮮，モンゴルなどなど18ヶ国の30の演目が参加した今回の大会で沈阳雑技団が見事に金賞を獲得したみたいです．
沈阳っていうのは日本でいう《瀋陽》のことで，いわゆる東北地方ですね．
獲得した演目は《炫彩车技》という自転車の演技．
これまでの自転車の演技から道具を一新し，新しい動きを加えて新しい演目にしあがっていて
実は演じられた頃から現地で見られている方がWeChatなどで「すごい！」と写真や短い動画をあげてくれたりしてました．
これだけならそれほど新鮮味はないですが
これは面白い！
《跑背》というまあそのまんまの名前の技なんですが，背を歩くという技．
これは生で見てみたいって思わされますね．
そして団体だからこそなせる技でもあって，ある意味中国の雑技団だからこその技だと思います．
沈阳雑技団は民音による日本公演の実績もある雑技団なので期待しちゃいます．
ちなみにこの演目は演出や構成面では済南市雑技団の李春燕さんが，技術指導の面では中国雑技団の孙力力さんが協力しているみたいで
こういった雑技団という団体を超えた協力があって生まれた演目のようで，そういう合作が行われているのに嬉しくなります．
なお過去に書いたことがありますが，済南市雑技団っていうのはシルクドゥソレイユのZEDでラッソを演じてたメンバーがいる雑技団なので
実はシルクファンにもなじみがある雑技団だったりするんですよ．
沈阳雑技団の皆さん金賞獲得おめでとうございます！
